HITOMIのおくに(ちょこっと日記)

瞳にうつる たくさんのもの・・・日々を(出来れば面白く)書きたい、ちょこっと日記です。

永遠のお別れ。

2017年08月06日 |  雑 日 記


昨年、家の前にへたり込んでいた猫。
なんやかんやで、飼うことになった。
でも、この猫が来てからというもの、私たちの環境は大きく変わった。

いずれ詳しく書こうと思っているけど、私たちが大きな行動を起こすほど
それくらい大きな影響を与えてくれた猫だった。
この猫が、この世に生を受けてから、おそらく1年と半年。
とても短い時間だった。
少し変わった猫だったけれど、かまいたくなるヤツだった。

最近、猫が体調を崩し、一時は持ち直し元気になったと思われたが
先週土曜日、突然具合が悪くなった。
近所の動物病院に駆け込み、診察。
獣医は一目見て、危険な状態だと判断。
他の患者より優先して、対応してくださった。

でも、今の病院の状況ではこれ以上の対応できないと伝えられ、大きなセンターへ移動。
ついてすぐ、緊急手術。

猫に会えたのは3時間後。
ICUに入り、意識朦朧としていた。
医師からの説明では、もともと肝臓が奇形で血液凝固因子も少なく
肝臓からの出血を止めることは出来ない体だった、ということだった。
医師の
「このような肝臓の状態で、若いですがこの歳まで生きられたというのは奇跡に近いと思います。」
というのが、救いの一言だった。

もしかしたら、翌朝まで持たないかもしれません、という言葉に後ろ髪を引かれる思いで帰宅した。
翌朝、電話は鳴らず、安心したのもつかの間、電話が鳴った。
明け方、死んだという電話だった。
遺骸を引き取りに行き、いったん帰宅。


「おうちに帰ってきたよ」


それからは忙しかった。
夏だし、仕事もある。
動物霊園に連絡し、移動手段のない私たちには有難い送迎があった。
すぐに葬儀をあげてくれ、荼毘に付した。
小さくなった猫。
私たちは、これでもかってくらい泣いた。


一昨日、娘が初七日法要を受けてきてくれた。
今、猫は、皆が集まるリビングの片隅にいる。
まだ一週間だけど、もうずっといない生活が続いているようにも感じる。

縁があったら、おりといで。
待ってるよ。
コメント (2)
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