秀明記(syuumeiki)

着物デザイナーが日々感じたこと、
全国旅(催事)で出会った人たちとのエピソードなど・・・
つれずれなるままに。

大原の「卵かけご飯」

2012年06月14日 10時44分55秒 | グルメなのか?

 ここ3年ばかり日々の生活に追い立てられるような毎日が続いておりました。
あ、今でも楽じゃないんですけどね。精神的にもかなり危険な状態でした。

ちょっとだけ気持ちを切り替えたい・・。そこで昼食も少し足を伸ばして洛北の
大原へ。この店は以前、相方が朝の番組を観てチェックしていたお店です。

  

大原といえば、三千院ですが、目的は「玉かけめし」ですから、三千院の手前を左折。店の前
でカメラを構えた私、二十代のころの記憶がボーゼンと甦りました。

そうだ、夜間のデザイン学校に通っていたころ、バイト先での同僚の爺様と来店したぞ、この店。

そのKさんが、この「はんじ」のキツネ蕎麦がお気に入りで連れられてきたっけ。なかなかユニーク
な爺様で、戦中戦後の面白い話を聞かせてくれたけど、もう鬼籍に入っているんだろうナァ・・・。

その当時は、まだ「玉かけめし」はメインじゃなかったと思います、確か。

  
市内は汗ばむほどの陽気でしたが、さすがは大原です、開け放した窓から洛北の心地よい風が
吹き込んできます。カツカレーの「レストラン風」ってのが、なんだか微笑ましい・・・・。

 
このメニューもアタシャ気に入りましたね。表の看板には「玉かけめし」と書かれていたけど、このファジー
さも、またヨシ。私は「そば&卵かけごはん」、相方はシンプルに「卵かけごはん」を注文。

←これで500円です。

←そばセット800円。

蕎麦はもちろん手打ちじゃないけど、メインは大原地鶏の「卵かけごはん」ですからネ。黄身の色
が濃くて、なかなか深いお味でした。

「卵かけご飯」のセットに付いていた卵焼きが、なんだかお祖母ちゃんが作ってくれたお弁当の
オカズみたいで、懐かしさに涙ぐみ・・はしないけど、ホノボノさせてくれました。

「卵かけご飯」のブームは過ぎ去りましたが、流行り廃りに関係なく、美味いモンは美味いやね。