「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「芸術をかじる秋」

2020年10月15日 | 季節の移ろい・出来事

          
          いずれ劣らぬ力作ぞろい。感動をもらった。(作者の意図に配慮して、ボカしてあります) 

同級生の4の3(篠さん)が主宰する、ハイレベルな写真愛好家の写団「のら犬」の写真展が、今日から始まった。
人並みに芸術の秋をちょっとだけかじってみようと腰を上げた。早くから案内を頂いていたし、同級生の主宰となればやはりいち早く駆けつけて、批評の一つも書いて差し上げるのがアタシの役目。
毎年秋に行われる市美展での受賞作品をはじめ、いずれ劣らぬ力作ぞろい。会場狭しと94点が並ぶ。壮観である。

中学1年の時に「ヤシカ スタートカメラ」を買ってもらって以来、カメラ歴の長さだけは誇っているが腕の方はからっきし。
こういった芸術写真にのめり込むゆとりもなく今に至っており、お気に入りを刹那的にカメラに収める腕を持ってはいるものの、自慢のできるレベルではない。しかし、友の写真展をリポートして新聞投稿したり、評価を書いたりしているうちに、岡目八目、目だけは肥えた。ついでに講釈もいっぱしのことを言い放つようになった。

最近では、拙ブログにも素晴らしい写真技術の持ち主のご訪問をいただき、こちらでも素敵な写真を毎日いっぱい見せて頂いている。
その分だけでも目は栄養を補給して肥えるばかりである。ヤマセンさん。たかたかトレッキングさん。いつもありがとうございます。
そして思うのは、写真展の場合作品にタイトルを付与することになる。「狙い」や「主眼」を文字にする。いわゆる名は体を表すを地で行くのである。

これがなかなか難しい。朝日を受けた雪景色の写真のタイトルが「雪の朝」ではあまりにも安直過ぎないか。花にとまる蝶を写して「花と蝶」ではねー。
そこには写真家の魂のひとしずくを宿してほしい、などと欲張ってしまう。ファインダーを覗き、辛抱強くシャッターチャンスを待つ。雲の流れ、陽の傾きを読み、風のそよぎも取り込む確かな計算が働くのであろう。そこに生まれた1枚に命名する。臥竜点睛にも似ている。
そうして、タイトルと写真がピタッと重なったとき「ウ~ン」とうなされる傑作が誕生するのではないかねー。

などと、ちっとばかり芸術の秋をかじった人間の、一人よがりの戯言と思召せ。

コメント
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