「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「需要と供給」

2020年10月02日 | 地域活動

  
                しめ飾り用のわら採集状況の撮影。

所属する地区社協の活動のひとつとして、毎年12月半ばに地区内の二つの小学校高学年を対象に、お正月用「しめ飾り教室」を開いている。
「なんで正月には玄関にしめ縄を付けるの?」「しめ縄ってどんな意味があるの?」。そんな「知りたい需要」に対して、我々地域の大大先輩が「知恵や経験則をひとまとめにして伝統文化を供給する」。言うなれば需要と供給のバランスをとるための、地域住民に課せられた一つの役割でもあろう。

昨年までは、わらはどうして出来るのか。縄を綯うとはどういう作業なのか。しめ縄の意味は、しめ飾りの由来は?。加えて、実際の作り方までの一切を、講堂に集まった児童の前で、実演を交えて口頭で説明していた。その点では需要と供給のバランスはある程度保たれていた。但し、小難しい内容だったり説明が長くなったりすると、聞いている側も疲れてくるし、初体験のしめ飾り作りの興味が薄れてしまうのではないか、心配していた。

そこで、現代っ子相手なのだから「百聞は一見に如かず」と一念発起。ナレーション入りのビデオ映像を作ろうということに話は決まった。「その作業だれがやるの??」「そりゃ言い出しっぺのあんたでしょ」と話は簡単である。ヤブを突っついて大蛇が出て来たような災難。
でもねー、需要と供給だし、子ども達がビデオを見るときの目の輝きを想像するとね~。やっぱりやるっきゃないよね~。ということで、早速田んぼ持ちの同級生に「稲刈りはいつやるの?動画を撮影したい」と甘えてみた。

快く引き受けてくれた稲刈りが今日であった。「出来たらゆっくり手で刈り取るところの映像が欲しい」と注文を出しながら完璧に撮影できた。
といってもこれはホンのイントロに過ぎない。ここから「トントントントンわらを打つ」「そぐる」「縄を綯う」といった、彼たちの目の届かない部分も合わせて映像で見せて説明を加える。さてそんな技が技が素人にどこまでできるのか。言い出しっぺながら出来上がりにと不安が渦巻く。

単なる地域活動。力さえ出してりゃなんとかなると思って来たが、今回は少しリキの入る作業を引き受けたものだ。それでなくともあれこれいっぱい忙しいのに。
そこは「仕上げを御覧じろ」の秘めた気概と絶妙の「チームワーク」がエネルギーになる。
夢はデカイ方がいい、が、完璧を求めずほどほどのところで!!ベストを尽くしてみようか。

コメント
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