こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

負 の 系 譜

2017-05-28 07:05:34 | Weblog
ガスを燃やせば雨が降る

よろず炭化水素というものは

大気中の酸素と結びつきたがる

その結果

炭素はCO2へと変成し

水素はH2Oへと

成り替わる


これら二種類の酸素化合物は

どちらも温室効果をもっていて

地球の大気を保温する

環境にとって有害なガス

の主成分であるメタン

はCH4と表記され

ひとつの炭素原子に

四つの水素原子が着いた化合物

であることを示す


この化合物は連凧のように

長く繋がって

安定化する


このメタン一つ



燃焼の酸化作用で

CO2を一つ生み出し

同時に

二つのH2Oを

別途合成する結果を残す


このときできた気体の水

である水蒸気は

地表の熱を奪って

そこを冷却するにせよ

獲得したその熱を

上空へと持ち去って

今度は上空を温める

地表は涼しくなっても

その熱は水蒸気によって保存され

温室効果をそこで発揮する


気体の水が分布しているエリアに

寒冷前線が下りてくると

散在していた水蒸気は俄かに冷やされ

凝固して

気体から液体へと変化する

このとき重さを得たことにより

雨粒となって

元の地表へと落ち出てきて

雨と呼ばれるものへと変わる


ガスを燃やせば

雨が降るのは

必然のなりゆき

3.11の水素爆発の影響で

日本の原発がすべて止まった

その三年間で

降水量は異常に増加して

土砂崩れによる

人命の喪失が

繰り返し起きていた


火力発電所で燃やす炭化水素が

量的に急増したことが

降水量の異常な増加を顕在化させ

集中豪雨となって

洪水の被害や土砂災害などを

日本列島各地や島嶼部などで

続けざまに引き起こしていた

という記録が

後世へと残された


温室効果ガスの代表的存在

である二酸化炭素は

太陽光に含まれる紫外線で

放っておいても分解する

だが

炭素系酸化物の発生量そのもの

が増えていくに連れて

未分解のままの状態で

大気圏内に取り残されたものが

温室効果を増幅し

それが気候変動の要因となって

直接的な影響を

80年代以降

強く及ぼすような変化を生んだ


一方

液体の水分子は

その安定性が極めて高いため

CO2が

ひかりで分解してしまう

のとは反対に

自然条件の下では

分解するようなことは

永久におきない

水素酸化物の増加が

この地球を水の惑星

とそう呼ばせている


要するに

ガスを燃やすと

海面の水位は

時の経過と共に

どんどん勝手に高くなる

これに温暖化で解けた氷が加わって

サンゴ礁でできた

海抜の低い島々を

急速に

水没させて

環境難民と呼ばれる人々を

最寄りの大陸へと

押しやった


温暖化に伴う諸現象は

CO2の単なる増加だけではなく

その二倍の量のH2Oを

帯同させる異変を確定させ

生命の生存にとって

重大な負圧となって

作用する

この淘汰圧が問題であることを

国連の環境部会が警告を発し

世界中で温暖化防止活動が

一斉に広まった


今のところ緩慢な推移

をとっているということが

地下資源の消費による

快適な生活を優先するための

その最も大きな理由となった


この先いつ

状況が急変するか

ということは誰にも未だ分からない

海面水位の上昇だけが

着実に進むようになっており

今では大陸国家の都市の一部



波が洗っている映像が

予兆として報道の対象となっている


温暖化現象は

文明にとって

要するに他人事であるに過ぎない


ガスの燃焼が増えるに連れて

集中豪雨の規模は記録を更新しつづけ

大洪水を

至る所で引き起こすようになるだけでなく

山を削っては

谷を埋め

交通を途絶させながら

災害復興を国に急がせて

予算の枠を狭め

国家の財務体質を劣化させる

原動力となって

のしかかる


財務状況の悪化は

累積赤字を一層積み上げ

国民すべてに

増税やむなし

とする国会の認識を

正当化させる

こうして

経済成長を自らの手で

阻み続けることとなる


交流送電と内燃機関

の双方を

国際社会が温存し続けている限り

国民の暮らしは

劣化する一方となり

環境異変はその脅威を

一方的に増してゆく


温暖化サイクルを

どこかで断ち切ってしまわない限り

負の循環は

これから益々強まるようになり

生命に対する強い淘汰圧

となって時の経過と共に

強烈に作用するものとなる


予兆の段階で

有効打を何一つ放てなかった

ということが

CO2の濃度を

昨年までに400ppmへと

押し上げた


文明に生じているバイアス

が錯誤へと繋がって

温暖化を止まらないようにした

地下資源を産業革命以降

長期間燃やし続けてきた

ということが

炭化水素に酸化作用を強化して

二酸化炭素と一酸化水素とを

大量に生み出した


ガスの燃焼を可能な限り大急ぎで

大量に減らさなければ

液体の水は量的に増え

地球の沈没は一層早まる


火力発電所でガスを燃やすのを止めた時

降水量の増加は確実に止まり

自然災害は元の穏やかな状態

を取り戻す


炭化水素を燃やして得た便利な暮らしを

見直すよう

自然界が文明へと

態度を改めなければならない

と求めたことになる

一連の経過のすべてに

温暖化現象に表れた

秘められた警告

という意図があることを

文明はすべからく

察知しなければなるまい


代替エネルギーの開発が遅れると

生命に対する負圧は

自動的により高まる

ここが文明の正念場

知の使い方を再点検することで

有効解はすぐに得られる

深く掘り下げて

慎重に考える力こそ

新文明を生み出すための

基礎


そのための能力は

人類に与えられている

健全な教育へと切り替えることによって

公平に与えられているチャンスを

有効利用する道が

啓ける


文明は知識を

競争するためのツールへと位置づけ

教育投資を

ひとを

選別するための苛烈な手段

へと貶めてきた

そして

温暖化を止めることが

できなくなった

ということなのである


教育の失敗が

自然条件を人の都合で変えさせ

正当な判断を行えないよう

独善に基づく意思決定を



とするよう仕向け

思考力を奪って

認識能力を甚だしく劣化させた


国会の現状は

学力重視の教育によって

国民が努力して

手に入れた当のそのもの


批判精神を失わせた教育が

問題の本質を見誤らせ

CO2濃度を

一方的に高めさせている
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応 用 技 術

2017-05-20 07:38:24 | Weblog
すべての核保有国は

核兵器を手放すことが

トワに

できない


核兵器を常に

使用可能

な状態に保っている

ということが

当該国の安全保障

にとって

極めて有益な事態



とおしなべて

そう

確信しているからである


このため

核の保有を目指そうとする

規定を無視して核開発をしようとする


国家は増えることはあっても

減る

などということは

絶対に

無い


この膠着した状況が

国際社会に

高い緊張状態を

常日頃

強いている


核を持ったことによって

動きがとれなくなった国家群

が核の保有コストに拘束され

経済成長に一定の足枷

が課せられている


これが核廃絶を可能にする

有効な手段

を導くために残された

最後のヒント


温暖化の原因物質である

炭化水素系の地下資源を

用いない

また

安定性に欠ける

自然エネルギーにも依存しない

それ故に健全な

破壊を目的としない

平和を実現するための

最終兵器


この新たなるエネルギー創出法

は既に与えられている

総ての発明や発見は

ヒトがそれと気づいた瞬間に

意味

の合成を

初めて可能なものにする


ところが

それは宇宙が始まった段階で

所与の法則

として成立していて

文明によって見出される

その日が

やってくるまでの間

永い眠りに就いていただけのこと


すべての法則は

ビッグバンの時点で

与えられていた

時を経て文明が

ことがらの意味を察知したとき

はじめてその効用を理解することが

許される

発明とはそのようなもの

実質は再発見に同じ


核の放棄を急ぎたいと願うなら

地下資源を用いない新電源の開発を

急ぐべき

方法と手段の意味を知ったなら

エネルギーコストを

限りなくゼロへと近づけていくことが

できる

無害で有益な

環境負荷のない新電源が導く

エネルギーコストを抑制する方法を知る国と

既存の体制に依存し続けることで

エネルギーコストの上昇のみならず

環境コストの負担増大を迫られる国とでは

雲泥の差がつきまとい

時の経過と共に

経済成長の違いを

際立たせる


見出されているその方法

の一つとして

超伝導応用技術の製品化

を速める

というのが現時点での最適解


超伝導現象は100年ほど前の

1910年に見出された

電気抵抗が突然ゼロになる

という特異現象のこと


超伝導に関する研究開発は

爾来

盛んに進められてきたものの

製品化されているのは

医療機器で導入されている

MRIと

既に着工している

磁気浮上列車

俗にいうリニアモーターカー

の二つ

に留まっている


超伝導で電力輸送を行えば

送電で生じている電流損失は

ゼロとなる

発電した電気エネルギーのすべて

を有効利用することが

できる


この方法を送電系統に導入すると

損失だったものの多くが

消えてなくなる

実用化するための研究が

進められているのだが

成果はみられない


ところが

超伝導電源の独立分散化

という方法に切り替えると

送電する必要性事態が

たちまち消滅してしまう

超伝導電源がそこにある

というだけのことで

電力の自給自足体制が

需要地で

短期間に可能となる

超伝導に必要な冷熱は

窒素を液化することで

すぐに得られる

大気成分の78%

がこの窒素分子であることから

冷媒の確保に懸念はない

再利用が簡単にできるからである


超伝導状態となったコイルには

永久電流と呼ばれる

エネルギー密度の極めて高い電流が

減衰することなく

果てしなく流れ続ける


この状態を利用することで

消費電流を二次的に誘導する装置

をそこに付け加えると

電位差を最大化するための条件

であるゼロボルト

つまり大地への接続を必要としない

誘導電流の創出が

いとも簡単に制御できるようになる


だが

文明はこの超電流の与え方を

交流電流についてのみ

未だ

知らない


このために二酸化炭素濃度が

年々歳々上昇しつづけるようになったのであり

それがもつ温室効果で

安定していた気候が緩慢に狂暴化し

自然災害を募らせて

環境異変による社会資産の喪失



生命の多様性に

甚大な影響を及ぼす事態を

文明へと連れてきた


超伝導応用技術の実用化を急ぐことにより

地下資源の大量消費は減り

気候の安定性を取り戻す

ための環境電源の普及方法の実施

は大いに早まる

更に核の廃絶さえもが

同時並行的に実現する

その方法こそ

平和本位制と呼ばれてきた

エネルギーコストを限りなくゼロ

へと近づけるための

環境電源の供給権の独占的支配

なのである


温暖化を名目値ではなく

実効値で確実に止める

ことを可能にする環境電源は

既に研究開発が大詰めを迎えており

疑似超伝導モデルとしてなら

一年以内の実用化が

可能なレベルに到達している


超伝導応用技術に分類すべき

環境電源の登場は

エネルギー革命の最終相

そのための運動を

エネルギー・ルネッサンスと

95年頃からそう呼んでいる


この装置のことを

開発段階で

相転移トランス

という仮の名称で扱ってきた

超電流となる

イニシャルエネルギーを投与するだけ

のことで

液体窒素LN2が

チャンバーに満たされている限り

超伝導状態を保ちつづけ

そこに置かれたコイルには

永久電流が起こす磁場変化で

消費可能な電力を

二次的

かつ永久的に

誘導しづける能力が

与えられる


この超伝導電源は

電信柱を繋いでいる

既存の変圧トランスと同じ効能

を発揮することから

配電系統が延々とどこまでも

果てしなく

長く伸びているのと同様に

たった一つの超伝導電源だけで

都市の需要全体を

地下資源を消費することなく

簡単に賄えるようになる

常伝道の送配電系統であっても

電源電流が減衰しないので

発電コストはゼロであり続ける


地下資源を用いない

超伝導現象を利よする環境電源は

エネルギーコストを

直ちに最低水準へと引き下げる

この環境電源の供給権を持つ国は

温暖化防止と経済の復興

を同時に進めるための

最終手段となるシステムの供給権を

支配する


このシステムを

核兵器をもたない国に

優先的に供給することにより

核保有国の経済を

従来通り

エネルギーコストの高い状態

へと留め置くことで

核軍縮の競争へと

誘導すればよい


核の保有に拘り続ける国家群は

時の経過と共に

相対的に高くなったエネルギーコストに

長期間苦しめられ

核を放棄するための競争状態へと

最終的に突入する

そのプログラムは前世紀の終わりには

既に仕上がっていた


超伝導電源の実用化を図るための

技術関連の情報を守秘し続ける

ということが

核の廃絶と温暖化防止の双方を

同時に成立させる価値

を体現する契機として機能せしめることに

役立つ

これが商業ベースに乗せない

とする方針を生み出したその

原義


機密情報の漏洩を防ぐために

環境電源の供給権をもつ国は

平和本位制という名の

あたらしい

安全保障体制の遂行者

としての自覚をもち

恒久平和の実現を目途として

繁栄の高度化を前提とする

安定した経済成長に基く

国際社会の実現を

推進するための指導国

となることを目指さなければならない


問題の本質を長期間

見失っている世界中のあらゆる国家は

地球の未来にとって

有害な効果を与え続け

核の放棄と

平和状態の実現を

妨げる壁

となって生命に祟る

存在であり続ける


知識の量的拡大に特化した高等教育は

思考力を失って

批判精神をもてなくなった生命に

淘汰圧となって

強く作用する
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錯 誤 の 泉

2017-05-13 16:32:24 | Weblog
水力発電以外の

再生可能エネルギーには

出力の安定性が

共通して不在となっており

商用電源と位置づけられている

交流の高圧送電という

実績のある

既存の方法には

温暖化を止める能力が

おしなべて欠けている


温暖化を防止しようとして

再生エネルギーに頼るなら

商用電源のバックアップが

必要かつ不可欠

四六時中の燃焼状態の維持継続

が常に必要となるばかり


これが電力業界に

再生エネルギーの全量買い取り

を拒否させるたった一つの

その理由


電力の供給能力が

自然界の都合で

勝手に変化するようだと

発生させた電力は

劣化して

使い物にならなくなる

電力品位の劣化は

製品の質に不良品の量産

という結果を押し付ける


太陽電池や風力発電などの

外部電力の系統への流入が

火力発電所の燃料消費に

何らかの影響を与えた

とするデータは何一つ

存在しない


買い取り制度で取り込んだきれいな電力が

業界の経営資産として有効化された

とする事実は

データとしても存在したことが

ない


地下資源の燃焼量が減った事実があるのなら

それは

輸入量の低下となって

エネルギーコストを

大きく低下させていなければならず

電気料金の低下となって

消費者の可処分所得の幅を

応分に高めることに寄与していた


電力業界の燃焼炉から

大気圏へと放出された

二酸化炭素の濃度も

同じ比率で減少していた筈なのだ


「流入」電力の買い取り制度で

地下資源の消費割合が

低下したとする事実が本当にあるのなら

それは電力料金に

毎月反映されていなければならず

消費者が再生エネ付加金という名目で

毎月支払っている項目は

電力会社の利益の二重取り

という犯罪行為を立証する

すぐれて有効な資料

として法廷での審理に於いて

判断するための証拠資料となり

訴状に記載するための

項目

の一つとなっていた


メガソーラーやウィンドファームなどの

派生電力を買い取って

送電するための一体化

が送電容量の不足で困難

だとする事実が本当であるのなら

買い取り電力の吸収と

その再販売が問題なくできている

という理屈は成り立たない

この疑問に対する回答が

まったく見当たらない

というのは

一体どういう訳なのか


100ボルトの電圧を

配電系統の電圧である

6600ボルトへと昇圧した方法も不明なら

周波数を一致させたその方法も

同じく不明となっている

買い取り制度で吸収した電力を

再販売するためには

位相制御も別途必要となるだろう

波形の一致が成り立てば

電力は自動的に倍増する

既存の変圧装置で

減圧と昇圧の双方向の電圧制御を

同時に行った

とする証拠は見当たらない


交流送電で最も難しいことは

位相の制御



波形の制御


これを同時に可能とするための方法は

存在したことがない

そんなことが

もし可能であるのなら

周波数変換所の存在理由は

とっくの昔に

消えてなくなっていた


電力会社がおしなべて秘密主義

を貫き通しているというのは

真実を知られてはならない

とする業界内部の特殊事情が

そこに重くのしかかっている

ということが引き起こしたこと


消費者が夏の暑さを我慢して

節電に励んでいるその一方で

火力発電所の燃焼炉では

地下資源の恒常的消費が

安定的に維持されている

発電機の回転数が不安定化すると

それは周波数の安定性を

直ちに損なう


蒸気発電というその方法は

蒸気圧を変化させることが

本質的にできない

回転運動の安定性を

失ってしまうからである


蒸気の圧力が低下すると

それは回転する力を減少させ

発電機の円運動を

勝手に低下させてしまうものとなる


発電機の回転数が乱れると

それは周波数の変化となって

顕在化する

乱れた周波数は

電力の品位を著しく貶める

販売することができない

劣ったレベルの電力は

売り物にすることが

要するに

できない

つまり

捨てることしかできない

ということなのである


これが京都議定書について

目標としたマイナス6%の実現を阻み

パリ協定のマイナス100%という

新しい目標設定を

急がせた


電力業界に通有する秘密主義

というものが

二酸化炭素濃度を

減らせなくしただけでなく

却って増やし続けていた

その有力な証拠だったのである


世界中がこぞって

温室効果ガスの濃度を高め

実効性がゼロの環境電源のあれこれに

投資してきた資本の総てが無駄となり

有効需要を生み出す筈の環境対策が

損失の増大を単純に急がせた


世界中の知識人が

交流電流の意味と成り立ちを知らぬまま

電池電源がつくりだす

直流回路と同じだと

根拠なくそう錯誤した


直流回路なら

電力消費をスイッチで断ち切れば

電池電源のエネルギー消費は消え

電力の消失は生じない


ところが交流電流では

もう一つの電流

つまり

オルタナティブ・カレント=AC

が絡むことになることから

右へと流れる電流があるその一方で

左へと流れる別の電流も

自動的に発生させている


交流が波のカタチをしているのは

結節点を挟んで

上の部分と

下の部分とで

電流の向かう方向が

逆転している

とことから生まれたのが

あの波形のもつ意味だった


周波数とは

電流の流れる向きが逆転する

その頻度のこと

であることを意味する

50ヘルツの交流は

毎秒50回電流の向きが入れ替わる

電流であることを意味している

毎分3600回転する電源は

60ヘルツの周波数をもつ

交流電流を生み出す

このことは

発電機の回転数が変動すると

乱れた周波数をもつ交流が

ランダムに発生する

という事実を指し示す


交流電流の成り立ちを

よく理解することができていたのなら

節電でCO2を減らせないことくらい

常識として理解していたほど単純な

事実に過ぎない


この点について

未だに問題の所在を指摘する声は

どこからも

聞こえてこない

つまり

無知な知識階級が

止まらない温暖化をうみだした

ということになる

ハナシだったのである
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能 力 の 差

2017-05-07 06:56:19 | Weblog
当時

盛んに膨張し続けていたバブル経済



潰してしまった

実に愚かなる政策の採用を

思慮なく断行し

拡大基調で推移していた日本経済を

強制的に止めてしまった

この国の指導体制

に属する成員

すべての莫迦さ加減

というものが

バブル崩壊の事実を

長期間

それと悟らせることなく

不作為の三年

と呼ばれた時代

を否応なしに挿入することとなり

初動を遅らせたことによる

回復過程へのシフトを

塩漬けにし

「失われた十年」

と後に呼ばれる

経済史に残るべき

拙劣極まりない経過を

世に生み落すこととなり

それを

更に倍の二十年へと拡大して

なお飽き足らず

鳴り物入りで

アベノミクスを立ち上げたものの

これも所期の成果を引き出せないまま

丸四年の歳月と

年80兆円規模

の流動性の追加供給を

一貫して続けていながら

目標とした2%のインフレ率の誘導

に失敗したことにさえ気づかないフリ

をしてマイナス金利の導入へと奔り

三倍の期間となる30年へと

国家的損失の規模を

自覚なく更に押し広げている


経済認識能力に恵まれていない

とする雄弁な証明を

自らの手で実施して

昂然としているその姿は

まことに異常


経済理論を理解することはできても

経済力学の作用と反作用

とに関する認識の欠如ぶり

というものが

日本経済を長期間低迷させ

寝かせておくだけのことで

それが巨利を生む

というサイクルを成り立たせ

資産効果を与えていた仕組み

を突如として反転させてしまい

逆資産効果を日本経済へと与え

保有資産の処分を速やかに実行しなければ

損失がどんどん勝手に増殖する

という負の螺旋を描く循環構造

を愚か者どもが

訳も分からずに

生み出してしまっていた


指導体制に備わっていた

無知

の結果が

バブル経済の崩壊を導き

それに長期間気が付かなかった

ということが

日本経済の低迷を長引かせている

ことに当事者は誰一人として

一向に気づかない


不動産融資に関する総量規制の実施

が日本経済に致命傷を負わせることになる

というその意味を理解できずに

資本供給に上限を設ければ

バブルの膨張が止まるだろう

とそう勝手に錯誤した


その結果

債権の拡大を急いでいた

海外からの資本流入を成り立たせていた

主要な動因が先行して消え去り

債務の膨張

というリスクを回避しようとして

相反する波である

強い引き潮を生み出すことが

海外投資家の間で

唐突に義務化した



問題というのは

その事実にこの国の知識階級が

長期間気づかなかった

という其の点にあった


バブル経済の崩壊に直面していながら

それが消滅してしまった

あまたの事実を目にしつつ

その意味を理解しようとしたこともなく

状況判断することを

長期間怠っていた


その姿勢の在り方に潜む愚かさ

というものが

失われた十年を

日本経済史へと産み付ける原因となって

機能した


総量規制の実施は90年四月一日であったのだが

閣議了承は前年十月のことだった

ドルを出自とする海外資本は

この情報の持つ意味を直ちに察知して

株価の人為的上昇を急ぎ

年が改まった最初の取引で

株価の暴落を演出する

という結果を記録に残した


国内の投資家はバブルの背景に関心がなく

不動産価格はその後

緩慢に軟弱化していたことから

土地バブルが消滅してしまっていた事実を

暫くの間

誰も気づかずに過ごしていた

土地神話を完璧なまでに

堅く信じ込んでいたからだった


一体何が起きてそうなったのか

ということさえ分からないまま

問題のもつ意味を手探りしながら

手がかりとなるものを求めて

先例となる事実を参考にしたところで

経済学の教科書に

その対策が書き込まれなどいる筈もなく

国の指導体制は

為す術もなく

立ち竦んでいることしか

できなくなっていた


この期間のことを

後に

不作為の三年と呼ぶようになった


三年目になってはじめて

どうやらバブルが潰れたらしい

という事実に気付くようになり

資産価値の急低下に気付いた国民による

金融恐慌の再来を恐れた政府当局が

業界の結束強化を目論んで

合従連衡を加速させて

メガバンクと呼ばれる再組織化

を急がせた

だがその一方で

複数の下位の銀行が倒産する

という経過を挟みこむこととなり

膨らみ続づける不良債権の規模を

圧縮しようとして

俗にいう貸し剥がし

と呼ばれる取り立てが

横行するようになっただけでなく

貸し渋りという行為も

同時に社会問題化するようになった


これが後に企業を内部留保へと走らせ

量的緩和の拡大で

逆に借り渋りという現象となって

金融機関を逆襲する経過を生み

金融政策の効果を

台無しにしてしまったていた


上場企業に

自己資本比率を高める必要性に気付かせ

純益の一部を意図的に退蔵することで

借入金に依存しない体質となることを

一斉に目指させた

その手段の一つとして

固定費を減らす目的で

雇用の流動化を急ぎ

それが非婚率を高めたことで

少子化と高齢化とを

同時に生んだということが

社会保障と年金制度に

負の圧力となって作用した


更に中小企業の大量倒産を生み

土地価格の下落で

担保割れした借入金

の返済を急がされた経営者が

追い詰められた挙句の果てに

こぞって自ら死を選ぶよう誘導した

指導体制の判断の過ちが

このような悲惨な結果を招きよせ

中小企業が支えていた

産業界の強靭性が失われ

経済のグローバル化に伴って

海外生産へのシフトを合理化し

産業の空洞化に

思考力を欠いた指導体制がもつ

根源的な課題

の膨張が輪をかけて

経済の離陸を困難なものにした


企業に於ける内部留保の積み上げが

資本の退蔵へと繋がり

カネの回らない市場を形成して

アベノミクスが目指した

インフレ目標の比率

である2%の達成を

日銀による量的緩和

即ち大量の流動性供給の実施に関わらず

カネの回らない市場形成を持続させ

消費市場をこれほどまでに

長期間停滞させる結果となった


日本経済の来し方を振り返ると

景気の長期的低迷は

指導者がもつべき判断能力の欠如

が原因であった

とそう断じざるを得ない


健全なバランスのとれた思考力

に基いて得た判断であったのなら

バブル崩壊のきっかけとなった

90年から起算して

丸18年目を今年迎えていながらも

己の愚かさに尚気付けずにいる指導体制

にみられる重篤な劣悪化

という事態の発生が

国民の生活に

拭いきれない災いを

未だに与え続けさせている

という認識が共通の理解

へと高められていなければならなかった


政策判断の度重なる失敗が無かりせば

中小企業経営者の大量自死など

固より発生してはおらず

当然のことながら

産業界の活力は

底堅さ差を堅持したまま

力強さに漲る展開を繰り広げていた


日本経済が国際経済を引っ張る

その役割を果たす

重要な動力源の一つとなって

有効に機能していた筈のことだった


知育偏重に特化してきた

欧米型の教育制度が行き着いた

失敗

がそこに待ち構えていた

ということになる

実に粗末な経過であった


判断能力の欠如は

知識の量的拡大に特化して

思考力の涵養を怠ってきた

この国の戦後に導入された

欧米型の教育制度というものが

必然的に招いたこと


学力重視の教育が

思考力を育む

訓練をするための時間を奪い

知識があってもその使い方を知らない

似非知識人の大量生産を急がせ

その再生産過程の効率化を

未だに正当化し続けている


この国の粗末に過ぎる現状は

教育制度の欠陥によって

生み出されたものに他ならない


すべての子どもに備わっている

生まれ持った天与の才を

他者との差別化を

先鋭化するためにだけ浪費させ

獲得した知識を生かす場が

クイズ番組しかない

といういとも愚かなる経過が

国民の思考力を奪い去り

宗教や憲法を解釈で差別化し

敵対する勢力に

日本国民がそれだけで勝手に恐れ慄く

と威嚇する側に

日本が自発的に変節し

混乱するようになると思わせた


核攻撃が可能だとする

示威行動に意味と効果が共にある

と確信させたことで

臆病風に吹かれて勝手に蠢く

外交政策に軟弱な政権の成立を

投票権を持つ国民に

選択し易くさせる

という効果が生み出せる


臆病者を制御するための手段

として威嚇行動を先鋭化させ

同盟関係を立証するよう

アメリカへと求めさせ

東アジアに措ける米海軍の

新展開を逆に促した


愚かなる指導者というものは

臆病風に吹かれたとき

妄動して大局を見失う


高等教育に汚染されずにいた

指導体制を有する国家は

知識の修得より

駆け引きの巧みさで差をつけ

相手の反応ぶりを眺めて

効果の実効性を知り

楽しむことで

己の強迫神経症に気付くことなく

威圧を重ねることで

喧嘩に勝つ方法を学び取る


東アジアで核をもたない国を挟んで

米中露の三つの大国が

権益の拡大を目的とする

ジャブの応酬に備えた

駆け引きを優越的な立場で

楽しんでいる

威圧された国が

軽挙妄動する姿が

相手の攻撃性をより高める

イジメの仕組みと

それは相似した

フラクタル構造の問題となっている


非核保有国の立場からは

一触即発の危険な構えというものが

遊びを通じて

間合いと呼吸を図ることを訓練し

体験を通じて学習を重ねてきた指導者たちに

それが

危うい関係性であればあるほど

研究の余地を広げることとなり

余裕を以て楽ませることに

繋がってゆく


力による政治システムのすべては

強弱の差を

駆け引きの場で

体感することを

可能ならしめる


譬え接触があったとしても

決して致命傷を負わせない

関係の維持がもつ

その危うさをの上にある重要性を

互いに意味のレベルで

よく理解しあっている


中国には

争友

と呼び合う関係性が

許容されている

争い事を

歴史的に好まない日本から見れば

この対立する相互関係のやりとりなどは

到底理解し難いことだろう


被爆体験を経て得た欧米型の高等教育

へのシフトが

この国の指導体制をより一層臆病にし

情報分析能力を育てさせずに

勝手な誤解と曲解を連ねて

最も望まない方向を

善と信じこませてきたということが

敵の優越性を満たすためだけの

生贄へと臆病者を位置づける

学校のいじめと同じ経過が

国際政治の場でも起きている

単にそれだけのこと


教育の失敗が辿りつく

荒れた岸辺

とはこのような場所を指す
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