「里山-人と自然がつながる未来へ-」@水戸市立博物館
11月16日(日)迄
昨日訪れた「常陸秋そばフェスティバル里山フェア」の会場、常陸太田市の「ヤマブキ運動公園」の里山の紅葉が綺麗だった。
西の谷のイチョウやモミジも色づき始めた。
住まいに近い場所の紅葉は人と樹木の繋がりを感じる機会だ。
水戸市立博物館の「里山-人と自然がつながる未来へ-」が11月16日まで開催されている。
博物館は水戸市立中央図書館の2階と云う事もあって、覗く機会は多い。
展示室が2・3・4階に分かれていることや、展示空間の照明などに問題があるが、予算の都合で改善されないは、残念だ。
図書館と共有の建物と云うのも問題で、独立館として検討された時期も在ったが、立ち消えとなってしばらく経つ。
少子高齢化の時代の財政は難しいだろうが、大型の市民会館建設などに多額の費用が必要なのかと、疑問を感じる。
「里山-人と自然がつながる未来へ-」の会場は、
里山に生きる動植物を通して里山の森林保全の大切さを訴えている。
模型の展示であったが、管理の行き届かない里山は荒廃し災害を引き起こすようになる。その様な状況の場所を身近に見かける機会は多い。
筑波山麓(桜川市眞壁町)で1931年に開かれた「第1回植樹祭」が植樹祭の始まりのようだ。
間伐材や製材の端を利用した「木質ペレット」は、環境やエネルギーに効果が大きそうだ。
木質ペレットを利用したストーブも展示されていた。
暖房ばかりでなく、調理などにも使える利点がある。
余裕が有れば(スペースや購入費)使いたい。
この展覧会でふれてはいないが、茨城県は、県北地域や筑波山周辺などの森林や霞ヶ浦を始めとする湖沼・河川などの自然環境を、良好な状態で次世代に引き継ぐために、平成20年度から平成29年度までを課税期間とする「森林湖沼環境税」を導入され、県民1人が年間1000円を支払っている事実を認識している人は少ないようだ。
森林は全ての環境問題の原点。
多くの方たちが展示を観て、それぞれに感じてほしい。