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ぼやき、ぼやき、ぼやき(^^;)

元助監督で映画キャスティングマンの

イキウメ「図書館的人生vol.2盾と矛」

2008年12月02日 | そんなご舞台な2008
イキウメ「図書館的人生vol.2盾と矛」

SF的な4本のオムニバスストーリーでした。4本ともなかなか刺激的で、とてもおもしろかった。「亡霊」編では、板垣雄亮さんの声にシビレました。4本の中では、「帝王」が最高におかしかった。感情を表に出せない、苦しみおかしみ、人間の不条理、そして男と女の感情が、いっぱいにつまっていて、すごいできばえでした。伊勢佳世さんがとてもきれいでした。しいていえば、「亡霊」編のように、ひとつひとつのストーリーの大逆転が、もうすこしパンチがほしいというのもありました。あと、この全体のタイトルに、もうすこし魅力があるといいかもと思いました。タイトルが堅すぎるかなぁと思いました。

「モロ師岡・コントと剣岳噺」

2008年12月01日 | そんなご舞台な2008
舞台「モロ師岡・コントと剣岳噺」 下北沢劇小劇場

映画「剣岳」に出演した事が、あまりにも強烈な体験だったので、そのパワーをそのまま、一人コントでやってみましたという巻きでした。私自身が山、それも山岳撮影の無謀な事はよく知っていたので、身が引き締まるまる噺ばかりでしたが、果たしてそのどこまでが伝わったか・・・・伝わらなかったとしても、その無謀さが、逆に「こっけいさ、おかしさ」に昇華できればよかったのですが、あまりの体験は、それを体験した人でなくては伝わらないような気がして、あつく熱く語れば語るほど、わからなくなっていく沼地に入り込んだようでした。映画の現実は、なかなか伝わらないのですよ(^_^;)

「学おじさん」 本多劇場

2008年11月30日 | そんなご舞台な2008
舞台「学おじさん」 本多劇場

水谷龍二作・演出、伊藤四朗出演とあれば期待しないわけにはいきません。ついついハードルは高く見てしまいます。全体的に平坦なイメージがありました。何を伝えたいか、伝わり切れなかったように思います。なぜ、学おじさんが、突然帰ってきたのか、その深い部分があいまいだったのが原因かなぁ・・・・

「チャーリーTimes」

2008年11月29日 | そんなご舞台な2008
「チャーリーTimes」 東京おいっす第11回 下北沢劇小劇場

なんという力業。勘違いと誤解の連続でストーリーが成立しています。最初、座長奥原さんが出て来て、妙なアメリカンアクションを始めたので、「ああマズイなあ、マズイ舞台来ちゃった、引きそう」そんな気持ちになったのは、私だけじゃないでしょう(^_^;) でもだんだんストーリーに慣れてくると、それも気にならなくなり笑って見る事が出来ました。前回も同じような複雑な構成でしたが、今回はまだわかりやすかったです。でもその分、突然リンゴ娘が出て解決したり、タイプライターの女性がいきていなかったり、脚本の詰めが甘かったかもしれませんね(^_^;)

舞台「とける」

2008年11月28日 | そんなご舞台な2008
舞台「とける」 ブルドッキングヘッドロック第15回公演

前回の続編でしたが、今回もさすがにおもしろかった。懐かしい高校時代が再現されています。新しい「桜の園」かもしれません。出演者達もみんな自由で楽しそうにやっている。やらされている感じがしない。映像出身のボクが、舞台に偏見をもってないのは、そのやらせれている感のない演劇に出会ったかもしれません。最近のケラさんの舞台、やらせてる感があるなぁ・・・ともかくあの劇中のビデオ見たかったなぁ(^_^;) この劇団は見て損はしないゾ!

「難民X」

2008年11月10日 | そんなご舞台な2008
舞台「難民X」 下北沢スズナリ

いつも難解なストーリー展開で、最後にはクタクタになってしまうのだが、前回は、私自身はとてもおもしろいと思いました。今回も身構えて行きました。前回よりSFチックで、そのあたりはとてもよかったと思います。逆に、居座った「難民」達の、役所に対する抗い方が、単調で、すごくもったいないように感じました。そこらあたりは、役者に責任はなく、演出上や台本上の考え方だったと思います。あちこちでトイレするのも、あんなに直接的な描き方しなくてもいいように思いました。なんかもったいなかったかなあ(^_^;)

舞台「アロマ」

2008年11月06日 | そんなご舞台な2008
舞台「アロマ」 猫魂第13回公演 下北沢駅前劇場

これまでの「猫魂」とは路線を変えて来たようですが、この変更はいいと思います。自分たちの足下を、ちょっと見つめようというスタンスは好きです。それを生バンドをからめての作劇は、なかなか難しいかもしれませんね。でも、全くもって作り上げたありもしないこれまでの作劇よりは、全然いいと思いました。
秋枝・・・いつもニコニコ芝居していて、感情の幅が狭いように思います。話しの展開の中で、予想外な時の、驚き感などが芝居がかっていて、「生」っぽい演技力が足りないと思いました。
井澤・・・観客に受けていたことが、証明していますね。「役」のキャラクター上、やり過ぎてOKな部分があるのですが、それを失敗すると冷や汗物になりますが、見事にこなしてました。
堺沢・・・衣装の選択が間違ってたかなぁ。いつもの堺沢なんだけど、そろそろもう一歩前進してほしい。目標は、もちろん大倉さん。かれのよさを盗まないといけないね。彼のおとぼけぶり、絶品だからさ。そのおとぼけぶりが、決まってないんだ。
鈴木麻衣花・・・久しぶり見た彼女。少し大人になってましたね。でも、もっと躍動感がほしかったなぁ。もっとのびのび自由に、楽し感充満で。
岸潤一郎・・・爆裂ぶり、最高!!!映像ではなかなかとらえきれないかもなぁ(^_^;)

舞台8キャラット&女脳・男脳

2008年10月30日 | そんなご舞台な2008
舞台8キャラット&女脳・男脳  中野ポケット

頑張っているのだけど、決まり切らない不安感を残した印象が残りました。前半の、女性ばかりのストーリーは、まるでリアリティーがなく、「舞台のためのストーリー」で作りすぎでしょうか。なんとかラストまで行きましたが、カタルシス不足だったように思いました。次の男性2人のストーリーは、宮島クンはちょっと実力不足の感があり、テニス部内浦クンは、うまくやってるんだけど、「やってる感」が前面に出過ぎていて、普通に普通にやっても、芝居しているのを感じさせなくても全然OKだったように思いました。2人芝居は、なかなか難しいと思います。

舞台「葡萄」 シャンプーハット

2008年10月26日 | そんなご舞台な2008
舞台「葡萄」 シャンプーハット第23回公演 スズナリ

野中隆光は、デ・ニーロでしたね。ここ数作のシャンプーよりも、格段におもしろかったです。平凡な生活を引っかき回す、デ・ニーロ野中はすごかった。キツイという人もいましたが、私にはそれがわからない。今回は、最近の中ではベストだと思いました。

舞台「悪夢のエレベーター」

2008年10月01日 | そんなご舞台な2008
舞台「悪夢のエレベーター」 シアタートラム

前半長く感じていましたが、中盤からストーリーが動き出して、目が離せなくなりました。中村倫也クンもおかま約役を、うまく演じていました。さすがです。あいつは、いい(^_^;)そして「悪夢のハプニング」が!それは、吹越充満さんが、舞台セットに頭をぶつけて流血。白いスーツに血が流れ落ちて、肩のあたりが真っ赤・・・・本人もびっくり。おもむろにハンカチを出して「俺は、これで押さえてやるからな!」とアドリブ。目が点となった他の出演者達も、落ち着いて対応する。役者魂が燃えた。片手で頭を押さえて芝居を続けていたが、どうしても両手を使う時は、女性出演者の高橋真唯ちゃんが、頭を押さえて続行。この感じはおかしくて、高橋真唯ちゃんも笑いのつぼにはまってしました。なんとか無事に公演は終了。これまでで一番のハプニングを見ました。いいものを見せていただきました

「松ぼっくり・モクセイの香る頃」植吉劇場第2回公演 

2008年09月26日 | そんなご舞台な2008
「松ぼっくり・モクセイの香る頃」植吉劇場第2回公演 サンモール・ST

植木職人達の生態がとても、おもしろおかしく描かれていました。ただ新しく入ってきた若者が、大学の工学部卒というのに、何の事件も起こらないのは、もったいないんじゃないでしょうか。彼にいろいろトラブルを起こさせると、もっとおもしろくなったように思いました。そうなると期待して見てました。裏切られたなぁ(^_^;) もっと三田村さんのボケぐわいも進行して、とんでもない事になって、親方の知恵と勇気で解決する、そんな展開を期待したのですが、それ以上の事件は起きらず、もどかしく思いました。

舞台「四十雀ノコイ」

2008年09月24日 | そんなご舞台な2008
舞台「四十雀ノコイ」  新宿シアター・トップス

井之上志ファンとしては見逃せない舞台ですね。フィリッピン人に入れあげる役の設定も、なかなかおもしろかった。ハデなストーリーではないけれど、心温まるいい話でした。ただ、そのいい話以上のインパクトがもう少しあってもよかったかなぁと思いました。吉井怜さんも頑張っていましたが、突然回復するのは、リアリティーに欠けるかもしれませんね。井之上・山崎直樹のコンビで、シアター・トップスとくれば、もう懐かしのあの舞台ですね。

めぐみのいろは」 らくだ工務店

2008年09月21日 | そんなご舞台な2008
「めぐみのいろは」 らくだ工務店第15回公演 新宿シアター・トップス

私の体調が悪かったせいか、セリフの量がすごく多いのが気になってしかたありませんでした。もう少しセリフを削って、感じさせる方向が品がいいかなぁって思いました。でもその多量のセリフを、みんな十分にこなしている力量がすごいです。だからこそ、ストーリー展開の焦点のぼやけた感じが、とてももったいなく思いました。

舞台「スタジアム」

2008年09月18日 | そんなご舞台な2008
舞台「スタジアム」

元気いっぱいの舞台でした。野球がモチーフで、両軍とも勝たないようにするにはというアイディアに、けっこう笑いました。その中にチアダンスを入れ、ストーリーを飽きさせない事もいいと思いました。ただ、随所に挟み込まれる選手や監督達のエピソードが、あまりにもお涙ちょうだい的で、もったいないように感じました。初日だったせいか超満員でした。