「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「修学旅行」

2012年10月11日 | 家族・孫話

       
              逞しくなった孫兄ちゃん (8月撮影)

お友達との付き合いや、スポーツ少年団の練習、ちょっとした塾通いなど忙しい孫三兄弟のお兄ちゃん。このところジジの相手をしてくれなくなった。
そりゃ無理もない。寸暇を惜しんで友達はやってくる、来なければこちらが誘いに行く。
連れだって行く先は近くの山であったり、川へのハヤ釣りであったり。
まさしく “うさぎ追いしかの山、こぶな釣りしかの川” 田舎生活を満喫。

これでは、「靴を脱いだら揃えろ」「カバンや道具は大切に扱え」などと、小言の一つも言われるジジなど相手にしていられよう。その気持ち、よ~く分るな~。
そんな兄ちゃんでも、ジジを頼りにすることはある。自分の一大事の時。

今回は、人生の初体験「修学旅行」に行くのだという。小学校締めくくりの一大行事。
「ええとねー北九州スペースワールドとねー、下関海峡館、それに山口の秋芳洞・秋吉台、1泊2日よ」と目を輝かす。
言わずもがな、お小遣いが欲しいと顔に書いてある。奮発してやろう。といっても法外な額は却って心配になるだろう。樋口一葉を封筒に入れて差し出す。
ニッコリ!これ以上ないとびっきりの笑顔で「ありがとう」。

目いっぱい楽しんできてくれりゃそれが全て。段々口数が少なくなっていく兄ちゃん。お土産話の一つも聞かせてくれりゃ大儲けだ。
ところで、1歳の誕生日とジジの定年退職が重なったあの日から、おむつとおやつ、哺乳瓶を預かってクルマに載せ、あっちこっち公園という公園をはしごしながら、色んな遊具で鍛えたジジとの時間を憶えているだろうか。無理だろうなー。

紙おむつで公園噴水の池にペタッと座られ、あっという間に紙おむつは膨れ上がる。慌ててベンチに横にさせ、急いで取り替える。
何か臭いなと思えば、おむつからはみ出るほどの大ウン〇!
早速取り替えようとすると、思わぬところで足をバタつかせる。アッしもうた、手に付いた!!オロオロしとこと幾たびか。

そんなこんなで今、逞しくなった6年生の秋を迎えて修学旅行。
夏休みには、地区の少年消防クラブの一員として、研修合宿にも参加した(写真)
あの幼いころのジジと過ごした日々は、何のことはない、ジジが初孫に遊んでもらっていたのに他ならない。感謝するのは彼ではなく、ジジの方なのだろう。
彼の恩返しは、ただただ元気に逞しく成長し、いじめない・いじめられない男らしさを身に付けてくれることで十分だ。

コメント (8)
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