思い起こせば、数々の小さな憤りを受け止め、抱えてきた。
そんな積み重ねが、心を離し、離別へと向かわせたのかもしれない。
二女が突然高熱を出した時。
二女はすでに10代になっていたと記憶している。
朝から体調を崩していて、しんどくて起き上がるのもやっとだった。
熱を計ったら、40度あまり出ていてぐったりとしていた。
生憎、日曜日で病院はしていない。
近くの休日診療所へ、夫に車を出してもらって行った。
入り口は開いているものの、診察している感じではなく
でも、休日診療所だからそのうち開くだろうと待っていた。
というのも、そこには先客のおじさんがいたからだ。
待てど暮らせど、診療所は開かない。
かろうじて携帯があったので、調べてみたが
詳しい情報はなかった。
時間が無駄にすぎていき、次女はますます辛そうだった。
携帯電話で調べて、少し離れた所に開いている病院を見つけ
そこに行くことに決めた。
夫に電話をして、連れていってほしいと言うと
「はぁ?今からピザ食べようと思ってたのにぃ!」
と言われ、来てくれたはいいものの、道中ずっと文句を言っていた。
こんなことなら、タクシーを使えばよかった。
そうすれば、こんなに嫌な気持ちにならなかったのに!
二女は熱のわりに「ただの風邪」と診断されて
飲み薬を処方されたが、本人が怠さを訴えるので点滴をしてもらった。
少々脱水気味だったのか、点滴が終わる頃には話せるようになっていた。
その後、タクシーで帰ろうと思っていたのだけど、
夫から「終わったら電話するように」と言われていたので、した。
そうしたら、迎えに来た。
帰宅道中も、ワタシと二女に対して文句を言い続けた。
この時の後悔は、後々ずっと引きずることになった。
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