秀明記(syuumeiki)

着物デザイナーが日々感じたこと、
全国旅(催事)で出会った人たちとのエピソードなど・・・
つれずれなるままに。

「中村軒」でヨモギ餅。

2010年04月07日 08時51分09秒 | グルメなのか?
一年に1,2度なんですけど、体がこう言うんですよね。

「なぁ、アンタ近頃かなりくたびれてはりまっせ。いつもそんな女、子供の食いモン口に
できるかい!なんて言うてはるけど、ここは無理せんと素直になりなはれ」、と。

以前なら出町の「ふたば」に行列ができていないときに限り、車を停めて「豆餅」を買って
帰ったもんです。(近頃では行列の無い日は無い様子ですけど。)

昨日は毎日前を自転車で通りすぎるだけの「中村軒」でペダルをこぐ足が止ってしまった。

そうだよなぁ、たまには甘味も必要かも知れんわナ。

日ごろ買いなれていないもんだから、何を選べば良いか迷ってしまう・・・。

ここは一つ春らしい「桜餅」か?いや、この黄な粉をまぶした団子も捨てがたい。
季節といえばヨモギ系もアリだし。

結局「黒蜜団子」と「ヨモギ餅」に決めて、ランチ営業のため店に向かいつつ、やはり
「桜餅」も買っとけば良かったかも?なんて買いなれないモノを求めるとダメですナ。

この「中村軒」、ロケーションも良いし、店も昔ながらの風情が残されていて休日などは
大勢のお客さんで賑わっています。といっても車が駐車し辛い(ガレージは一応あります)
のと、お隣の桂離宮が予約制なもんで、他の観光地の甘味屋さんほどは混雑しません。

この店の座敷か床机に腰掛けて、お茶と団子などいただきながら、かつて船着場だった頃の
風景に思いをはせるのもまた良しです。

ところで、酔っ払って帰った翌朝、記憶にないシュークリームの空き袋などを見かける事が
たまにあるんですけど、これは体が求めているのか、※「ひだる神」に取り憑かれたのか?

※街道などで行き倒れになった人間が餓鬼となって通りすがりの旅人などに取り憑きます。
これに取り憑かれると体中の力が抜け、動けなくなっていまいます。米を一粒口に入れ、
飲み込まず吐き出し、二度目にそれを飲み込むと逃れることができるとか。