秀明記(syuumeiki)

着物デザイナーが日々感じたこと、
全国旅(催事)で出会った人たちとのエピソードなど・・・
つれずれなるままに。

筍づくし。

2010年04月21日 09時13分33秒 | グルメなのか?
一昨日の夕方、takeちゃんから「また筍あるけど、いる?」て電話がありました。

「おおきに、いただくわ」ってことで持参してくれたのはいいけど、なんと大小取り混ぜ
10本近い本数・・・。なかでも最大は40センチ以上。いくらなんでもコリャ食えんダロ、
と店に飾っておいたら芸大出のお客さんが部屋のオブジェにしたいって言うからプレゼント。

一度では処理できないから二度に分けて下茹で。筍の皮をむきながら、そういえば「筍生活」
って言葉がフト浮かんできたけど、今時こんな言葉知ってる人も少ないだろなぁ。

朝昼晩、毎食筍を食する生活、では無くて終戦後の食糧難の時代、国民は衣料品を食品に
代えて餓えをしのいでいました。筍の皮をはぐような暮らしをそうよんだんです。

もちろん私も言葉でしか知りませんけどネ。今みたいに千円以下のジーンズが発売される
時代では想像もつかないと思いますけど・・・。

定番の若布煮、土佐煮、天麩羅、かき揚げ、筍ご飯etc。相方の実家にもおすそ分けしたけど、
まだいっぱい残っております。我が人生でこんなに筍を食した春はなかったぞ。

因みに今朝は筍チラシ。(錦糸卵を見てヨロコビを感じるのは私だけダロか?)

今日の店のお通しは筍と豚肉のオイスター炒めです。