アウトドアライフの記録 その2

「アウトドアライフの記録1」の続きです。山歩き、桜や紅葉、季節の風景、古代史の舞台、南の島を尋ねた記録です。

再編集「四季の大山を歩く」  地吹雪の大山 2010年2月18日

2021-07-07 10:32:45 | 四季の大山を歩く

2010年2月18日は、荒れ模様の大山でした。いろいろと用が重なり、前々からこの日に登山を予定していたので、予定通り出かけました。

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大山麓の道路には、全然雪がありませんでしたが、大山へ登るにつれて積雪が深くなりました。午前9時頃でしたが、除雪が間に合わず、新雪の轍の上を走ります。

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途中、桝水原で、自衛隊の雪中訓練部隊がいました。迷彩服ではなく、全員白い服(雪中での迷彩服?)を着ていました。

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南光河原駐車場で、登山のしたくをしていると、このような雪上車がしきりに出入りしています。聞くと、宅急便の車だそうで、大型特殊免許が必要だそうです。

スキーヤーが自宅からゲレンデへスキー道具を往復で送り、手ぶらでやってきてスキーを楽しんだら、また手ぶらで帰るのが流行だそうです。

そのためこのような雪上車が、ゲレンデへ大忙しの大活躍だそうです。

この車の改造費用は約550万だそうです。

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こちらの軽トラックの改造には約350万かかるそうです。

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10時半頃に駐車場を出発し歩き始めました。

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夏山登山道横の「阿弥陀堂」を過ぎる頃から、かなり激しく吹雪いてきました。

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吹雪で周りの景色はほとんど見えず、登山道の踏み後(トレース)もかき消されがちです。

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大山五合目までやっとのことでたどり着きました。

このすぐ下の、四合目付近で、中年のご夫婦が「もうこれ以上は登れない」と言って下山したのにすれ違いました。

四合目から上は新しいトレースはなくなりました。古いトレースにはどんどん雪が積もり、たちまちかき消されてしまいます。

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なんとか、六合目の避難小屋までたどり着きました。

そこから上は、まったくトレースもなく、地吹雪はますます激しくなり、一応スノーシューを背中にくくりつけて来たのですが、登る気が次第になくなり、小屋で休憩することにしました。

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前回は、態度の悪い連中に小屋は占領されていて、中へは入れてもらえなかったのですが、今日は独り占めです。

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小屋の窓は、氷に覆われています。誰かが置いていったペットボトルも凍って膨らんでいます。 

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おにぎりを一個食べて、外を見ると、地吹雪はますます激しくなっていました。

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下山が、急に不安になり、あわてて支度して、下山しました。

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横殴りの地吹雪で、景色はおろか、下山道もかき消されてまったく見えません。なんとなく、道らしいところを選んで 歩きますが道だったところは、膝くらいまで雪に埋もれますが、道を外れるとたちまち、胸くらいまで埋もれてしまい、もがきながら引き返します。

次第にパニックになるのがわかります。自分に「落ち着け、落ち着け」と言い聞かせ、冷静に考えます。

コンパスを頼りに、大体の方向を見当つけて 踏み後の消えていない風下や木の陰などにかすかな踏み後を探しながら、ジグザグに下り、道を探すことにしました。

最悪は、尾根筋をまっすぐに西へ向いて降りても、大山道路のどこかに出ると考えました。そう考えると少し落ち着くことができました。

首の辺りまで雪に埋まったり、何かに足をとられてひっくり返ったりしながら、なんとか道を探し探し、時間をかけて少しずつ下山しました。

登山口から六合目避難小屋まで、2時間かけて登り、くだりも2時間かけてようやく、ふみ後のはっきりした二合目あたりまで下りてきて、ようやく一安心しました。

冬の大山、恐るべし。なめたらあかんぜよ。

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車にたどり着くと、登っている間に 車にはかなりの雪が新たに積もっていました。

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下山するころになると、道路は除雪車が走りまわっていました。

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雲に隠れた大山と雪の烏ヶ山(からすがせん)

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冬の蒜山三座

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上の二枚の写真は、天気の回復した2月20日に米子道「蒜山SA」から写した大山と蒜山の写真です。

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