HITOMIのおくに(ちょこっと日記)

瞳にうつる たくさんのもの・・・日々を(出来れば面白く)書きたい、ちょこっと日記です。

命の期限。

2022年08月25日 |  思いのまま

こんにちは。
まだまだ残暑が厳しいですね。
新型コロナの第7波で、ワタシの会社の人もある程度飲み込まれましたけど
幸い、大事に至った話は聞かなくて、少々ホッとしています。

さて、家には16歳を迎える、ワンコが居ます。
ずっと、病気らしい病気もせず、健康に生きていましたが
(年齢による胆泥症があり、投薬治療はありましたが)
先月、突然の下痢をしてから、瞬く間に体調を崩してしまいました。

一度は元気になったものの、いきなり食事をとらなくなり
大量に飲んでいた水(この時点で病気疑いなのですが、高齢のため様子見となっていました)も飲まなくなり
一気に弱ってしまいました。
かかりつけの動物病院を受診。
昨年入った若手の獣医さんが、一生懸命診てくれました。

そこで告げられたのが、余命1~3ヶ月。
食事をとらないままだと、1ヶ月。
摂るようになっても、3ヶ月かな・・・と。

覚悟していたこととはいえ、辛くて、悲しくて。

一週間分のお薬をもらい、点滴を打ちに通うか、自宅でするか検討するように言われました。

どうするのが、ワンコにとって一番良いのか。
家族で考えました。
良くならないのであれば、生きながらえさせる治療は、酷ではないのか。
しんどいだろうけれど、何もせず命の終わりを迎えるのが良いのか。
楽にしてやりたい、少しでも気分よくいてくれれば・・・というのは、人間のエゴではないのか。

獣医である妹にも、相談しました。
血液検査の結果を伝えると、一言「厳しいな」と言いました。
ほぼ、腎不全に近い数値で、回復の見込みは薄い、と。
家での、皮下補液を考えていることを話すと、
「いいと思うけど、少ししんどいのを長引かせる形にはなるよ」
と、動物想いの妹らしい言葉が返ってきました。

念のため書き添えますが、妹は診察していない動物のことを、あれこれとは言いません。
たぶん、医療者なら相当数の人が、そうするとは思いますが。
そしてワタシも、今まで丁寧に診てくれた獣医さんを、信頼しています。
妹が獣医であることなど、口にしたこともありませんし
これからも、するつもりもありません。

診察結果に涙してから2日。
やはりワンコの食欲は戻らず、弱っていくので、
半休を取って、再受診。
今回は、院長先生が診察。
もう、塩と油に気を付ければ、何を食べさせてもいいと。
野菜入りのおかゆや、パンなどでもOKだと。

いつもの優しい笑顔で、あれこれと案を出してくださり、
そして、皮下補液の練習を。
ワンコの体に針を刺す怖さを感じながら、レクチャーを受け帰宅。
ワンコの命には一切触れることなく、
「今、できること、してあげたいことをする」ということを、伝えてくれました。

家での皮下補液を始めて、3日。
毎度、怖さを感じながら、点滴をしています。
娘は猫派ですが、残り少ないワンコとの時間を濃密に過ごしています。
もう一人のワンコ大好き娘は、死に目に会えないかもしれないと泣いてました。
家を出るときに、その覚悟はしていたけれど、やはり辛い、と。

ワタシは、いつも通りのスタンスで・・・と思っていますが、
もっと温かいうちに抱っこしておけばよかった、とか後悔しないかな・・とか
いまだに「なぜか」迷ってます(汗)
命という、大きなものを目の前にして、少々怖気づいています。

ワンコは、少し元気になりました。
次の診察で、どういう結果が出るのか。
期限のある、二度と会えないものに、人間のエゴを押し付けないように
どうやって見送るべきなのか・・・と考えています。

コメント
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