ようこのかまど

おいしいからうれしくなるのかな、うれしいからおいしくなるのかな。

「ヨーロッパ⑥―オーストリアという国」 ~ぱんれぽNo.23~

2007年04月16日 | ぱんれぽ~高2夏休みの自由研究
・オーストリアは良質のコムギ生産国である。

ここでは
少し、私がこの国に住んでいて感じたこともまじえてお話しようと思う。
オーストリア人は国名をよくオーストラリアと間違えられたり、ドイツ語を話すからといってドイツと同じに見られたりすることに強く反発する人が多い。(実際同じドイツ語を話すといっても地域によって方言がかなり異なるし、例えばチロルの人々はチロル人としての誇りがあって、どちらかといえばお堅いドイツよりイタリアの太陽への愛が大きかったりする。)ヨーロッパのそれぞれの国民性をちょっと皮肉っぽく比較したりするのも会話でよくあることだが、それを聞いていても、とてもはっきりとしたイメージの違いを持っているようだ。

それにしたって、オーストリアは昔からヨーロッパにおける交通の要衝であったし、1273~1918年までオーストリアのハプスブルグ家はドイツ国王やローマ皇帝ともなり、オーストリア・ハンガリー帝国にも君臨、姻戚関係は全ヨーロッパに及んでいたため、伝統文化は各隣国から、(つまり、どうしても隣国と似ている)ということが多くある。そのことが特にはっきりと表れているのがオーストリアの伝統料理で、シュニッツェル・フリダッテンスッペ←イタリアから、グーラーシュ←ハンガリーから、ノッケルン←チェコから、という具合だ。また、前章でも説明した通り、アプフェルシュトゥルーデルの生地は東の平焼き文化の影響を受けており、とても薄い。

↑Apfelstrudel

↑Wiener Schnitzel           

↑Gulasch