こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

雲 散 無 消

2019-11-24 08:33:13 | Weblog
天然ガスを燃やすと

海面の水位が

最後にあがる

化石資源を燃やすと

そこに含まれている炭素と水素とが

空気中の酸素

と結びつくからだ


水素は燃えて水となり

炭素は燃えたあと

CO2となって

熱を維持する

気体の水である水蒸気と

二酸化炭素との間には

共通する特徴がある

それは共に

温室効果ガスである

という共有の特質


地下資源の主成分は

メタン CH4

これが燃焼の酸化作用で

それぞれが高温の酸素化合物

となって

大気中へと放出される


炭素Cに酸素が二つつくと

それは二酸化炭素

つまりCO2となる


四つある水素の二つに

酸素がそれぞれ一つくっついて

できたのが

H2O

つまり



高温状態の排気ガスは

液体の水を気体の水

へと変える

これが温室効果を地表へと

もたらす


気体となった水は

空気より軽い水蒸気となって

上空へと移動する

気化したことで地表の熱を

上空へと運びあげてゆく

地表はそのとき涼しくなり

気化熱が上空を温める

これがエネルギー保存則


燃焼を成り立たせている酸素

は空気に含まれていて

随時そこから供給される

燃えてできたその熱が

気体状態の水蒸気となって

雲との間にある空のどこか

に蓄熱効果を与えている


メタン系のガス

つまり炭化水素を燃やすと

水蒸気が発生し

それが雨となることで

必然的に海面の水位を上昇させる


同時にできたCO2が

大気中へと吐き出されるが

その発生比率は

水の二分の一に過ぎない


四つある水素Hは

二つのH2Oを作り出し

一つしかない炭素Cは

CO2を一分子だけ作り出す


二酸化炭素が一つ生まれたその瞬間に

二つの水分子が気体となって

二倍の量で昇天する

という訳だ

このプロセスで水蒸気は

位置エネルギーを身に着ける


水蒸気と二酸化炭素の両方が

温室効果能力を秘めていて

地球上で生じた熱を

大気圏内で保存する

これが温室効果となって

温暖化とそれによる気候変動

を生みだしている


水蒸気は空気より軽いため

上空へとそのまま上り

集まって雲となる

その際に地表の熱を持ちあげて

上空を温める


この熱の移動が

地表を冷やし

上空の大気を逆に温める

それだけでなく

水蒸気には上昇したことによる

位置エネルギーが備わって

それが他のさまざまなエネルギーへと

遷移する


雲となった水蒸気は

上空の寒気に触れて液化する

熱が関わる境界面では

気体を液体へと変える変化

がおきる

簡単に言うと結露

上空で寒気に触れて液化したものだ

重力に従って落下したとき

ひとは雨が降ってきた

という


その雨を貯めたダムでは

水力発電が行われ

位置エネルギーを

電気エネルギーへと作り替えている

ダムのない地域では

流体エネルギーとなって

川を流れ下って

海へと注ぐ


降水量が近年異常に増えたのは

自然現象のみならず

人工的に作られた大量の水蒸気が

火力発電所や地域固有の燃焼炉

家庭用のガスレンジ

そしてエンジンなどから

吐き出された酸素化合物の集合体

となったことにより

かつてなかったほどの

降水量の異常な増加

となって温暖化を急がせた

という経過による


文明が発生させた排気ガスが

気候変動要因となって

文明に報復する状況

を与えている

ということなのだ


その急峻な変化が

川の氾濫や決壊を引き起こし

山を崩して押し流し

橋を壊すなどして

道や線路を寸断するその一方で

送電線や水道管などをも破壊して

日常生活を成り立たないよう

仕向ける経過を与えている


人類が

天然ガスを永年の間

燃やし続けてきた

ということが

海面の水位上昇を早めることとなり

水没する地域を拡大し

島嶼国家の存続を

許さなくする水没を招き

環境難民を

これから急増させるだろう


国連が騒いでいる

温室効果ガスの濃度上昇が

氷山氷河の融解で生じた

海面水位の上昇より

はるかに早く

水没する地域が増えた

その意味を

誰も理解することが

まだできない


水蒸気の関与を

捨象してしまっているからだ


計算外の水量の増加

が起きているということを

正しく説明することが

まだ何一つできていない

ということがその証拠


これこそが水蒸気の関与を

まったく考慮してこなかった

既存の知識人たちが招いた

その重大な結果となった


CO2の質量を

要素化していなかった

という事実が判明し

知識階級の不見識が

気候変動を増長させた

ことにさえ

いま以て気づかない

哀れなること

この上ない


空気より重いCO2は

重力に逆らって

上昇することなど

はじめからできなかった

CO2の蓄熱能力だけをみて

比重の違いを見逃していた

思考力の劣化は

教育が高等化した

その結果


温暖化の原因は

水蒸気の増加であって

CO2の増加ではない

空気より重いCO2は

地を這って

近場の水に吸収される

水に溶け易い

という性質があるからだ


CO2よりも二倍も多く生じた

水蒸気という

別種の温室効果ガスは

空気より軽いものであるために

地表付近では湿度を高め

ときに蒸し暑さを感じさせ

雲となってまとまったその後で

寒気に触れて凝固したものが

重さを得て雨となり

地表へと落下することを

繰り返す


この段階で位置エネルギーを開放し

いくつかの相転移を経て

破壊エネルギーとなって

ゴミの山を最終的に積みあげる

エントロピー増大の法則が

文明を淘汰する

その好例が

気候変動

ということなのだ


人為的に生み出した大量の水蒸気が

文明を人知れず破壊する

というサイクルを

人類にいま押し付けた

という展開が

文明社会に生じている


炭化水素の燃焼が

温暖化とそれによる気候変動

を生み落し

持続可能性を奪い去る

文明が握り締めたその業



生命の多様性を

自らが招いた判断力の劣化で

これから急速に失わせる

というサイクルを

人類へと押しつける


最も不思議で不可解なことの第一は

ドライアイスの白煙が床を這う

という事実を経験的に知っている

筈の世界中の人々が

誰一人として

重いCO2が

理に反して大気圏へと上昇し

そこに長く留まっている

という誤った理解を

疑うことなく

頑なに信じ込んでいる

というその事実


知識があっても

その意味を知らなければ

判断を誤るのは

当然の帰結


教育投資と失った時間のすべて

は無駄となるのが世の倣い


先進国経済を大いに苦しめている

デフレの長期化

という現象も

知識階級の劣化

による判断能力の喪失

を疑う必要を

指し示していたようだ

これがその次の不可解な点

の二つ目


学力の高度化に邁進してきた

世界中の先進的な教育システムは

知識の過剰摂取によって

肥満体質となった脳を

フォアグラへと変えてしまった


現在の指導体制を形成している

上部構造のすべては

知育偏重型教育を

勝ち抜いてきた

その生き残り


知識はあっても

その意味を理解できない状態のまま

負の資産を

後生大事に抱え込んでいる


温暖化が長く止まらなかったのは

教育汚染の結果以外に

理由はない


日本では

思考力より知識力が重要視され

他者を土俵外へ

追い落とすための訓練

に特化した教育法で

勝ち残った勢力が

指導階層を成り立たせるようになり

その再生産の効率化

に余念なく過ごすことを

当然視するようになっている

ここに違和感を抱かないことが

そもそも不思議なことだった


教育が排他主義へと擦り替わり

知識はあっても

情報の意味を統合することが

まるでできない

という偏頗なインテリを

大量生産しつづけている

その結果

国民が苦しんでいることを

知りながら

さらに圧迫する消費増税を

国益にかなう善政である

と自画自賛して

独善的に断行した

ということが別の災厄を

新しく連れてくる


省益と党益を優先する

政治システムの現在のあり方というものが

国益を損なって

国民を苦しめていることにさえ

気づかない


そして

温暖化の原因が

空気より重い二酸化炭素である

という間接情報を

検証しないで鵜呑みにし

無駄となっている事実を知りながら

貴重な富である国家予算を

四十年以上に亘って

どぶに捨てる行為を

習慣的に繰り返す

やっていることの意味にさえ

どうやらまったく気づいていない


気候変動は

教育の失敗が生んだ

不毛な事態

誰一人として

CO2の重さを気に懸けたこと

がない


要素抽出が不完全だったなら

要因分析で判断を誤る

のは

摂理

現実認識さえできていないのだから

国民が苦しまざるを得なくなったのは

必然的な帰結であった


改めるべきは

教育制度のあり方そのもの

排他的な趣旨でなりたっている

世界的に統一された状態にある

教育姿勢が

生産的であるとする

道理はない

現状の拙さは

雄弁なその証拠
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水 の 惑 星

2019-11-17 09:57:15 | Weblog
地球環境にとって



はあらゆる分野で

ニュートラル

とこれまでそう思われていた


温室効果ガスであるCO2は

平均気温を推しあげる

という理由

で地球環境にとって

きわめて有害

だとして

早くから断定されていた

ところが

二酸化炭素が空気よりも重い

という事実を確認しないで

間接情報のままそれを受け売りし

いまでは世界中が

誤った情報を真実だと

頑なに

思い込んでしまっている


ドライアイスの白煙

の行方

をみると床の上で

横に這い

その後

風に任せて

四方へと広がっていく


この変化をCO2の気化現象

であると承知していながら

空気より重いCO2が

大気圏内で

何故か

その濃度を高めている

という誤った理解が

世界中に蔓延し

誰もが誤った情報だ

ということを確認しないで

己の認識の一部

へと組み込んだ

のは

いったいどうした訳なのか


自然法則に反することが

地球上では不思議なことに

ひとりでに起きるようになっていて

それが温室効果を地表へと与え

気候変動を生みだすに至った

という誤解がこうして

まことしやかに

世界中へと広がった


ドライアイスはCO2が冷えて

固まったもの

保冷剤としてよく使われている

身近にある冷媒

どこにでもあって安価で

誰でも子供の頃から

よく知っている


CO2に温室効果があったとしても

その重さ故に

大気中に留まっていることはできず

沈み続けているのであれば

温室効果を与えるための

保温材

としての機能を

発揮することは

要するにできない


ドライアイスのあの白煙は

固体であったCO2が

気化したことで発生し

目に見えるようになったもの


火力発電所が効率よく吐き出している

大量のCO2は

冷えていないため

目では見ることができない

このため視覚化することができず

そこにあっても気付かれない

という属性を持つ透明なガス


空気よりも重いことから

上空へと達することが

自然条件下ではまったくできず

下へと向かって落ちてゆき

横方向へと広がって

風に任せて流れ去る


CO2は要するに

地表の最も低い位置

へ向かって拡散しながら

移動することができるのみ

地平から立ち上ることなど

ある筈のない気体


たったこれだけの理由から

CO2が大気圏を温めている

主犯である

という理解には

根拠とされるものがなく

物理法則に反している

ということが直ちに見てとれる


温暖化防止対策で

CO2の排出量を削減すれば

気候変動を抑制できる

とした権威筋の下した判断は

紛れもなく誤ったものであり

真実ではないことが

明白となったのだ


国連のもつ問題認識能力には

温暖化対策のみならず

その他の項目に於いても

重大な疑義と欠陥がある

と指摘しておかなければならない


大気圏内に滞留した状態の

観測することが可能なCO2は

飛行機のエンジンから

高空で放出された

炭素系酸素化合物

以外にはありえない


高空から地平へと向かって

緩慢に沈降することはできても

上昇することなどあり得ない

気体状態のCO2を

ガス検出装置や

リモートセンシングなどで

観測したにせよ

温室効果を減らすための

有効解を特定した

と断じた当事者一同の不見識を

正当化できる筈がない


この誤った認識に基づいた判断が

地球を着実に温暖化させた

ということが

重大な問題へと反転させたのだ


CO2の質量を考慮していれば

気候変動を発生させた主因

としてきた過去の行為が

誤りに充ちたものだった

という事実を悟るのは

容易であった

だが世界中の知識人たちは

CO2が犯人だとして

その排除に躍起となった

そのために気候変動は益々ひどくなってしまい

地球全体を危機へと陥れただけでなく

効果のない無駄な投資を重ね続けさせて

国家を繁栄させずに

貧困へと追い詰め

実効なき温暖化対策を

意味もなくひたすら続けて

自己満足に耽っている

その愚かさにさえ

気づかない


二酸化炭素の特徴の一つ

である水によく溶ける

という性質から

海水に混入して

炭酸水となる以外にも

サンゴや貝殻の素材となったり

石灰質となったりして

海底に定着し

長い時間をかけて

地殻へと取り込まれ

地殻変動で隆起し

石灰岩となって地表に現れ

鍾乳洞やカルスト台地となった

とするその多くの痕跡が

世界中に遍く存在する



火力発電を行ったことで

CO2の発生と同時に生起した気体の水

つまり水蒸気は

蒸発蒸散作用で気化したものと相俟って

上空で雲となり

それが寒気に触れて液化したとき

雨となって地表へと落ちてくる


液体の水が気化したとき

空気より軽い水蒸気となって

熱を奪って天空へと持ち上げる

このとき

位置エネルギーを取り込んで

開放するための準備にはいる


このとき気化熱の作用として

ヒトに認識されるのは

地表が涼しくなるからなのだ

気化熱というものは

熱の垂直方向の移動のこと

そこでエネルギー保存則が

成り立っている

ということが分かる筈


地表を冷やし

持ち去ったその熱を

上空で保持するからだ


蒸発蒸散という

水に纏わる反応は

海からだけでなく

山からでも起きている

地球全域で発生していることから

その量は

人工の排出機関によるものの比ではない

冬は水蒸気の発生が少なくなるため

遠くの山並みや空の彼方まで

はっきりとよく見える

夏はその反対に

水蒸気が大量に立ちのぼるため

遠景はぼやけて

曖昧になる


大気温が高まれば

水蒸気の発生量は増加する

乾燥した大地の植物は

水分を失って

燃え易い状態に遷移している

そこに

雷が落ちたり

送電線でショートしたりすると

被覆されていない電線では火花が生じ

発火現象を引き起こすことがある

この時近傍の枯れた樹木に着火すると

山火事となって燃え広がる


電力会社の一部では

送電の停止

つまり計画停電を行って

延焼を防ごうとする

先月カリフォルニアの山火事では

そんな対策がとられた

責任を回避する必要があったから


水蒸気が地表から大量に発生すると

その軽さによって

低気圧という名の上昇気流が

山岳地帯でも発生し

それが集まって雨雲となり

強風を伴って移動する

移動先では

降水量が異常な規模にまで達すると

洪水を引き起こして

河川の氾濫や堤防の決壊を

広範囲に生じさせるようになる


山岳地帯で発生する水蒸気は

植物を乾燥させて

山火事の発生原因となり

海洋上で発生した低気圧は

発達して太平洋上で台風となる


発達する途上で水蒸気を吸い上げ

高空へとそれを運び

雨雲が積み重なりあうと嵩が増し

降水密度を異常に高める


台風は海洋上で発生した

発達するようになった低気圧のことだが

山火事は内陸部で発生する

上昇気流となって

乾燥を急がせて

地表の脱水症状を誘発する


どちらも原因は同じ

水蒸気による気化熱の

縦方向への移動である


蒸発蒸散作用で枯渇した山肌からも

上昇気流という変化となって

循環型の対流サイクルを

惑星表面の低層部分

で成り立たせている


雨を降らせる低気圧が

山岳地帯で降水量を増やせば

山火事を心配する必要はないのだが

上昇気流は頂点に達すると反転し

下降気流となって

地平目指して

別の地域へと降りてくる

この状態が高気圧


低気圧を意味する上昇気流は

やがて反転して下降気流となり

地表へと舞い戻る高気圧

となる変化を繰り返す

対流圏ではこのようなサイクルができていて

乾燥した地平に雨を降らせるのではなく

台風一過後の乾いた晴天を

引き換えに置いてゆく

このため鎮火がより困難となり

延焼が長く続くようになっている


水蒸気となったあらゆる地域の水分は

熱を上空へと運びあげたあと

位置エネルギーを帯同し

寒気との遭遇を機に

高めた降水密度で

地表を襲う

水蒸気を奪って乾燥状態を齎した低気圧は

集めた水蒸気をまとめるようになり

やがてその周辺に

大量の雨を降らせることとなる


高気圧に転じた下降気流が

上昇気流を生んだ同じ地域を

その後乾燥させるようになり

山火事を発生させるタイミング

が整うのを待つ体制へとシフトする


低気圧が水蒸気を上昇させ

反転してできた高気圧

が乾燥した空気を

地表へと押し付ける

対流圏とは

このようなサイクルで

成り立っている

円環運動の反応場


熱の対流が

低気圧が生む上昇気流



高気圧が生む下降気流

とを

連携した状態で成り立たせる


生命は対流圏の中で

生存して残るための工夫を凝らし

進化と退化とを繰り返しつつ

文明社会を築き上げてきた


水害が多く発生するようになった地域では

水蒸気の発生と拡散が起きやすく

乾燥で山火事が発生し易い地域では

水分を放出した嘗ての低気圧が

高気圧となって下降気流を押し付けて

水分を奪って乾燥させる

この周期性をもつ変化を利用して

文明は発達し

進化し続けることが

うまくできていた


温暖化現象はこのサイクルを過激化し

気候変動を狂暴なものへと変えたのだ

このままゆくと

生命の多くは淘汰され

持続可能性を失った文明は

滅ばざるをえなくなる


対流圏と大気圏とは

重複した空域を構成し

一万五千メートル付近で

反転しては折り返し

上昇気流だった低気圧は

飽和点で

下降気流となる変化を経て

気圧密度を高度化させる

高気圧となってゆき

循環型の閉鎖系の運動を

惑星内部でつくりだし

その状態を

果てしなく繰り返す


温暖化は大気圏で

CO2が濃度を高め

温室効果を強めている

とこれまで永く信じられてきた

錯誤が生んだ思い違い

に過ぎなかったのだ


CO2を質量換算すると

空気や液体の水より重くなり

上空へと昇ることが

そもそもできないものだった

という事実が明瞭に見えてくる


ここが分かっていたのであれば

大気圏の温度をCO2が高めることは

本来不可能なことだった

ということは自然に悟れていたはずだ


地球温暖化という現象が

80年代頃から

この地表で唐突に生じるようになった

という変化は

二酸化炭素が急速に増えた

から

という耳になじんだその理由では

自然法則からみて

明かに不合理な

絶対に成立しない

破れた論理


ここが分かっていないと

疑うべきは気体の水

即ち水蒸気である

という真理へは辿りつけないことだった


その失敗が確定した事実を知りながら

京都議定書が無効に終わり

パリ協定が批准されていながらも

目標の達成は

可能であると強情を張りつづけ

世界中を誤った判断に靡かせて

問題の解決をより困難なものにした


温暖化の原因物質を

CO2だと決めつけてきた

その過去が

判断の過ちを

人に気付かせることなく

放置して

本当の原因を見逃すこととなり

無駄な投資を徒に積み重ね

経済成長の足を引っ張りながら

環境の劣化を推し進め

異常な規模となった降水量

の急増をCO2の所為

であるとそのように

決めつけた


この時に生じた判断の誤ち

より正しくは

錯誤

という状態こそが

パリ協定という名の

不稔性の国際間の調整を

鬼っ子として誕生させた


膨大で豊かな知識がそこにあっても

その意味を知らなかったのなら

どのような成果も

得られない

気候変動とは

文明が獲得した

愚かさの証明

であることをつまり意味する


遅すぎた覚醒は

失った時間と同じ

決して取り戻すことが

できないなにか

を取り逃がした事実にさえ

気づかせない
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一 知 半 解 ②

2019-11-10 09:29:27 | Weblog
豊かな科学的知識を

十分にもっていながら

その意味をまったく理解していない

というその途中経過に現れた

認識能力のもつ貧しさが

温暖化を止まらないよう仕向け

持続可能性を率先して

手放す

という愚行を人類に強いている


根拠不明な情報に基づいて

CO2が

気候変動を煽っている

と決めつけて

排出削減が急務

だとしてきたこれまでの方針

が誤まっていたことに

誰一人気づかない


問題をモンダイとして

正しく認識していなかった

ということが

人の住む生活圏全域

を危険極まる状況

へと追い詰めた


温暖化がいつまでたっても

まったく止まらなかったのは

その結果として起きた

事実誤認によって

自らの手で

文明が定着させた

不毛の結果


二酸化炭素について

普通に調べてさえいれば

気候変動の原因を突き止めることなど

遥か昔の段階で

いとも容易にできていた


現状をうち眺めると

今に至るまで

問題の本質を見失ったまま

間違った対策を

意味を知らずに

闇雲に連ねている

ということに尽きるのだ


そのことにさえ

気づかないままでいる

知識人たちの

何と多くいることか


空気より重いCO2が

大気中の濃度を

高め続けることが

何故できるのか

という素朴な疑問と出逢うことなく

暢気で長閑な

牧歌的な暮らしを楽しむ

権利

が永久に保証されている

とでもいうかのように

地球人たちは

これまで頑なに

確信しつづけてここまできた


気候変動がいよいよ

深刻なものとなり

想定外の水害が

立て続けに

引き起こされる事態となった


それというのも

科学と日常的に接していながら

その意味を

まったく理解していなかった

からなのだ

これは

世界中で起きている

例外のない普遍的事実

温暖化はCO2が増えた所為

だと根拠をたしかめもせずに

安易にそう信じ込み

空気より重いCO2が

重力に反して

中空に漂いつづけるようになった

と決めつけた

そのことこそが

深刻な環境異変の原因

とされたCO2の大量生産

の放置へと結びついている


大気圏に滞留するようになった

CO2が濃度を高め

空中で温室効果を発揮する

という誤った理解を

真実であると誤認して

二酸化炭素の排出削減

が急務だと思い込んだ

というのが発端だった


比重の違いを承知していたのであれば

CO2が空気中で

上昇できなくなっていることくらい

一瞬で察知していた筈のこと

巨額の教育投資を

長年に亘って続けていながら

知識の意味を体得していなかった

という事実が

この段階で確定していた


要するに教育投資に於ける

根源的な失敗が

止まらない温暖化を生み出した

ということになるハナシであった


空気より重い気体は

自然条件下で

理由なく上昇することが

即ちできない

いうまでもないことだ


だが世界中の人々は

温暖化が

気候変動を発生させた

というメカニズムを理解していながら

重いCO2が

大気圏に何故滞留することができ

その濃度を高め続けているのか

という理由について

考えていなかった

ということを

アボガドロが証明する

結果となった


空気より重い気体

であるCO2が

重力に逆らって

垂直移動を行っている

と文明がキメツケた

その行為が

気候変動をただならぬものにした


ドライアイスの気化で生じた

白煙の行方を思い出せば

誰もが質量の違いとして

真実を即座に把握するはずだ

見ることは

信じること

であるからだ


ところが世の知識人たちの総て



温暖化の原因をCO2以外にない

と勝手に断定してしまい

間違った認識であることを

悟ることなく

真実だ

と思い込んで

勝手な決めつけを行った


間接情報を鵜呑みにして

検証することなく吹聴し

熱心に拡散させているその行為



義務と信じて続けている

というところに問題の本質が

潜んでいる


これが環境の復元を

困難なものにした


判断の間違いを前提とした

これら一連の負の経過は

デマの伝播していくその過程と

実によく似ている

知識人だけでなく

賢人とされた人々でさえ

悉く

CO2というワードで

検索を試みたことがない

キーワードを立てて

項目を絞り込み

要素抽出と要因分析で篩にかけ

リサーチに務めていたのであれば

CO2が空気より重く

水に溶けやすい

という性質をもっている

ことくらい

難なく解けた


重力に反する非科学的で

身勝手な偏った思い込み

に囚われている

ということが

CO2を温暖化の主犯だと

キメツケることに役立った


温暖化現象とは

ニンゲンが陥りがちな

よくある錯語

に囚われた

認識パターンがその土台


よく調査しないで

安易に都合よく確信した

という経緯に基づいた

過った理解

が生みだした不毛な帰結


科学的態度とは

事実を誤認して

それに囚われることではなく

健全な判断を行って

事実誤認を極力排し

真実を抽出する過程

の連鎖で成り立っている

認識へと至るための

その姿勢


思考力を手放してしまったときから

判断を誤っても

その事実を悟ることができなくなり

現在位置を見失う

これが迷妄を押し付ける


CO2の属性

を承知していたのであれば

重い化合物が

大気圏内で増え続ける道理がない

ということくらい

自明の理


教育の失敗は

不具合すべての共通の分母となり

文明社会に末永く祟りつづける


民主主義の劣化と温暖化の悪化

とは

共に教育の失敗

がその生みの親

自らが得た

自らの業

を消すのは

容易ではない


同じレベルの認識の相違は

直流と交流とに分かれている

電流の種別を弁えていなかった

というその事実からも

明瞭に見えていた

交流電流にたいする

事実誤認

が再生可能エネルギーで

化石燃料の消費が減る

という思い込みへと繋がった


太陽電池を導入して

交流電流が減る

という経過の実現は

成り立たない

なぜなら

交流電流が周波数でできている

ものであるからだ

それは波の形で表記されているのだが

山と谷からなるあの曲線が

毎秒50回の頻度で

正確に切り替わっているとき

50ヘルツの周波数をもつ

交流電流が生じている

ということが

はじめてできる


磁極の数を倍に増やせば

回転数を半減できる

ということでもある

毎秒50回の切り替えができる

電源でありさえすれば

50ヘルツの交流電流を

発生させることは誰にでも

可能


常に変転しているタイプの電流が

交流電流

であるということなのだ

このとき生じた磁場の変化が

交流電流を成立させた

この違いこそ

直流電流との大きな差

となって交流電流を

特徴づけている当のそのもの


毎秒50回の頻度で

変化し続けている交流電流は

止まっていることが

即ちできない


このことは

節電が無意味である

という事実を

最初から伝えていた


つまりクールビズなどで

二酸化炭素を減らそうとする努力が

まったくの無駄である

ということを伝えていたのだ

単純な事実誤認にさえ気づかない

その状態から

未だに抜け出していない

というそのことが

却って大いに訝しい


温暖化が深刻な社会問題となったとき

その原因物質として

既に特定されていたCO2

の排出量を削減すれば

温室効果を減らせる筈だ

という予定調和的な結論が

次第にもてはやされるようになっていき

最初の手段として

省エネ節電が有効だという判断

が世界中で蔓延った

猫も杓子も温暖化防止活動

に取り組むようになったのは

それから後のことだった


これと相前後して流行ったのが

太陽電池や風力発電などの

再生可能エネルギー

代替電源と見做された

環境負荷のない新電源

だと思われている

ということが

温暖化対策から実効を失わせる

という失敗を何度も繰り返している

たった一つのその理由


太陽電池を屋根に敷き詰めれば

それがもつ発電能力の分だけ

二酸化炭素の排出量を

大きく減らせる

と世界中がそう単純に

思い込んでしまっていた


だがこれこそが誤りのもとだった

世界中で再生可能エネルギー

に対する投資を大規模に推し進める

と同時に節電努力を続けていながら

結果をみれば

大気中のCO2濃度は

減るどころか却って大幅に

増えていた


そこで急遽登場したのが

CO2排出量をゼロにする

というパリ協定というものだった


だがこの希望的観測も

無駄に終わるということが

計画段階で既に見えていた


CO2が犯人だと思い込んでいる限り

真犯人はノウノウと生き延びて

その濃度を着実に高め続ける

冤罪というもののオソロシサは

この一点に集約できる

京都議定書が無効に終わったその理由

も冤罪を指し示す

間接的な証拠となった


事実誤認はどのような成果も

引き出せなくする

という点でとても罪深い

正しい理解であるとした独善による

過ちの成立が

温暖化を募らせて

地球全域に

強い淘汰圧をいまかけている

それというのも

文明が判断を誤ったからなのだ


真犯人は

紛れもなく

別にいて

活動を揺らぐことなく

のうのうと続けている
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権 威 主 義 ①

2019-11-03 09:11:23 | Weblog
空気よりはるかに重い

温室効果ガスとされている

CO2が

大気圏へと昇って

そこに滞留して濃度を高める

という理解は正しくない

そんなことは

およそ

考えられないこと

であるからだ

要するに事実ではなく

虚偽以外のなにものでもない


世界中でCO2にまつわる

多くの認識の誤り

を生みだしてきたそもそもの原因



それがもつ蓄熱作用だけをみて

比重の違いをみなかった

というこの点にある


液体の水も

CO2と同じくらい重いのだが

気化した水は空気よりも

軽い

このため

空に昇って雲となったり

低層で霧

になったりして

地平を広く覆うことがある


つまり空気よりも軽い

水蒸気は地表の熱を

空中へと持ちあげて

上空でその熱を保ち

そこで温室効果を発揮するのだ


ここが誰も分かっていなかった

知っていながら

まったく理解していなかった

温暖化現象を錯誤したまま

有効な手を打てずにいたのは

問題の所在がみえていなかった

からなのだ

世界中で水害を多発させ

空気を乾かして

山火事を多く生みだす

蒸発してできた気体の水

つまり水蒸気こそ

温暖化を地表に与えている

温室効果ガスの

真犯人

CO2に疑いを掛けて

犯人と指摘したものの

誤って断定したというその行為が

地球に対する犯罪を放置容認

することとなり

正しい認識を却って

遠ざけた原因となったのだ


こうした独善的な姿勢で行った

判断の過ちが

状況を悪化せる原因となった事例は

数多くある


気体となった水である水蒸気は

軽い水分子という属性をもち

気化熱を地表から奪って

天空へと持ちあげ

上空で希薄なガスとなってゆく

この水蒸気が

熱を空へと移動させ

しばらくの間

そこで漂う


水蒸気が集まって雲になると

その存在が目で見えるようになり

誰もがそれと気付くのだが

分散状態にある水蒸気は

目には見えない


それが保持する地表にあった

かつての熱は

見えないながら

ヒトを蒸し暑く感じさせ

湿度という指標で

数値となって反映される


重いCO2が地平に棚引き

そのすぐ上に湿気が漂う

その分布濃度の差がうむ違い



湿度計の数字


水蒸気に温室効果があることを

多くの人は未だ

ちゃんと理解していない


気化熱を理解しているひとなら

地表が涼しくなる効果を

蒸発蒸散作用の結果の一つ

として認識することが

すぐできる


エネルギー保存則として

気化熱を理解することができるなら

地表の熱を持ち上げて

空中でその熱を保持する

というメカニズムが成り立っている

ことを説明抜きで

直感的に一瞬で察知する


熱を地上から持ち去った水蒸気は

上層で

前線や寒気に触れたとき

凝固して液化する

それが雨


降った雨は最終的に海へと下り

晴天なら太陽によって熱せられ

再び水蒸気となって

上昇気流を発生させる

これが天へと昇る低気圧

海水の蒸発は時により

台風へと発達することがある

このプロセスでも

水蒸気が関わっている

海水面の広域的な蒸発で

大量の水蒸気が発生し

対流圏で上下する


気化熱を帯びた水蒸気は

上空で

熱の移動を

広域的に支援する


これに燃焼炉や内燃機関などで

人為的に発生させた

二種類の酸素化合物

つまり

CO2とH2Oとが加わって

大気圏内の空間温度を

緩慢に高めつづけることとなる


このサイクルを

果てしなく繰り返すようになった

地球環境は熱を貯めこみ

温暖化現象を引き起こし

その途中経過で

気候変動を惹起した


農業や漁業はこうした水の恵み

で成り立っているのだが

この水が気化して

温帯を亜熱帯や

熱帯へと動かしはじめた


大気圏の平均気温は

こうしてゆっくりと高められ

温室効果を嵩上げするための

推進力となって作用する

これが気候変動の起源となって

持続可能性を破壊すると

生命の多様性までが

損なわれる

これを懸念して創設されたのが

気候変動枠組み条約

COPというものだった


地球環境の温暖化を生み出しのが

CO2だとこれらの人々は決めつけて

それが生みだす気候変動とその悪化

というサイクルを断ち切ろうと

努力したのだったが

所期の成果はまったく得られず

却って状況を悪化させただけだった

判断を誤っていたからである


その結果降水密度は

短期間で急増し

水害を至る所で生み出した

温暖化対策に投じられた予算は膨大だが

実効は未だにゼロのままで推移する

その理由について考えた事例は確認できず

原因だと思い込んだCO2の排出を

抑制すれば問題は解決できる

という結論を頑なに握り締め

ついにここまでの危機的な状況

を引き寄せた


気化して水蒸気となった

かつて液体だった水H2Oは

低気圧という名の上昇気流

となって空高く昇り

そこで出逢った寒気に触れて

雨となり

地表へと落下することを

繰り返す


地表や海面から持ち去った

熱エネルギーを

目に見えない位置エネルギー

へと変容し

冷えて凝固したものを

雨や雹などとして

重力の支配に委ねる


水蒸気が積み重なって層をなし

厚い雲となって

大量の雨を降らせるに及ぶ

という頓に顕著となったこのサイクルが

降水密度の増加となって

現段階で顕在化する

時代へと突入した


雨という名の水滴の落下で

位置エネルギーが視覚化され

水の流れが流体エネルギーへと変化して

地表に洪水を引き起こす

その途中で山塊の崩落や

河川の氾濫

そして決壊を各地で発生させている


流体のエネルギーを用いて

文明が営々として

築き上げてきた一切を

最終的に破壊して

ゴミという名の乱雑系

を終端として定着させる

事態まで生み出した


この段階が破壊エネルギーの開放であり

使い物にならない

たくさんのゴミの山を

至る所に

結果として積み上げ

混沌となす段落が

暫定的に確定する


当初地下資源を燃やして

人工的に得た

熱エネルギーが

火力発電所で電気エネルギーとなって

国家と国民の生活に寄与したものの

二酸化炭素と水蒸気という

異なった二種類の温室効果

をもっている複合気体

を副産物として

大気圏内へと

同時放出させてきた

ということが

二種類の温室効果ガスがもつ

質量の違い

によって

重い二酸化炭素が地表を這い

横に広がっていくその一方で

軽い水蒸気は気化熱を奪って

地表にあった熱を上空へと

縦方向へと運び上げ

そこに熱を滞留させる動因

を形成して大気圏全体を

温めている


この時電気エネルギーを

生みだすために使われた

化石燃料を燃やして得た

その熱が

水蒸気となり地表の熱を

上空へと運びあげ

見えない位置エネルギーとなって

しばしの間

そこに静かに滞留する

この一部がダムに貯められて

再び発電するためのエネルギー

として使われる

これが水力発電と呼ばれる

電気エネルギーとなって

環境負荷がない

と信じられている電力を作り出す


水力発電の場合

気化熱を位置エネルギーへと変えながら

最終的に電気エネルギーとなる

循環を繰り返す


この意味で水力発電の場合

温室効果は

蒸発する過程で

水蒸気を

少しだけしか生じさせていない

けれども決して無害だ

ということにはならない


火力発電の場合には

発生させた水蒸気を回収せずに

大気中へとそのまま放出してしまっている

このため

上空へと熱を運んで保つ作用が

温存される


水蒸気が無害

だと信じ込んでいる限り

気候変動は絶対に止まらない

温暖化の真犯人が水蒸気である

という事実認識が定まれば

原発のように冷却装置で

液化する仕組みの開発へと発展し

火力発電が前提の交流送電方式でも

無害化する方法を確立できる

という可能性に気付くだろう


二酸化炭素を圧縮すると

液化する

そこでマイナス80℃以下

にまで冷却すると

固体のドライアイスが来上がる

ケーキの箱に入っている

あのドライアイスは白い煙となって

床を這う

これがCO2であることは

言うまでもないことだ


空気よりも重いからこそ

下へと沈降する白煙となっている

天井へと向かう白煙であったなら

大気圏内に滞留して

温暖化の原因となる

論法に偽りはない

だが現実はそうではなかった

この点に注目すれば

温暖化の真犯人がCO2

ではなくH2Oである

ということを

世界中が正しく理解することが

間違いなく

遥か昔にできていた


CO2の質量を考慮せずに

温室効果だけをみて

犯罪的だとして特定した

文明が犯したその過誤が

気候変動を避け難いものにした


問題認識能力を劣化させたのは

教育システムの変更以外に

考えられない

知育偏重型の学力重視という方針転換



思考力を涵養するための時間

を惜しみ

知識の量的拡大に特化して

質的劣化をこうして導いた


止まらない温暖化こそ

劣化した思考力が

生み落した

実に粗末なその結果

つまり

教育の失敗であることを

文明が悟るときまで

苦難の日々はつづくのだ

問題の所在を知れば

原発のような閉鎖系の導入が

有効解である

ということに気付くはず

嗤うべし文明の蒙昧
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