こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

潜  む  な  ぞ

2021-02-18 10:26:43 | Weblog
産業分野全体で吐き出している

CO2の総排出量が

年間330億トンにも上っている

温室効果ガスであるCO2が

何故

大気圏内での計測で

たった410ppmしか

残っていないのか

という疑問が

これまでずっと放置された

ままになっていた


この疑問に答えた

ひとがいなかったからである

実態を知らなければ

起きている変化の意味

を正しく知ることは

できない


だから誰も問題視したこと

すらなかった

ということであるらしい

この疑問に答えた人は

これまでに

たった一人もいなかった

のだ


大気中に放出された

大量のCO2が

何故

たったの410ppmしか

残っていないのか

この問題に答えることができないと

気候変動の真因を探ることは

できない


ppmという表記は百万分の一

百分比なら

0, 041%

年間総排出量が330憶トン

という大量となっているのに対し

残留量はたったのこれだけ


その差は一体

どこへいってしまったのだろうか

温暖化現象には

たくさんの謎がある


メタンガスとフロンガスは

ppb(十億分の一)

と極めて軽いため

大気圏内にとどまっていることができない

成層圏まで直行してしまうため

大気圏内に滞留していることが

まったくできない


温室効果ガスであるにせよ

大気圏からすぐに出て行ってしまう

ので

温暖化にはかかわっていないので

罪はない


CO2は空気より1,5倍も重いガス

大気圏へとたどり着くことはできず

地表又は海上へと降下して

そこで熱を失うようになっている

海水温を高めはするが

上空へと自らが昇ることは

できない

気化熱を運び上げているのは

水のガスである

水蒸気


空気はMol当たり

約29g

水蒸気の重さは

Molあたり約18g


空気より軽いガスは

CO2ではなく水蒸気

この比重の差

が謎を解くカギ


CO2の温室効果が

空気圏で保持されているのなら

温暖化はもっと苛烈なもの

となっていた


上昇できずに海へと落ちていたなら

温室効果は海水の熱と相殺され

消えてしまっている


CO2そのものも

水に溶けやすい性質を発揮して

炭酸水や石灰化して

炭素循環に組み込まれること

になってゆくのが身のさだめ


貝殻やサンゴの成分として再利用されたり

地底のマントルに吸収されたりして

長い時間んその末に

改訂が隆起しあと

鍾乳洞で

石筍になったり

カルスト台地を形成したりする


CO2は気体と個体

の形でしか存在することができない

CO2そのものは

液体にはなれないのだ


炭酸水の中のCO2は

気泡の状態で

ガスとして

水に溶け込んでいる

だけ


温暖化とCO2の間にある

その関係



これまでに知られていなかった

ということが

気候変動を地表へと

連れてきたのだ


アウトプットが330憶トン

と大量な規模でありながら

残留密度では

たったの0、041%

でしかなくなっている

この落差は余りにも大きい


CO2に纏わる謎は

このように限りなく深い


何故誰もこの差に

着目しなかったのだろうか

甚だ疑問である


温暖化を促している温室効果ガスは

空気圏では二種類しかない

CO2と水蒸気がそれに当たる

メタンやフロンにも温室効果はあるものの

大気圏を通過してしまうため

成層圏の中間領域で

屯しているだけなのだ

このため地表を温暖化させることは

できない

六フッ化硫黄は液体なので

気化させることがなければ

実害はない


地表を温めている温室効果ガス

はCO2とH2Oの二種類のみ

このうち空気より軽い水のガス

である水蒸気は気化熱を奪って

空へと昇る過程で

位置エネルギーを身に宿す

空気より重いCO2は

下へと降下してゆくガスとなる

CO2はマイナス70℃で気化するので

気化した時ドライアイスの煙となって

地表へとゆるやかに舞い降りる

この現象はだれもが一度は

見ている筈のこと


ところが環境問題の権威である国連が

この比重の差を

まったく要素化していなかった


問題をより複雑化させているのは

国連が陥った調査不足だったのだ

義務教育で学習しているアボガドロ定数

を世界中の知識人たちは

すっかり忘れ去っている


化学の基礎的な知識を失念していた

ということが温暖化の真因である

水蒸気の温室効果を見損ない

330億トンから0,041%へと

希少化してしまっているCO2の罪

だと規定したとする事実を残した


問題というのは

その錯誤にすべての当事者が

いまなお気づいていない

というその事実


科学の基礎的な知識さえ思い出せない

世界中の知識人たちが

6x10の23乗

を意味するアボガドロ定数を

すっかり忘れ去っていた

ということなのだ

COP1から既に四半世紀が過ぎていながら

己の過失がみえていなかった

学力重視へと特化した

高等教育の有効性は

極めて疑わしいと言わざるをえない


教育投資を無駄へと変えてしまったのは

排他主義に基づく学歴社会

の成立ということだったのだ

高度な知識を学んでいながら

義務教育程度の基礎的な知識を

思い出すことさえできなくなっていた


これにみられる教育投資の失敗

というその結果が

環境投資の失敗へと繋がったのだ

温暖化とそれが生み出した

気候変動と気候危機は

こうして文明が善と信じた

教育の高度化によって

人類に圧しつけたものなのだ


CO2の温室効果能力は

海に着水した瞬間に失われ

海水温を多少高める程度に温める

これによって上昇気流となった低気圧

が熱を奪って海水温すこし高める

そこで生じた方水蒸気が

熱を空気圏上層へと運び上げ

蒸気の熱をそこで維持することとなる

地球全域を温めるほどの温室効果

を既に失っているCO2が

温暖化の原因になることなど

アリエナイ話なのである


排煙筒のすべてから吐き出されている

CO2が330憶トンもあるのに対し

大気圏内の平均濃度は

僅か410ppm(0,041%)

この巨大な差こそ

CO2が海に落下して水和した

その証拠


環境問題の権威である国連ですら

CO2の属性について

何もわかっていなかった

ということが

ここから明らかとなっていたのである


最初の段階で判断を間違えた

ということが対策の特定で

次の失敗を生み

間違った対象であるCO2を

削減するべき温室効果ガスである

と権威主義的に決めつけた


このため現状で

気候危機を回避する方策

を特定する術は消え

人類は平均気温の一方的上昇

を甘受せざるを得なくした


温暖化を止めるためには

国連が問題の本質に

確かに気づく

ということが

最善の策となる


自覚なき覚醒は

健全な判断の単なる邪魔
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