HITOMIのおくに(ちょこっと日記)

瞳にうつる たくさんのもの・・・日々を(出来れば面白く)書きたい、ちょこっと日記です。

子の心親知らず

2022年01月25日 | 結婚生活

ワタシはパートで日々を過ごし、
夫はワタシが休みの日に出勤(?)するようになって
表面上は落ち着いた日々が、続いていた。

定期テストの度に、ピリピリしながら過ごす三女に
実力が出し切れるようにと、家族は見守りを優先していた。
そんな中、三女は頑張り、目標の大学の推薦を勝ち取った。
夢に向かって一歩進んだ。
着々と時は過ぎ、最終的には学年3位という成績を収め、
奨学金も認められた。

三女の東京での生活のために、色々と揃えなくてはならなくなった。

そんな年末。

安堵した三女が、夢に向かって前進するということは、
家族と離れるということを、徐々に実感しているときだった。
自分の拠り所である家族と離れる。
可愛がっている愛犬と離れる。

精神的に不安定になった時、その気持ちがあふれてしまったようだった。
寂しい、といって泣き始めた。

それを見た夫は、キレた。

「どういうことや!こっちは何のために頑張ったんや!
 それを行きたくないってどういうことや!!!」

と、椅子を蹴り倒して怒鳴った。
三女は言葉を失っていた。
夫が二階に上がってから、三女には「気にしなくていいよ」と言うしかなかった。

ワタシは2階の夫の元へ行き、揺れ動いている三女の気持ちを代弁した。
「行きたくないということではない。
 ただ、その代わりとして、失うものに気付いた、ってことなのよ。
 家族って、そういうものでしょ?」

その数日後、夫はなぜかワタシに高級化粧品を買ってきた。
結婚してから、夫からプレゼントをもらったことのなかったワタシは
お礼の言葉もたどたどしく、表情も硬いままだった。

娘からは、もっと素直に顔に出して感謝するようにと、お叱りを受けた(笑)

しかし、このことが更にワタシの中の疑惑を、膨らました。

・・・こんなことをする人じゃない。
ワタシの誕生日にすら、ケーキを買うのは恥ずかしいから自分で買ってこいと言う人だ。
それに、夫は女性用品に無頓着で、化粧品ブランドなんて
日本の大手しか知らない人だった。
この時分には、ジェルネイルにも詳しくなっていて、
爪の荒れているワタシに勧めてきたということもあったのだった。

怪しさが充満していった。

コメント
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