アウトドアライフの記録 その2

「アウトドアライフの記録1」の続きです。山歩き、桜や紅葉、季節の風景、古代史の舞台、南の島を尋ねた記録です。

京都西山山中の「大阪環状自然歩道」を歩く その2 2023年10月10日

2023-12-21 10:02:40 | 秋の山歩き

京都西山の 大阪環状自然歩道を歩く その2

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上から見るとかなり下のほうまで 崩落しています。

一歩ずつ慎重にわたります。

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更に林道を歩いていると 突然視界が開けました。足元は長岡京市街でしょうか。

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長岡京の左手は京都市でしょうか。右手のほうに京都タワーのようなものが見えます。

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帰宅して拡大してみたら やはり京都タワーでした。

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そこからさらに林道を登ると 上のほうにも「はいってはいけません」表示がありました。

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その張り紙は林道と西山古道の交差点で、すぐ上にこの前西山古道で善峯寺と楊谷寺を

往復したときに休憩した 展望台がありました。

おばちゃんが二人で景色を写生していました。おばちゃんたちは西代里山公園に自転車を止めて

私と同じ林道を歩いてここまできたということです。ここまで1時間40分くらい歩いて登って

きたので おばちゃんたちもかなり達者ですね。

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展望台から長岡京市街が見渡せました。ここは標高400m前後です。

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一番左の送電線の奥に京都タワーが見えています。

景色を見て小休止したあとすぐに歩き続けました。

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すぐに大沢峠に到着しました。ボランティアのRinさんたちが作ったテーブルとベンチで

お昼ご飯にしました。

ちょうど 中年のカップルが来られたので聞くと 大山崎駅から 天王山、楊谷寺を超えてきて

ポンポン山へ行き そこから善峯寺に降りてバスで帰るそうです。かなりのロングコースです。

ここへ来る途中に何か所も オオスズメバチが わんわん飛んでいて怖かったとおっしゃって

いました。 ポンポン山からの下山道も一つがバリケードして入れないところは

スズメバチで何人も救急車で運ばれているから 決して入らないように申し上げました。

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食後再び歩いて登り ようやく大阪環状自然歩道に出ました。

ここは標高600m前後で スタート地点が標高85mでしたから 約500m登ってきました。

距離もかなりあり 2時間以上かかりました。

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ジオグラフィカの画像です。ちょうど合流地点です。

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大阪府が作った看板には 私が登ってきた京都の道は全く無視して載せていません。

せこいし、地図としてあまりにも不完全ですよね。今度書き加えたろ。

この道はポンポン山を経由して 摂津峡の本山寺方面へ行くようです。

私は今日はこの道を左へ つまり大沢集落方面へ行く予定です。

ここからは下る一方です。

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しばらく下ると大杉に到着です。川久保分岐がありますが

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川久保方面へは通行止めになっています。

毎週金曜日に二人連れのおじさんたちが 川久保バス停から登ってきてポンポン山でお弁当

を食べ、大沢峠から西山古道、西山縦走路を通り天王山を超えて 大山崎まで行き

大山崎でお風呂に入りビールを飲んで帰宅する 名物おじさんたちがいますが

川久保から別の道で登ってきているのでしょう。

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その3へ続く

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京都西山山中の「大阪環状自然歩道」を歩く その1 2023年10月10日

2023-12-18 09:10:18 | 秋の山歩き

長岡京市、向日市、京都市西京区の山間部は京都西山と呼ばれています。

この辺りには古刹も多く、代表的なものが 「京都西山三山」と言われる

善峯寺(京都市)、光明寺、柳谷観音楊谷寺(いずれも長岡京市)があります。

その山中に なぜか大阪環状自然歩道なるものが走っています。

西山の稜線が大阪府と京都府の府境なのでしょう。

先日 その京都府長岡京市付近の一部を歩きました。

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京都西山の 大阪環状自然歩道を歩く その1

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大阪環状自然歩道を表す地図がほとんどありません。唯一この地図が調べたら

出てきました。京都市、長岡京市の西山の稜線の西側に 大阪府三島郡島本町が入り込んで

いるようです。私がよく行くポンポン山は 山頂に京都市の説明看板があるので

京都市と思い込んでいましたが 高槻市と京都市の境にあるようです。

しかし山頂から見下ろす景色は すべて京都市ですが。

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長岡京市西代里山公園駐車場に車を止めました。

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公園の管理棟です。この公園は京都縦貫道のトンネル掘削残土置き場跡にできたそうです。

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駐車場の横を通っている林道をしばらく歩くと橋が出てきました。

京都西山古道の地図によると立石橋です。

右の分岐はキャンプ場へ行く道と書いてあります。

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すごいですねえ。林道のあちこちにこんな石の積み上げがありました。よくこんなに

高く積み上げれるもんですね。

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やがて分岐に来ました。左は楊谷寺への西山古道、直進はポンポン山と標識に書いてあります。

今回はまっすぐです。

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やがて林道が終わり山道が始まりました。

この時ここに白髪のおばあちゃんがしゃがんでいて 急に立ち上がったのでびっくり仰天

しました。私は切り株があるものと思い込んでいたのが 突然動き出したので 声を出して

驚きました。

そのおばあちゃんによると この先再び林道に出て その林道をひたすら登ると「京青の森」に

到達するそうなので 安心して歩き始めました。京青の森はこれから向かう大沢峠の先です。

それにしても誰もいない林道に一人でしゃがみ込んで 何をされていたのでしょうか。

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しばらく山道を歩きます。

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あのオバアの言う通り林道に出ました。「右へ行くとキャンプ場に出て戻ってくることになる

からくれぐれも 左へ下がるのですよ」と繰り返し言われていたので左へ進みます。

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突然林道の横手に 鉄の橋が架けられていました。オバアの話にはなかったけど

渡りました。林道よりも山道を歩きたかったので。

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ところがしばらく歩くと とんでもない谷に入りました。テープがあるので行けるのでしょうが

両手を使い 四つん這いになりながら 全身泥だられになりそうなのでこれはあかんと

引き返しました。

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再び林道を歩くとオバアの言う通り 流れを渡ります。

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歩き出して約1時間で かなり上ってきました。

突然こんなことをいわれてもなあ。今更引き返せないし。そのまま進みます。

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ここのことを危ないといっていたのですね。

大きく斜面が崩落して 斜面養生してあります。

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その2へ続く

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久しぶりに稲村が岳、大日岳を歩きさらにレンゲ谷を下りました。 その5 2023年9月29日

2023-12-15 09:09:21 | 秋の山歩き

初秋の稲村が岳、大日岳、レンゲ谷を歩く その5

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レンゲ辻の結界門が見えてきました。山上辻に建ててある看板には 山上辻からレンゲ辻まで40分

更にレンゲ辻から山上が岳まで20分と書かれています。

しかし私の足で 山上辻からここまで1時間かかりました。そして以前ここから大峰山寺まで45分

かかりました。今3時20分なので 往復したら5時です。暗い中を危険なレンゲ谷を下るのは

無理なので 今日はもう山上が岳はあきらめます。夏の日の長い時期にやります。

今日は このまま下山します。

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この結界門の横の看板に 女人立ち入り禁止と書かれていたのを誰かが「女」の字を消して

「人立ち入り禁止」となっていたのを思い出します。

 

日本中の修験の山が 女人禁制をやめたのになぜここだけがこだわるのか分かりません。

何故修験道は女人禁制を言うのでしょうか。そういう歴史があったのでしょうか。

昔 小乗仏教の地で 仕事をして暮らしていた経験がありますが、女性は僧侶に触れることはおろか

近づくこともできません。

バスに僧侶が乗ってこられたら 女性はすっと立ち上がり席をゆずり僧侶から離れます。

わが子が出家したら 母親と言えども わが子であっても僧侶に触れることはできません。

しかし小乗仏教では女性たちは何処へでも入れますが、僧侶は女性と接してはならないのです。

日本の大多数の僧侶のように 妻帯するなんて言語道断です。

勿論日本にも ひとり身を貫き菜食主義の高潔な僧侶たちがいらっしゃることは知っています。

しかし大多数の僧侶は 肉や魚を食い妻を娶り生臭坊主と呼ばれているのが現状です。

 

僧侶は身にまとう1枚の黄色い布と一本の傘(太陽と毒蛇からわが身を守るため)のみ私有が

許されています。

京都の有名観光寺院の僧侶は高級外車に乗っています。仏教とは かけ離れた生活ですね。

ですから山岳修験道の女人禁制に 日本仏教が与えた影響は少ないと思います。

 

昔高野山が女人禁制だったころ、女性たちは高野山には登れましたが 町の中心部へは立ち入れ

ませんでした。そこで高野山の街を取り囲む山々の尾根を歩く道が整備されて信仰心厚い女性たちは

その環状山道を歩き 木々の間から 町を覗き 出家したわが子の様子を見たり 御大師様の眠る

奥の院を拝んだりしました。その道が 高野三山女人道です。私も一日かけて歩きました。

 

日本神道では 女性は毎月血で汚れるから不浄の身だという考えがあったと 昔聞きました。

私が建設会社に入った50年以上昔は 事務所の神棚に 女性は手を触れることができませんでした。

神棚の水やお神酒を替えるのは新入男子社員の仕事でした。私が管理職になってからは女性に

神棚の掃除をしてもらいましたが。

 

山岳修験道は神仏混合ですから 女人禁制はそのあたりの日本神道の影響でしょうね。

しかしもうそろそろやめないと。

世界中の巡礼道は男女に関係なく 人間として祈りを捧げる道ですから。

世界文化遺産としてユネスコに認められた大峯奥駈道は他の熊野古道や高野町石道などと同じ

祈りの道であり、神と対話する巡礼道です。

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古代の日本は 女系社会だったので 女性の地位は高かったと思います。室町以降武士の権力が確立し

男社会になると 女性は血で汚れるといった思想が蔓延しだしたのではないかと思います。

もともと出産に使われた 産屋(うぶや)も神聖な場所でしたが 次第に生理中の女性を隔離したり

出産時の出血のための隔離の意味合いが強くなっていったといわれます。

詳しくは 別ブログ「古代出雲王朝ゆかりの地を訪ねて」に書いています。

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役行者(えんのぎょうじゃー役の小角)の時代でも 息子に会いたくて 母親(白専女)が会いに来ても

修行の山には 女人は入れず 役行者は母親を天川村の母公堂に住まわせたり、空海の時代にも

息子に会いたくて 母親が山に入ろうとすると 空海は「私が月に九度 山から下りて会いに

来ますから」と言って 慈尊院を造り 母を住まわせたそうです。その地名が「月に九度山から下りる」

から九度山になったと聞きます。

しかしその時代は 「血の汚れ」思想と言うよりは 女性の存在そのものが 煩悩を誘うとして

女性を仏教修行の邪魔と考えたのではないかと思います。オノレの修行がたりないから 女性を見て

煩悩を起こす癖に 勝手な言い草ですね。

 

私個人的には 女性の方が男より偉いと思っています。だって体の中で 人間を造るなんて

とんでもなく すごいことで、神がかっていると思いますが。

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さて レンゲ辻付近にも 鳥兜の大群落がありました。

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綺麗なシダに覆われたレンゲ谷を降ります。この辺りは以前は小梅蕙草(こばいけいそう)の

大群落でした。斜面のところどころに枯れて立っている奴がその残党です。

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この谷は道の分かりにくいところが多いのですが、よく先を見れは゛踏み跡がわかることが多いです。

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分かりにくいところにはテープも付けてあります。

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すこし高度が下がってくると 見返り草がまた咲き乱れています。草と名前が付きますが

草ではなく れっきとした樹木です。

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木製階段は滑りやすいので 慎重に降ります。

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この谷は切り立った崖の上の道が多いのですが、このように鎖やロープがない場所もかなりあります。

そういう場所は一歩ずつ慎重に歩きます。落ちたらかなりの怪我です。

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ここまで来ると一安心です。危険個所はかなり少なくなります。

洞川温泉に泊まり 宿の車でレンゲ谷林道の終点まで送ってもらい この谷を歩いてレンゲ辻へ出て

稲村、大日へ登る若い女性たちと今までこの谷や山上辻レンゲ辻間でたくさんすれ違いました。

こんな道でも 皆さん 軽装でかなり達者に登ってこられます。若いことはいいなあと

つくづく実感します。

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分かりにくい場所や危険な箇所には ロープで目印が張られています。

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ようやく林道終点に降りて来ました。レンゲ辻から約1時間かかりました。

山上辻の看板には この谷も40分と書かれています。多分走って降りた場合でしょう。

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林道を歩いていてびっくりです。大阪府南部の岩湧山岩湧の森ではもう既に終わってしまった

曙草(あけぼのそう)が林道で満開です。林道沿いに沢山咲いていました。

きっと寒いから咲くのが遅いのでしょうね。

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清浄大橋に到着です。林道を15分歩いて到着です。

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振り返ると山上が岳が 夕陽に輝いていました。

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道路沿いのモミジも紅葉が始まっていました。やはりこの辺りは寒いのでしょうね。

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母公堂には 5時ちょうどに到着です。レンゲ辻から山上が岳を往復していたら午後6時半帰着

でしょうね。それに真っ暗なレンゲ谷は危険すぎて降りれません。

 

お堂の管理人の方が 私の帰りを待っていてくださいました。駐車料金800円をお払いすると

お堂の前のテーブルに 温かいコーヒーとチョコレート菓子を出してくださいました。

管理人の方とお話しすると 一昨日にここから山に登られた75歳の人が 道間違えして迷い一晩野宿

したそうです。夜が明けて 落ち着いて道を探すと 判明してやっと降りてこられたらしいです。

「2年前に家を出てこの山に登山に向かった家人がまだ戻りません。」という尋ね人の張り紙が

母公堂や登山口に貼ってありました。私も気を付けないと。

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コーヒーを頂いて着替えてから帰宅に向かうと 暗くなり始めた洞川(どろかわ)温泉街には

提灯に灯りが燈っていました。

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ジオの軌跡です。ガーミンがつぶれたので ジオだけが頼みの綱です。

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山頂部付近の拡大軌跡です。

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歩行距離が15キロを超えていました。

午前7時40分にスタートして 午後5時に母公堂帰着、お昼休みは45分程度かと思います。

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おわり

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久しぶりに稲村が岳、大日岳を歩きさらにレンゲ谷を下りました。 その4 2023年9月29日

2023-12-12 10:11:34 | 秋の山歩き

初秋の稲村が岳、大日岳、レンゲ谷を歩く その4

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こんな垂直に近い岩壁を登らなくても

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その左手に巻道があります。

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大日岳山頂に到着です。

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山頂には二つの祠がありますが 以前から右の祠がかなり痛んで傾いています。

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祠の横に 大日如来の御真言が書かれていますが 私の覚えているのとは少し違うようです。

「あびらうんけん ばざらだ とばん」と覚えていますが 山岳修験の人たちはこのように

言うのでしょうか。

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登る時よりも降りるときの方が 無茶苦茶怖かったです。

木部に触れないように 静かに 慎重に。

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私が厳冬期に滑落したトラバースを 難なく超えたところに

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来るときは気が付かなかったトリカブトの群生地がありました。

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無事に山上辻にもどってきました。ここで昼食にします。

7時40分にスタートして 今13時20分です。5時間40分かかりました。

 

実はここには大きな看板があり、「環境保護のため ここで食事をしてください。ここから先では

食事をしないで。」と書かれていて 稲村山頂の展望台にも書かれています。

私が思うには 環境保護もありますが それよりも 修験者の方々が祈りを捧げている場所で

食事をしないでほしいということだと思います。

世界遺産熊野古道小辺路に 「トレランをしないでください。ここは 静かに祈りを捧げる道です」

と書かれています。

その為にこの周辺には10か所程度テーブルとベンチが設置されているので ひとまず山頂まで行った

後に 食事にしました。

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約1時間の食事と休憩の後 レンゲ辻へ向かいます。

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右手には 先ほど上ったソフトクリームのような大日岳と その左に稲村が見えています。

※今は稲村は木ノ葉に隠れています。

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奥駈道のような雰囲気の場所もあり 天気も良いのでとても気持ちよく歩けます。

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ようやく山上が岳が見えてきました。

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いつも気になるのですが レンゲ辻手前に 右分岐する道がありますが そこに見えている

峠まで行っても道は消えていて何もなく しかしいつも誰かがふんだ歩いています。

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ナビ地図にも何も載っていません。いつも不思議に思っています。

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正面の山上が岳を見ながら 降下します。

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その5へ続く

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久しぶりに稲村が岳、大日岳を歩きさらにレンゲ谷を下りました。 その3 2023年9月29日

2023-12-09 08:51:33 | 秋の山歩き

初秋の稲村が岳、大日岳、レンゲ谷を歩く その3

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左の方に見えているのが 通称大峰山と呼ばれる山上が岳です。

山上が岳は今も女人禁制です。そのため稲村が岳や大日岳が「女人山上」と呼ばれて

敬虔な修験者の女性達はここ稲村が岳や大日岳に登り 祈りを捧げました。

特に 次に行く大日岳は 山頂に祠があり女性修験者の方たちがそこで祈りを捧げます。

私も一度 ご一緒したことがあります。

昔は富士山をはじめ ほとんどの修験の山は女人禁制でした。高野山もそうで 女性たちは

「女人高野」と呼ばれる 室生寺や金剛寺(河内長野市)に詣でました。

しかし今は山上が岳以外は全て女人禁制をやめました。

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右側の尖った山が 大普賢でしょう。

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中央が弥山、左奥が明星そして右側の尖ったこぶが頂仙岳(1717m)で奥駈の53番の靡きです。

八剣山は弥山の影に隠れています。

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右の方に葛城金剛が見えています。そして中央奥に薄く見えているのが岩湧山と思います。

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ナナカマドは紅葉を始めていて 赤い実を付けています。

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さあ次へ向かいます。あのソフトクリームのような大日岳へ登ります。

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16㌔前後のリュックを下ろしました。少しでも体重を軽くしないと危険で登れないと思います。

梯子や階段が 相当痛んでいると思います、あの注意書き看板を見たら。

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まず鎖で登り

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アルミ梯子を登ります。ここまではまず安心でした。

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鋼製の橋はすこしぐらぐらしています。慎重にわたります。

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崖には 岩鏡が大群生しています。春には一面ピンクになるでしょう。

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眺めはとても素晴らしいのですが

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階段の踏み板が 腐ってありません。足を向こうの岩に直接かけて登ります。

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これも木はかなり腐っていて揺れるし ギーギー鳴るし。

落ちたら即死です。

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ここが一番怖かった。木部に触れないようにして登りました。

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岩の裂け目にリンドウが咲いていました。

しかしこんなのんきなことをしている場合ではないです。落ちたら即死です。

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その4へ続く

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