「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「段取り」

2020年10月09日 | 地域活動

                  
        同じ日の同じ場所から眺める夕焼け。10分という時の流れはこれほどに姿を変える

「秋の夕焼け 鎌を砥げ」。
10月半ば、刈り入れに追われる季節になると、父からも母からも再三聞かされたことわざのひとつである。
これほど見事な夕焼けは、明日は必ず晴れる。稲刈りがはかどるように鎌を砥いで準備をしなさい。という教えでもある。
準備をすることを「段取り」ともいう。

それにしてもこのきれいな秋の夕焼け。ホンのわずかな時間の流れでこれほどに景色を替えるものではある。
そこで思いつくのが「女心と秋の空」。またこの頃では「男心と秋の空」という言葉である。どっちも変わりやすく飽きっぽい。情熱が長続きしないというマイナスイメージに使われることが多いようだ。

所属する地域活動の中で、大きな事業に向かって段取りに取り組んでいる。
「段取り八分仕事が二分」と言われるほど、本チャン前の準備作業、つまり段取りが如何に重要であるかを思い知らされている。
一つは、地域に面した瀬戸内海の環境保全「海岸清掃」という大仕事である。例年は7月の海の日に500人も600人も集めて行う年間一大イベントである。それが、昨年は直前に襲った台風でやむなく中止。そして今年は密集を避けるコロナ禍によって再び中止を余儀なくされた。

当市では最も長くてきれいな砂浜の一つに数えられている我が住む街の海岸。2年続きで放っておくと、砂浜が可哀そうなほどの漂着物で埋まる。今年は何としても海岸清掃をしようや、と決めた。但し、規模は大幅に縮小し、季節も夏ではない11月初め。人数は例年の20%程度。ただ、ボランティア参加に熱心な地元中学校の校長先生が、生徒に自由参加を呼び掛けることにした。トータル人数は如何ほどに?。段取りがさらに複雑多岐にわたりそう。いくらアウトドアの海岸とはいえ、蜜集を避けるための工夫は必要。安心・安全確保の監視の目が多く要る。

考えられることの全てを結集して安全対策、コロナ対策の段取りが欠かせない。ここはひとつ過去の経験とノウハウを生かし、少人数で可能な限り最大の効果を期待したい。そうして漂着物が再び海洋に流れ出る愚を避けなければならない。

いま一つ大きな段取りに取り組んでいるが、これはもう少し先で、少し形が見え始めた時のお話しにしよう。                         

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