ぼやき、ぼやき、ぼやき(^^;)

元助監督で映画キャスティングマンの

16「親分の後妻は聖女」 自分が参加したTV番組をもう一度見直してみようシリーズ第16回 火曜スーパーワイド

2020年06月12日 | こらむ
16「親分の後妻は聖女」 自分が参加したTV番組をもう一度見直してみようシリーズ第16回
火曜スーパーワイド
放送日:1989年3月21日
出演:田中邦衛、黒木瞳、橘ゆかり、畠田理恵、山下規介、峰岸徹、室田日出男
監督:和泉 聖治
制作:松竹芸能

この番組は、先輩助監督原田昌樹さんに誘われたように記憶しています。原田さんがチーフで、私は久しぶりにセカンドをやったと思います。原田さんに誘われれば断れなかったと思います(笑) 今、見直すとかなりテンポもよくおもしろい。さすが、和泉聖治監督です。何回もクスクス笑って見ました。田中邦衛さんと、何回目の仕事でしょうか。こうやって冷静に自分の仕事を見直すと、もう5回~6回は主役の番組で一緒してます。びっくりです。
私は、あんまりヤクザ物に興味がありませんでした(なにせ、スタートが熊井啓監督ですから(笑))。でも今回この作品をやった事で、次の仕事に役に立った事がありました。次の仕事が、「その男、凶暴につき」のキャスティングです。なぜそれをやったのかは、別の機会に記録するとして、北野映画の第一作目「その男、凶暴につき」はヤクザがいっぱい出るんです(^^ゞ 若いチンピラのオーディションする事になり、私はこの「親分の後妻は聖女」に出ていた若者2人、小沢一義・寺島進、そして「ドクター・クマヒゲ」に出ていた、川上泳を、オーディションに呼んだのです。で、その3人は見事出演が決まりました。もし、この作品で出会わなければ、私は北野映画に呼んではいなかったでしょう。人生は巡り会いですね。彼らのその後の活躍は、自分自身の努力でしかありません。私は、この後、助監督とキャスティングを平行してやって生きていく訳ですが、この時はキャスティングをやるなんてみじんも思っていませんでした。ただ、助監督として現場にいた事で、実際に俳優さんにお会いして、その雰囲気や力量、クセなどを自分の目で見ていた事は、その後私の宝となって、自分自身を助けてくれました。今となっては、助監督をやっていて本当によかったと思っています。





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