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「西の谷緑地公園」を美しく!

「公園都市水戸」の街造りを考える人達と協働したいと思っています。

癒しのそば処・麦屋@那珂市後台1229

2023年08月12日 12時19分52秒 | 蕎麦屋
癒しのそば処・麦屋@那珂市後台1229

10月4日(水)午後2時~4時 @水戸市民会館・中ホールで開催される「マイク真木 ファミリーヒストリー&コンサート」を企画し孤軍奮闘中のKさんをお誘いし根本町の「マイルストーン」で珈琲を飲みながら、内容やチケットの販売状況などをお聞きし,激励した。
歴史とコラボした盛りだくさんなコンサートが盛大に開かれるのを願っている





話が一段落して「蕎麦でも喰おう」となった。
蕎麦となれば、那珂市後台1229の「そば処・麦屋」だ。
長らくの友人・鈴木さんが打つ、そば粉十割の味もさることながら、2005年の開業前から古民家を移築し雑木を植えた庭が、時を経て素晴らしい空間となっている。
木立や草花を愛でるのも麦屋を訪れる楽しみだ。



12時を回ったので座敷は満席だ。
金・土・日の3日間、11時半からの営業だからいつも賑わっている。
庭をみながら、1時間くらい待つのは苦にならない。



一年中を通して、木立の中に置かれたテーブルで食事をすることにしている。
この時期、花のある草木はほとんどないが、庭の中心の置かれたテーブルでの食事は上から木漏れ日と吹き抜けるさわやかな風で暑さを忘れる。
偶々、この日はアゲハ蝶と黒のクロアゲハが舞っていた。
Kさんの団扇にクロアゲハが写っていた。



庭の中心に小さな池があって、店主が蛍を養殖している。
井戸水を流し餌となるカワニナを集めるなど、かなりの労力が必要だ。
幸運なことに、今年は見なかったが。何度か蛍を観ることが出来た。



以前に鈴木さんに差し上げたものだが、山上鎮夫さん手作りの信楽の壺が置いてあった。久しぶりに再会できた喜びと、庭に据えられ多くの人に見られる機会となっていることが嬉しかった。



天ざる。
隣接の畑ではキュウリやカボチャ、レタスなど各種の野菜を栽培している。
野菜類は自家栽培を提供することも。



畑に隣接してミツバチの養蜂箱。
ミツバチの飼育は難しいが鈴木さんの巣箱は年々増えている。
収穫した蜂蜜は入り口で販売されている。
加熱処理が施されないままの蜂蜜は絶品で,市販とは味も香りも異なる。
いつもでないのが残念だが高級品なので、偶に購入している。

ブドウ棚もあるが今年は高温と水不足で色が付いてなかった。
果たして収穫できるのか。



畑で収穫したスイカがデザートとして。
これまた美味しかった。



木漏れ日差し込む庭でしばしの巷話。
ここで月に1度、吉田光男さんご夫妻と蕎麦を食べ、近くの花木センターで草花を買うのが晩年の吉田さんとのお付き合いだったから、なくなられて半年以上が経つが、現実とは思えない。
昨年から今年の欠けて多くの先輩や友人が黄泉の国へと旅立った。
木漏れ日の間から空を眺めると多くの方々の顔が見える。

森のそば屋 清エ門 @東茨城郡茨城町駒場1619

2019年07月24日 23時33分10秒 | 蕎麦屋
森のそば屋 清エ門 @東茨城郡茨城町駒場1619





4月上旬から12月中旬営を営業期間とする「森のそば屋 清エ門」

店主の海老沢清さんはスキーの元国体の選手で指導委員の資格も所持する。
12月下旬からから3月下旬までスキー三昧の暮らし。
群馬県片品村の岩鞍高原スキー場で山の家「えびやん」を経営している。

所有する山荘一帯には、楓を主とした素晴らしい樹木が沢山自生している。
数年かけて大・小の260本を茨城町の自宅に移した庭を作り上げた。





庭が馴染んだところで、そば処を開業。
スキーのシーズンオフ(4月~12月)に営業と言う変則な店が誕生した。



季節限定「鴨とナスのぶっかけそば」
宮城蔵王産の柔らかい鴨肉と茄子の素揚げ。



だしを自慢とするそば屋の名脇役、だし巻きたまご。



自家製あんで作った蕎麦搔きぜんざい。



昨年までの店名は「楓の森」、今年から「森のそば屋 清エ門」と変更した。
理由は聞き洩らしたが、全ては以前と同じだ。

■営業時間:4月下旬より12月上旬まで営業。
午前11時30分~午後2時
■定休日: 木、金曜日(ただし祝日の場合は営業)

そば処麦屋@那珂市後台1229

2019年06月08日 08時17分25秒 | 蕎麦屋
そば処麦屋@那珂市後台1229





那珂市後台の「そば処麦屋」

そば粉十割の手打ちそば「そば処麦屋」



味もさることながら、2005年の開業前に古民家を移築し好みの雑木を植えた庭を作るまで数年を要した庭が素晴らしい。

雑木に囲まれた庭の中ほどに据えられた机で頂くことに。



この日は「かも南蛮」

隣接の畑ではキュウリやカボチャ、レタスなど各種の野菜を栽培。



ブドウ棚もある。



店主の鈴木さんは多彩な方で、数年間から養蜂も始めた。
自家製の蜂蜜を店で販売しているから飼うことも出来る。
この蜂蜜が絶品で市販のものと味も香りも異なる。



この赤い花の名前を聞き漏らしたが、
後日、確認しておこう。
植えられている野草・山草は200種以上とか。
四季折々、いつ行っても何かが咲いている。



大きな鉢に水生植物の「アサザ」
日本に古来から自生していると言われる。
水戸市植物園の池に群生している姿は見事だ。



庭の中心に畳み1畳ほどの池があって、店主は蛍を養殖している。
井戸水を流し、餌となるカワニナを集めるなど、かなりの労力が必要だ、
幸運なことに、昨年の今頃に乱舞する蛍を観ることが出来た。
ホタルは5月から6月にかけて孵化する
今年は「少し遅れているようだが間もなくでしょう」とのことだった。

訪問した6月2日の4日後「今日あたりは蛍を観られそう、8時頃にお出で下さい」鈴木さんからお誘いの連絡が。



暗い中、2~3匹が青い光を点滅させる。
たまに、浮遊するが動きが少ない。
気温が低く、湿度も少ないので活発に行動しないようだ。
群れ飛ぶには数日してからか。
それでも、集まった客たちは光るたびに歓声を上げ、喜んだ。

ゲンジボタルとヘイケボタルを養殖しているが、ゲンジボタルは5~7月。
ヘイケボタルは6~8月と活動の時期が異なる
羽化後の寿命は2週間位とのことで花の命と同じ、虫の命も儚いものだ。

●「アサザ」
縁が糸状に裂けてフリルのようになった黄色い花を花茎の先につける。
花びらは5枚あるが、花の根元はつながっており、合弁花である。
一日花で午前中に開き、夕方には閉じる。
葉は緑色のハート形をしており、地下茎から柄を出して水面に浮かぶ。
葉の直径は5~10センチくらい。

本むら庵 荻窪本店@東京都杉並区上荻2-7-11

2015年10月06日 08時27分32秒 | 蕎麦屋
本むら庵 荻窪本店@東京都杉並区上荻2-7-11



龍神峡の蕎麦店「慈久庵」は開店前から行列が出来る繁盛店だ。
店主の小川宣夫さんが生まれ在所を元気にしたいと阿佐ヶ谷「慈久庵」をたたみ、水府に移転開業したのは2002年2月のこと。

故郷の東金砂神社(常陸太田市天下野町9740)の仁王門、仁王様が不在なことを案じ2014年2月2体の仁王像を寄進した。



仁王像を制作したのは国立市在住の彫刻家・関頑亭さん(96歳)。

国立市の「明窓浄机館」には何点かの作品が収蔵されている聞き9月2日に訪ね拝見した。

帰途は、荻窪の「本むら庵」に行こうと決めていた。
小川さんが修業したのが「本むら庵 荻窪本店」と聞いていたからだ。

大正13年創業の「本むら庵」は荻窪駅と西荻窪駅のちょうど中間あたりに位置する。大正13年は関東大震災の翌年で、その歴史を感じる堂々たる店構え。
近所にはさしたる店はなく、ポツンと一軒ある感じだが、よく見れば繁華街だった痕跡も在る。



広い待合室には囲炉裏があり、脇には飾り棚。
蕎麦猪口や蕎麦に関する器等が展示されている。





澤田 政廣の彫刻、辻清明の陶器なども飾られている。



テーブル席の他に座敷もあるらしい。

広い駐車場を備えているので、かなり広い範囲の所からㇻお客があるのだろう。
品書きには一品料理も多く、蕎麦割烹と云う感じらしい。



奥に社のある細長い庭がある。
夕方の開店間もない時間に入店したので、庭に面した席に座れた。



剣菱の樽酒、アテが蕎麦みそでなく、山葵の佃煮。
これが酒にピッタリ。



鮎の一夜干し。



鴨ロース。



せいろ。

「本むら庵」で酒を酌み蕎麦を食して、龍神峡「慈久庵」の小川宣夫さん、彫刻家・関頑亭さんをめぐる三題噺がやっとまとまった。

室町砂場 赤坂店

2014年10月31日 00時56分23秒 | 蕎麦屋

老舗のそば屋@室町砂場 赤坂店

世田谷美術館での松本瑠樹ポスターコレクション「ユートピアを求めて」と塩田岩治の「北大路魯山人」、それぞれの蒐集家の展覧会を観て“散逸しないコレクション”はそれなりの後継者、或いは公的な美術館や博物館に寄贈するべきと感じた。

 

この感激を如何にせんと10月20日に再開された「かんだやぶそば」に行くことを考えたが、ニュース番組で放送されたばかり、1時間以上を待つ覚悟ならば、赤坂の「室町砂場」がより適切と考えた。

 

暫く行っていないので、いくらか遠回りしたが到達出来た。

赤坂近辺の再開発によって多くの店がビルになってしまったが、室町砂場 赤坂店は健在でした。

 

昔ながらの薄暗い雰囲気の中に燈火が一つ、という感じ。

 

江戸の情緒であろう、店員さん達の迎え付けと案内は変わらない。

待たずに奥の小上がりの窓ぎわに座席を占めた。

 

窓の障子の桟の綺麗さに感激。

カウンターや目につくところは毎日掃除することは当然だろうが、障子の桟まで磨き上げてある。

しかも、木目が密な上質な杉か檜木。

これだけで、充分の価値がある。

 

昔からの、時代を感じる看板。

 

酒は「菊正」の常温は白磁の徳利で、ちゃんと袴に入ってます。

老舗は何故か「菊正」が多い、やっぱり、これですね。

チョコはガラス。

 

突出しは浅利、青磁の小皿に。

 

先ずは鶏卵焼、美味しくて、写真撮り忘れました。

 

「ねぎ焼き」は呉須赤絵の角皿に。

 

 

「わさびかまぼこ」は「風月花」の藍染の角皿に。

 

 

何れも、魯山人が使いそうな器です。

これも、何かの縁か、と思った。

 

〆に「ざる」を一枚。

 

老舗たるは、変わらぬ味・心からのおもてなし・しかも、お値段は極めて安い。

これも、多くの客があるからこそ出来ることなのだろう。

 

余りの嬉しさに、吉行淳之介の話を店の方に語りかけたり、田舎者丸出しでご迷惑をかけました。

 

このよう店が、永遠に続くことを願わずにはいられません。


大根そば @そば処「なかもと」 那珂市額田

2011年06月08日 23時51分46秒 | 蕎麦屋
大根そば @そば処「なかもと」 那珂市額田



何処でも有るのか知らないが、「大根そば」を食べた。
「大根そば」薬味におろした「辛み大根」をたっぷり入れた汁で食べる蕎麦を想像する。
ところが、細長く切った大根が蕎麦と混在している。
幅は蕎麦と同じで、長さも15~16㎝。
よく見ないと蕎麦と見分けがつかない。
この店の看板らしく、注文している客が多い。
盛りも良いが、何割かは大根の千切りだ。



シャキシャキした歯ごたえ、清涼な食感。
大根のビタミンCや消化酵素は、胃腸の弱った夏には最適かも。

しかし、長い大根の細切りがちぎれないのか?疑問は残る。
後で友人に聞いたところ、塩もみし10分ほど置いてしんなりした水にさらせば、歯ごたえを残しながらしなやかになるそうな。

刻み海苔をかけた写真のような状態なのだが、カイワレ大根の様な野菜系を添えた方が良さそうに感じた。

何れにしても蕎麦本来の食べ方ではなかろうが、試してみる価値はある。