「西の谷緑地公園」を美しく!

「公園都市水戸」の街造りを考える人達と協働したいと思っています。

鎌倉文学館@鎌倉市長谷1丁目

2014年02月28日 23時56分33秒 | Weblog
鎌倉文学館@鎌倉市長谷1丁目

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北鎌倉の東慶寺での仏像展を観るための鎌倉行き。
東京駅から横須賀線で約60分、鎌倉駅に到着。
旅先でレンタサイクルを借りるのが僕の流儀で、JR駅前の貸自転車営業所に。

ところが、建屋を改築中で長谷の営業所でとの張り紙。
観光案内所で訊いたところ、小町通の自転車店で借りられとのこと。
早速、自転車店に行き電動アシスト付を借りることが出来た。
先ずは由比ガ浜に。

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『さくら貝の歌』の碑。

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この寒さの中でもウインドサーフィンを楽しんでいた。

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久し振りに長谷の大仏に。

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大仏の胎内に入ってみた。

内側から見ると鋳造の痕跡が良く分かる。

大仏をあとに鎌倉文学館に。

約20年前頃になろうか、藤沢在住の同級生Tさんに案内して戴いた。

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鎌倉文学館は旧前田侯爵家の鎌倉別邸を鎌倉市が寄贈を受け、外観をそのままに内部の補修・収蔵庫の新築をおこない、昭和60年(1985)に開館した。
鎌倉ゆかりの川端康成、夏目漱石、芥川龍之介、与謝野晶子ら300人以上の文学者の直筆原稿や手紙、愛用品などを収集保存し展示している。


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入り口までの道は、鎌倉に多い切通し・刳り貫きを潜って。

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庭からは湘南の海が一望に。


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特別展として「生誕110年・小津安二郎」が開催されていた。
映画監督小津安二郎( 1903-1963)は『東京物語』をはじめ、女優の原節子と組んだ作品群は「小津調」と称される独特の映像世界を創った。
テレビでも再三放送されるように、時代や世代を超えて愛されている。

遺族から寄託された日記や愛用品、愛蔵品が展示されていた。
特に小さな日記帳は、細字でこと細かに書き込まれていたのが印象的。

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東慶寺仏像展@鎌倉市山ノ内

2014年02月28日 17時42分30秒 | 文化遺産
早春の東慶寺@鎌倉市山ノ内


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尼寺の歴史を持つ東慶寺は、尼僧好みの優しい小ぶりな仏像が多く残っている。
特に「水月観音菩薩半跏像」は優雅な美しさで知られる。

通常は「水月堂」の中央に安置されている。

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向かって右側の誕生物は後藤清一さんの作だが、鎌倉時代の仏像の隣にあっても見事に調和している。

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東慶寺の仏像を一堂に展観する、年に一度の特別展が2月4日~4月13日まで松岡宝蔵にて開催されている。

毎年この期間を心待ちにしてくださる方が多いが、僕もその一人。
花の寺としても名高い東慶寺の、早春の庭に佇むのは嬉しい。

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23日の日曜日に訪れたので、先週の雪が残る庭の風情は格別だった。
日曜日に訪ねたのは初めてだったが、参拝者の多いのには驚いた。

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山門の手前右側に「東慶寺ギャラリー&ショップ」が出来た。
漆器や陶器など選び抜かれた器が展示販売されている。

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寺域の奥は墓地となっているが、著名人が多いので花が絶えない。
鎌倉時代の五輪の塔が安置された墓地も多い。
写真は、小林秀雄の墓所。
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ラファエル前派展 @森アーツセンターギャラリー

2014年02月27日 23時31分34秒 | 美術展
ラファエル前派展 @森アーツセンターギャラリー

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銀座のギャラリー58の「ネオダダ」展を覗き、渋谷の松涛美術館でハイレッド・センター 「直接行動の軌跡」展と二つの展覧会を観て六本木に。

森美術館で「アンディ・ウォーホル展」、森アーツセンターギャラリーでは「ラファエル前派展」が開催されている。

両方とも観たかったが「ラファエル前派展」に決めた。
入場口は隣り合わせ。


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「アンディ・ウォーホル展」入り口に彼がペイントしたレーシングカー。

ロンドンのテムズ川畔、サウス・バンク地区の旧発電所を改築して「テイト・モダン」が開館したのが2000年の5月。その前後の10年位、仕事関連でイギリスを15回くらい訪れた。
合間に、美術館や博物館に行くのが楽しみだった。
「テイト・モダン」の開館に合わせ、従来の「テイトギャラリー」は「テート・ブリテン」と呼ばれるようになった。
「テート・ブリテン」はイギリス美術専門の美術館だが、ラファエル前派の作品が揃っている。

展覧会資料によれは、
【1848年、ロンドンでジョン・エヴァレット・ミレイ、ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ、ウィリアム・ホルマン・ハントを中心とする若い作家たちは、ラファエロを規範とする保守的なアカデミズムに反旗を翻し、それ以前の初期ルネサンス美術に立ち返るべく「ラファエル前派兄弟団」を結成しました。
古典的な形式や慣例にとらわれない彼らの芸術運動は、英国のアート界にスキャンダルを巻き起こしました。本展は、グループの結成から1890年代までのラファエル前派の歩みを歴史、宗教、近代生活、風景、詩的な絵画、美、象徴主義の7つのテーマに分けて紹介します。】とある。

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今回はテートの所蔵品の中で特に有名な、ジョン・エヴァレット・ミレーの『オフィーリア』が出品されているので、それを観たいと思ったからだ。

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さらに、ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティの『プロセルビナ』。
モデルを務めたのはウイリアム・モリスの妻となったジェイン。


三人が住んだコッツオルズ地方を『藝術新潮』1997年6月号《特集・ウイリアム・モリス装飾人生》を手に「ケルムスコット・マナーハウス」を訪れたこともある。
その頃、モリスの「アート&クラフツ」運動に興味が有った。

余談になるが、
イギリス南部、コーンウォール半島の港町セント・アイヴスに1993年開設された「テート・セント・アイヴス」は陶器などの工芸美術館が在る。
セント・アイヴスは陶芸家バーナード・リーチと友人の浜田庄司も窯を築いた聖地ともいえる場所で、一度は訪れたいと願ったが、実現しなかった。

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ハイレッド・センター 「直接行動の軌跡」@渋谷区立松濤美術館

2014年02月26日 23時45分39秒 | 美術展
ハイレッド・センター 「直接行動の軌跡」@渋谷区立松濤美術館

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松濤美術館は渋谷駅から徒歩15分位の住宅地にある小さな美術館。
城塞の様な建物と独自の視線の企画展を開く異色の存在で、常に注目されている。韓国産の花崗岩を割肌野積した外壁と、展示室中央の円形吹き抜けの建築は1980(昭和55)年に竣工し、建築家・白井晟一の代表作といわれる。

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開館以来30年を経て昨年に改修工事が行われ、今年の1月にリニューアルオープンした。記念展として『ハイレッド・センター 「直接行動の軌跡」展』が2月11日 ~ 3月23日まで開催されている。

「ハイレッド・センター(Hi-Red Center)は1963年5月に高松次郎、赤瀬川原平、中西夏之により結成され、三人の姓の頭文字の英訳(高松のHi、赤瀬川のRed、中西のCenter)を並べた名称で、匿名の行動により平穏な日常のなかに「芸術」を持ち込もうとした試みだった。

ハイレッド・センターの存在は赤瀬川原平の「模造千円札事件」で一般にも知られるようになった。赤瀬川は、「オブジェとしての紙幣」に興味をいだき、千円札をルーペで詳細に観察し、自筆で丹念に、原寸の200倍の大きさに拡大模写した作品を制作し、1963年3月の読売アンデパンダン展に発表した。
この作品や、千円札の表面を印刷し、包装紙として使って瓶や家具など身の回りの品物を包む「梱包作品」等も制作した。
これらが通貨及証券模造取締法違反に問われ、起訴された。

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時計など身辺の小物を玉子型の透明プラスチックに閉じ込めた中西夏之の「コンパクトオブジェ」のシリーズ。

これら、メンバーのオブジェや絵画作品の展示の他に芸術の枠組みを超えた数々のイベント。

冷戦時代の核問題の緊張を背景とした「シェルター計画」。

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白衣を着用し銀座の並木通りで行われた「首都圏清掃整理促進運動」などのイベントは、ユーモアをもって社会を批判し問題提起をした。
これらの「直接行動」を記録した文献資料や記録写真が数多く展示されている。

今回の展覧会はハイレッド・センター結成50周年を記念した回顧展だが、平和ボケと芸術家を取り巻く環境があまりにも拝金主義的になっている現代社会に対し考え直してみませんか?と問いかけている。

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山桜の樹勢回復工事@西の谷緑地公園

2014年02月26日 19時57分49秒 | 西の谷緑地公園
山桜の樹勢回復工事@西の谷緑地公園

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「水戸の梅まつり」が2月20日から始まった。
今日(24日)の時点で、約3000本のうち424本(15%)が開花した(偕楽園HP)とのことだが、偕楽園を訪れるお客さんも多く他県ナンバーの車が目立つ。

偕楽園を目当ての観光客が多いのは当然だろうが、弘道館公園周辺こそ水戸らしさを感じられるポイント。
大工町~泉町~南町を経由し両方を訪れてほしい。
西の谷緑地公園を経由するのも穴場のルート。

こちらには2006年に沢山の山桜が植えられた。
西の谷が造成されたのは数十年前だが、瓦礫などで埋め立て・盛り土されたので極めて土壌が悪い。従って、植えられた山桜の成長が遅く、中には枯れてしまったものがあった。
昨年から樹勢回復の工事が行われ、勢いが良くなった。
予算の都合で一挙にとはならず、今年も何本かの工事が進んでいる。
根本周辺の土(と言うより瓦礫が多いが)を取り除き黒土を入れる。

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写真でも分かるが、これ程の瓦礫では木が育つはずがない。
埋め立て工事や植栽工事がいかに適切でなかったが一目瞭然だ。

山桜の開花は染井吉野等より遅く4月中旬。
水戸は「花の街」、四季折々の花が楽しめる公園都市だ。
梅まつりが始まったばかりだが、 今年の桜の開花が楽しみである。

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見晴亭がオープン@水戸偕楽園

2014年02月26日 13時25分21秒 | 庭園
見晴亭がオープン@水戸偕楽園

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昨日(25日)の午後は暖かさに誘われ偕楽園まで散歩に。
この程度の陽気が着物には最適。
畳の部屋が無く、和服を着ない生活では日本の文化は消滅してしまう。
着方が様にならぬが、着ることに意義があると思っている。
東門入口に建設中だった「見晴亭」が22日にオープンした。

好文亭に倣って数寄屋風の造り。
銅葺きの屋根が眩しい。
時間の経過とともに緑青をふき落ち着くだろう。


建設費7千8百万円のうち、3千4百万円は市民や地元企業の義援金で賄った。 

黄色の制服のボランテアガイドさんが沢山。

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観光案内や土産品の販売コーナーのほか、茶会などに使える和室や休憩所、授乳室も設けられた。

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偕楽園記の拓本。

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萩谷遷喬の偕楽園図の複写。
当時の姿が偲ばれる。

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崖際からの千波湖の眺望。
松も枝ぶり見事な、銘木が多い。

園内の百種三千本の梅のうち、花が咲いたのは一割ほどらいいが、いくらか早めの今こそ梅らしさを感じられる。
土・日は観光客が多いから平日がお勧め。
なるべく、着物をお召しになってお出かけすると風情が高まります。


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「ネオ・ダダ 新作展 2013-2014」 @銀座・ギャラリー58

2014年02月25日 12時25分52秒 | 美術展
「ネオ・ダダ 新作展 2013-2014」 @銀座・ギャラリー58

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ネオダダ(Neo-Dada)と言う美術用語が良く分からないが、1950年代~1960年代のアメリカの美術家や美術運動を表すのに使われた用語らしい。
ハプニングなどのパフォーマンスアート活動を行った作家たち、捉えている。

1960年、吉村益信を中心に結成された前衛芸術グループ、 ネオ・ダダ(ネオ・ダダイズム・オルガナイザー)は、アメリカの流れを受けて、従来の芸術概念を打ち壊すようなスキャンダラスで挑発的なパフォーマンスや廃品を用いたオブジェ作品などで、美術界に衝撃を与えた。
水戸でも若手の作家たちが類似のパフォーマンスを行った。

僕もその影響を受け、現代美術等に興味を持つようになった。
友人のパフォーマンスに参加し『美術手帳』を購読し、ジャズや詩の朗読会などにも興味を持った。顧みれば、訳も分からず時流に乗り、かっこつけていただけだったように思う。
とは云え、それらが現在の骨董・古美術の世界に繋がり、生きがいとなったのは有り難く思う。

銀座・ギャラリー58で「ネオ・ダダ 新作展 2013-2014」が開かれている。

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階段周りや入り口に、当時の写真や新聞報道が貼られており、当時の“奇異な行動として”取り上げられた状況を知ることが出来る。
今では、何でもアリの美術状況だが、当時としては異端であった。
さらに、社会的な問題を提示もしていた。

ギャラリー内には、メンバーの赤瀬川原平、篠原有司男、田中信太郎、吉野辰海の、2013年から2014年にかけての最新作が展示されている。
約50年間、一筋の道を歩んでいることは素晴らしことだが、社会状況の変化に伴って世相も変わる。

その時代を知ると同時に、これからの時代はどうあるべきなのかを考える場でもあった。

*彫刻家・田中信太郎は日立市在住の芸術家。

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ククサ(KUKSA)

2014年02月20日 23時38分28秒 | 生活
ククサ(KUKSA)

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フィンランドにオーロラを見に行った知人が帰国した。
4日間滞在したが、見ることが出来なかったとのこと。
見ることが叶わなくとも、旅は楽しまれたようだ。
フィンランドエアーの本拠
気温が-10℃位にならないと発生しないらしい。
気温だけの問題ではないのだろうが、戻った水戸のほうが寒いらしい。
地球規模の異常気象なのだろうか。

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お土産として写真の様な木製のカップを戴いた。
コーヒーカップくらいの大きさだが、ハンドルに2つ穴が開いている。
とても握りやすく、底が平らで置いても安定感がある。
程よい軽さと木のぬくもり。
白木の素地のままで、木目が見えて、ところどころに金色の様な光。
ケヤキなどの玉目と言われるような、自然の造形美だ。

ククサ(KUKSA)という木製品。

調べてみると、フィンランド北部のラップランド地方に伝わる白樺のコブをくり抜いて作られたククサ(KUKSA)という木製品。
材料となるバハカと呼ばれる白樺のコブは、十分な大きさに育つまで30年、小さなコブでも10~15年ほどかかるため、取れる量に限りがある。
原木のブロックを一晩しっかり凍らせ、海水と同じ濃度の塩水で24時間じっくり煮る。木材の中に塩水が浸透して、割れにくくバランスの取れた性質の木材となる。これを1週間かけて乾燥させた後、荒削りからはじめ、内側を磨き外側を磨きあげ、蜜ろうを刷り込んでようやく完成する。

簡単に見えるが、かなり手が込んでいる。
日本の拭き漆に近い感じの器だ。

使い込んで脂分が抜けて白くなったら、クルミやオリーブオイルを塗る、等の手間を掛ければ長持ちする。

日本の白木の器と共通するものがある。

早速試してみたら、塩味がした。
煮出した塩分が残っているらしい。
それも一つの味わい。
コーヒーやお酒など何にでも使えるらしい。


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龍生派・いけばな展@水戸京成百貨店7階 催事場

2014年02月20日 21時10分08秒 | 山野草
龍生派・いけばな展@水戸京成百貨店7階 催事場
[前期]20日(木)~22日(土)[後期]23日(日)~25日(火)



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今日(2月20日)から「第118回 水戸の梅まつり」が始まった。
3月31日(月)迄の長きにわたるが、日曜日を中心に多くの催事が企画されている。この期間は季節の変わり目ゆえに天候が不順で、先日の様な暴風雪の日もある。しかし、梅の良さは咲き初めた数輪の花を探し出す喜びや、枝にかぶった白い雪との対比を味わうなど、桜とは異なった趣である。
奈良時代以前は「花」といえば、桜よりウメを指すことの方が多かったようだ。

水戸京成百貨店7階 の催事場で「龍生派水戸支部 創立75周年記念 いけばな展 ―植物の貌―」が開催されている。

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花屋さんの花を使っているので季節に先駆けてはいるが、レンギョウ等の黄色い花、ツバキの赤い花、ユキヤナギの白い花など大好きな花が生けこまれていた。
連日の寒さとはいえ、春の足音は確実に近づいている。


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板垣翠 展「文學」@ギャラリー しのざき.

2014年02月12日 21時00分49秒 | 美術展
板垣翠 展「文學」@ギャラリー しのざき.
水戸市泉町1-3-14 田村ビル3F 


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水戸京成百貨店の道路を挟んだ田村ビル3Fにある「ギャラリー しのざき」は
陶器・ガラス・漆器など暮らしの器の販売と、絵画・彫刻・写真などの展覧が開催される、レトロなビルの中の美的空間で癒しの場。
ギャラ―が少なくなってしまった水戸の街中で、貴重な場所だ。

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2月11日~ 2月23日は板垣翠さんの「文學」と題された絵画展。
この作家の展覧会は2005年:ギャラリー・オープンセサミ(那珂)「重力」、2009年:ART WORKS GALLERY(水戸)「生物」、2011年:ギャラリーしえる(水戸)「民芸」、2012年:ギャラリーしのざき「珍味」などを見ているが、意表を突くタイトルと、墨と筆による細密な線描(時には赤や緑の色も使われるが)は一度観ると忘れない作品だ。

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100号の「巌窟王」。「徒然草」「浮雲」など数点の小品。

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デザインされたアルファベットの一文字。

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自分も楽しみ、来場者にも楽しんでもらいたいとの仕掛けもある。
今回はチューインガムの包装紙に今回の作品を使用し、受付の脇に置いてある。
ご自由にガムを噛みながら存分に味わって下さい!とでも云うのか。
さらには、バックヤードに濁り酒の1升瓶も準備されている。

板垣さんに一度もお目にかかったことは無いが、週末には在廊されるらしい。
15日はケーズデンキスタジアムで水戸と鹿島の茨城サッカーフェステバル。
16日は句会だが、時間をやりくりしてお会いしてみたいと考えている。


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「天空を翔る鳥たち―千波湖畔に生きる―」@水戸市立博物館

2014年02月09日 23時46分29秒 | Weblog
「天空を翔る鳥たち―千波湖畔に生きる―」@水戸市立博物館
2月1日~3月9日


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千波湖と桜川は子供の頃の遊び場だった。
桜川は、堤防が築かれ流れが変更されるなど大分変ったが、千波湖は基本的には変わらない。約3キロメートルの周遊路が整備され、多くの人達が朝に夕に散歩やジョギングする姿などは当時とは大違いだが。

南側に県立文化センターや近代美術館が開設されたが、自然豊かな環境は保持され、市民や多くの観光客に親しまれている。

湖畔を散策して目につくのは、沢山の野鳥類。
白鳥やカモ類などの渡り鳥も多いが、留鳥の黒鳥の数は日本でも有数らしい。
鳥の名前や姿を記した掲示板が何か所か有るが、見かける種類のほうが多く、《何という名の鳥か?》知りたいと思っていた。

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水戸市立博物館で「天空を翔る鳥たち―千波湖畔に生きる―」と言う展覧会が始まった。千波湖に生息する鳥類は四種類に分けられる。

①留鳥=1年間を通じて生息する鳥で、千波湖周辺で見られる鳥の半数を占める。
②冬鳥=秋に北から飛来し越冬し、北の地域に戻って繁殖する。冬にはカモ類が多数千波湖に飛来する。
③夏鳥=春に南から渡ってくる鳥で、日本で繁殖する。
④漂鳥=夏は高山で繁殖し、冬は平地で越冬するなど、日本国内で生息地を変える鳥。

長年にわたって撮影された写真の展示が主だが、はく製やバードカーヴィングも展示されている。
約80種類が生息しているらしい。
こんな鳥も、と思う種類も沢山あった。
とは言え、全ての名前と姿を覚えることは難しい。

湖畔の掲示板をより充実したものに替えてくれれば分かりやすいのに、と感じた。多種多様な生態の鳥類が生息しているが環境の悪化や、強い鳥が非力な鳥類を追い払うなど、生態系の変化もあるようだ。

市民の宝ともいえる「千波湖と周辺の自然」を次の世代に引き継ぐため、何をすべきかを考える機会となった。

西の谷緑地も千波公園の一部で、時折、オオサギやカルガモなどが飛来する。


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常陸南北朝史-そして、動乱の中世へ- @茨城県立歴史館 

2014年02月09日 20時30分00秒 | Weblog
 常陸南北朝史-そして、動乱の中世へ- @茨城県立歴史館 
    2月8日~3月21日


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「水戸の梅まつり」は冬から春への変わり目で天候が不順な時、風雨・時には雪もある。
春に先駆けて咲き初める梅の宿命。
梅の心は、天下に先駆ける水戸らしさでもあろう。

偕楽園に隣接する茨城県立歴史館は観梅の時期に合わせた企画展が開催される。
今年度は「常陸南北朝史-そして、動乱の中世へ-」展。

鎌倉幕府滅亡の後、天皇家は南朝と北朝に分かれ、南北朝の動乱の時代に入った。
とりわけ、常陸国は北畠親房が来て南朝の勢力挽回を図るなかで、激しい戦いが続いた。
南北朝合一後も動乱は止むことなく,そのまま戦国時代に突入する。
この辺りの歴史は取り上げられることが少ない。

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通常は休憩所だが、梅まつり期間の土日・祭日はサザのコーヒが飲める。
開館当時、このスペースはレストランとして盛況だった。


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中庭の池は氷結していた。

「一橋家記念室」の展示は桃の節句にちなんだ「雛と人形」展。


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御所人形「見立三国志」

今年は,大型の有職(ゆうそく)雛(髪型や衣裳など公家の決まり事を忠実に再現した雛人形)と御所人形の優品を中心に展示している。

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雪の好文亭@水戸偕楽園

2014年02月08日 21時04分00秒 | 水戸
雪の好文亭@水戸偕楽園

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先日に次いで、この冬二度目の雪となった。
予報では30㎝以上の降雪、とのことだったが午後3時頃は7㎝位の積雪。
取りあえず、家の周辺の道路の雪かきをした。
ほんの少しでも30分以上かかった。
雪国の人から見たら、ほんのわずかの降雪なのに。

雪が降ると嬉しくなって、あちこち歩きたくなる。
雪かきを終えて、偕楽園の雪景色を眺めに。
20年以上前に大雪が降ったことがあり、早朝の偕楽園に行った。
積雪40センチ位は在った。
朝日の中、ゴム長を履いて雪の偕楽園を歩くのは愉しかった。

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常磐神社の東鳥居

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常磐神社本殿。

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常磐神社の大鳥居の階段わき、「陶器製造所跡」の石碑。
この細い道が、水戸市内への旧街道。

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東門近くに新築中のインホーメンション・センター。
梅まつりには間に合うのでしょうか?

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紅梅・白梅の早咲きがちらほら。
雪との対比が素晴らしい。

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偕楽園が素晴らしいのは、見事な枝ぶりの松の古木が沢山あること。

夜になって風が強くなってきた、強風雪の予報が出ている。
夜半まで降り続きそうで、朝までに20センチくらいは積もりそうだ。
雪がめったに降らない土地柄、明日の交通事情が気になる。

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お江戸の着物@常陽史料館・アートスポット

2014年02月07日 22時09分45秒 | 文化遺産
お江戸の着物@常陽史料館・アートスポット
2月4日(火)~3月23日(日)


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テレビや映画の時代劇を見る、時代小説を読む、或いは落語を聞いたりした時、当時の衣・食・住はどうであったのか、疑問は尽きない。
上京の際、上野公園の「下町資料館」、両国の「江戸東京博物館」江東区立.「深川江戸資料館」で長屋や商家の復元された建物やジオラマなどで当時の生活を垣間見ることが出来る。

NHK総合テレビで放送された『コメディーお江戸でござる』は、江戸風俗や浮世絵の研究家・漫画家の杉浦日向子による歴史や風習についての解説は分かりやすく、楽しみながら見ることが出来た。
残念ながら2005年46歳の若さで亡くなって以後、その様な番組はない。

常陽史料館アートスポットで2月4日(火)から始まった「江戸時代の着物の復元」展は江戸時代の衣服文化の一端を知ることが出来る企画展だ。

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水戸市在住の和裁士・山本泰子さんが江戸時代の着物を復元した作品で、実物の半分(またはそれ以下)の寸法で制作されている。
江戸時代は身分制度が確立され、武家・武家の息女、裕福な商家の娘、さらに花魁や禿(かむろ)など職業や身分によって着物は異なった。

復元された着物を見ると、当時の生活を幾分でも想像することが出来る。

「きもの」は日本文化の象徴でありながら、急速に少なくなりつつある。
この展覧会によって「きもの」の良さを再認識し、たまには「着物の袖を通す」暮らしを、と願う。


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水戸ダイエー跡地、取り壊し始まる。</

2014年02月06日 23時49分45秒 | 街創り
水戸ダイエー跡地、取り壊し始まる。

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水戸の商店街に大論争を巻き落としたたうえに「ダイエー水戸店」が開業したのは1973年で2500㎡用地は20店近い商店が営業していた。
再開発に参加した人や売却して移転した人など、それぞれの考えに依ったが、地下の食品街・最上階の飲食街・衣料品から画廊雑貨など、スーパーと言うよりデパートのようだった。
破竹の大伸劇が続くと思われたが、郊外に大型店が進出する時代となり赤字に転落し2005年に閉店した。

ダイエーの手を離れ空きビルとなったが、2007年にショッピングセンター「MIMO(ミーモ)」がオープンした。しかし、老朽化に加え、東日本大震災で被害を受けた建物の改修もままならなかったことから撤退する店が相次ぎ2013年に閉鎖された。

空きビルは街の美観や安全から問題となり、解決策を探っていた。
2014年1月、マンション開発業者の「タカラレーベン」(本社・東京都新宿区)が分譲マンションとすることを発表した。

2月に入って解体工事が始まった。
戸数や完成時期については未定という。
住民が増えていくらかでも活気が出れば、進出する商店もあることだろう。


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南町2丁目は黒羽根町に接している。
街路整備事業が終了し、基盤の整備は進んだ。

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個性的な店も多い。

マンション建設を契機に、街の活力が復活することに期待したい。

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