秀明記(syuumeiki)

着物デザイナーが日々感じたこと、
全国旅(催事)で出会った人たちとのエピソードなど・・・
つれずれなるままに。

京都非観光案内43の2.

2008年11月29日 20時06分11秒 | 京都非観光迷所案内
陰陽道では、玄武を船岡山、青竜を鴨川、朱雀を小椋池、白虎を山陰、山陽道
に見立てたとされています。

ところが、朱雀にあたる小椋池は干拓され、今では排水場にその面影をわずかに
残すのみ、となりました。

干拓は秀吉の時代から江戸~明治~昭和の時代までまたがり、都の南部を守護
していた朱雀は姿を消してしまいました。(大丈夫なのか?)

余談(ばっかりだけど)ですが、司馬遼太郎氏の新撰組を題材にした掌編で
禁猟区とされていたこの池で隊士が鴨を撃ち、奉行所の役人と悶着を起こし
ウンヌン、というのがあったと思います。

では迷所案内に戻るとしよう。

この小椋池排水機場、久我山といわれる地区ですが、車がないとかなり不便。
(だから迷所案内に登録してるんですけど)

      
でも私は結構すきです、この排水機場。

「小椋池まるごと格納庫」なんてのがあります。この格納庫、ドアを開けると
電気のスイッチがオンになって、室内灯やパネルがパァッと明るくなります。

エコやねぇ。もっとも平日にこんなトコ訪ねる人はいないでしょう。

時間があったらもう少しゆっくり見学したかったけど、この日は別用があった
もんで、少ししか滞在できず、残念でした。

季節には蓮見で賑ったそうです。

時間ができたら、また出かけ、ナイだろなぁ。それが迷所案内たる所以ナリ。
     


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