『伝えたい日本の美しいもの』 水野 正夫著 (1981、婦人生活社)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/bc/500116534c82d2412256d4b79da492dd.jpg)
一部の若い女性の間で『和』がブームになっている感がある。
日本の良さを見直そう、と云うことは嬉しい。
暮らしの中に生き続けてほしいと思う。
服飾デザイナーの水野 正夫(1928~)さんが、日本の物の素晴らしさを再認識して、と著わした『伝えたい日本の美しいもの』は30年を経た今も、写真を眺め、文章を読むたびに日本の良さや美しさを感じる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/17/2f34211b8bcc3e9137aeb5c6033a4b3d.jpg)
水野さんは戦後のファッションデザイナーの草分けで、妻の和子さんと共にク「チュール水野」を経営し、目白・六本木・鎌倉・パリなどに店舗を持った。
『チップものがたり』(1980、主婦の友社)を著わすほどの旅好き。
外国の珍しい風物に触れる喜びは、日本への傾倒が激しくなり、日本の良さを再認識するようになった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/f2/9d3255e7328d09017bd0cb3396ef11ac.jpg)
『着こなしてますか』(1978、鎌倉書房)
着るということの合理性を常に考え、服は流行に左右されない本質の部分が大切で、流行の部分を少し加えるという基本を説いている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/46/789037cf39beb85073bbc81ede8af7f7.jpg)
服飾の分野にとどまらず、生活全般にわたって日本の良さを紹介しようとの念は『もっと美的に暮らしたい』21世紀ブックス(1977、主婦と生活社) ― やきものから箸まで日本の道具を使いこなす本―としてまとめられた。
日本の良さを体感するきっかけとなる好著で読みやすく楽しい本だ。
僕は、この本からの影響を沢山受けた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/48/60004d326f06da9f15f616801797ac87.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/08/8b96755def9939a3f3264d502933018e.jpg)
日本の文化を外国人にも知ってもらおう、としてまとめたのが『伝えたい日本の美しいもの』で、藍色の布製の“たとう”に包まれている。
装丁と題字も著者の水野正夫さん。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/b6/f66953e77f7d815db97ff208c8305668.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/6d/a467409f74f725c25d98126af726449c.jpg)
タイトルは『箱』『歌』『繕』『碗』『包む』『箸』など50項目、全て漢字で壱字。
文章に合わせた写真(撮影・関野吉正)が添えられている。
この写真が、まことに美しい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/31/a3145583c033b80a1a0f8afdb7b3982f.jpg)
さらに、文章を抄訳した英文(訳者。REIKO IKEDA)も掲載されている。
日本の文物を外国人に紹介するにも適切な内容となっている。
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一部の若い女性の間で『和』がブームになっている感がある。
日本の良さを見直そう、と云うことは嬉しい。
暮らしの中に生き続けてほしいと思う。
服飾デザイナーの水野 正夫(1928~)さんが、日本の物の素晴らしさを再認識して、と著わした『伝えたい日本の美しいもの』は30年を経た今も、写真を眺め、文章を読むたびに日本の良さや美しさを感じる。
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水野さんは戦後のファッションデザイナーの草分けで、妻の和子さんと共にク「チュール水野」を経営し、目白・六本木・鎌倉・パリなどに店舗を持った。
『チップものがたり』(1980、主婦の友社)を著わすほどの旅好き。
外国の珍しい風物に触れる喜びは、日本への傾倒が激しくなり、日本の良さを再認識するようになった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/f2/9d3255e7328d09017bd0cb3396ef11ac.jpg)
『着こなしてますか』(1978、鎌倉書房)
着るということの合理性を常に考え、服は流行に左右されない本質の部分が大切で、流行の部分を少し加えるという基本を説いている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/46/789037cf39beb85073bbc81ede8af7f7.jpg)
服飾の分野にとどまらず、生活全般にわたって日本の良さを紹介しようとの念は『もっと美的に暮らしたい』21世紀ブックス(1977、主婦と生活社) ― やきものから箸まで日本の道具を使いこなす本―としてまとめられた。
日本の良さを体感するきっかけとなる好著で読みやすく楽しい本だ。
僕は、この本からの影響を沢山受けた。
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日本の文化を外国人にも知ってもらおう、としてまとめたのが『伝えたい日本の美しいもの』で、藍色の布製の“たとう”に包まれている。
装丁と題字も著者の水野正夫さん。
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タイトルは『箱』『歌』『繕』『碗』『包む』『箸』など50項目、全て漢字で壱字。
文章に合わせた写真(撮影・関野吉正)が添えられている。
この写真が、まことに美しい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/31/a3145583c033b80a1a0f8afdb7b3982f.jpg)
さらに、文章を抄訳した英文(訳者。REIKO IKEDA)も掲載されている。
日本の文物を外国人に紹介するにも適切な内容となっている。