「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「野辺の秋」

2012年10月17日 | 趣味・・エッセイ

         
                たわわに実った富有柿

  ♪♪ 春には柿の花が咲き 秋には柿の実が熟れる

                   柿の木坂は駅まで三里・・・ ・・・ ♪ 

お隣り大竹市出身の作詞家「石本美由紀」氏の、まだ若いころの代表的作詩「柿の木坂の家」の一節。80歳を超える歌手青木洸一が、今も甘い歌声を聞かせるあの歌。

柿に限らず、春と言う季節は、ものみな芽を出し枝を張り、花を咲かせる。
秋と言う季節は、芽を出し咲かせた花が実を付け、稔りや収穫の喜びを与えてくれる。
五穀豊穣を祝う秋祭りの笛太鼓の音が響く季節を迎えた。

   野辺の秋 黄金縁取る まんじゅしゃげ            駄作

野辺を吹き抜ける風に揺らめく黄金色に代表されるお米。
次いで、麦・粟(あわ)・豆・黍(きび)または稗(ひえ)これらを、人が常食とする5種類の穀物、つまり五穀という。(広辞苑)
ただ近年では、あわもきびも実際には口に入れているのであろうが、その存在が分りにくい。ましてやひえに至っては、稲穂の成長の邪魔として除草されるようだ。

いずれにしてもタネを蒔き、肥やしをやり、草取りをしなければ実のある収穫は望めない。その上で欠かせないのが日照りや雨が適度にやってくる気象条件である。
このような耕作のサイクルや自然環境によって、年々歳々の出来栄えは異なる。
これは、植物・食物に限らず、人間関係の構築に相通じるものがあるように思う。

豊かな実りを喜ぶとともに、人恋しさを募らせると言われる秋。日に日に深まっている。

コメント (2)
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