HITOMIのおくに(ちょこっと日記)

瞳にうつる たくさんのもの・・・日々を(出来れば面白く)書きたい、ちょこっと日記です。

毎日がハリボテ

2022年01月22日 | 結婚生活

三女が中学に入学してからほどなく、夫から仕事を辞めたいと言われて
ワタシはパートに行くことにした。
なにかしらの理由を付けて、外に出て、自分の力で稼ぎたいと
思ったのかもしれない。
微々たる稼ぎに「たかがパート」と夫に言われながら。

でも、その時夫は仕事を辞めなくてもよくなり、
その約2年後、本当に職を失うことになった。
更に2年間プー太郎で過ごし、家のことをするでもなく
ただ、車とゴルフに明け暮れ(それも食いつぶしで)日々を過ごしていた。

ある日、もとやっていた仕事の取引先から、仕事を頼まれたと言って
アルバイトをするようになった。
最初は本当に提案され、していたのかもしれない。
しかし、時が経つにつれ、ワタシの中で違和感が膨れ上がっていった。

とにかく、仕事に行く日がバラバラで、夫の都合に合わせて行くようになり、
いくらなんでもそんな重役のような仕事はないだろうと、思い始めていた。
そんな中、ささいな事でキレて怒鳴り散らすことが増え、
そういう時は決まって、手持ちのお金が尽きかけているときだった。

極めつけは、娘からの言葉だった。

「お父さん、お母さんのシフト表をチェックしているよ」

 

なんのために、チェックしているのか?
そう考えたとき、これはやはり仕事ではないな、と直感で思った。
すぐに、シフト表を貼ることをやめた。

娘によると、散々シフト表を探したものの、見つけられず諦めていたということだった。
その日から、夫はワタシと時間をずらすようにして、自分のお城に行き(離れたガレージ)
ワタシが出勤する時間の後に、自宅に戻ってくるようになった。
その時にワタシが居れば、夫は「仕事に行く」と言って出かけていた。
(これが、後々、自分の首を絞めることになるとは、思ってなかったろうけど)

そして、年末に夫は、忘年会に3回も行くことになり、
ますます、ワタシの中ではとある疑いが、頭をもたげてきた。
極めつけは、大嫌いだと言ってワタシとは絶対に行かなかったカラオケに

休職していた長女を誘い、5時間余りも滞在したという話を聞いたからだ。

何気なしに長女にその時の様子を聞くと、
「そういえば、デンモクも慣れた様子で操作していたよ」

怪しい。

そんな風に思いつつも、とうに夫との老後を想像できなくなっていたワタシは
三女が大学を卒業したら、離婚を切り出そうと思い始めた。
無職の夫を抱えて、お金を貯めることは出来るのだろうか。
それより、社会人経験のほとんどないワタシが、職を見つけられるのだろうか。
そんな思いを抱きながら、手始めに夫婦の年金が引き落とされる口座を分けることにした。

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