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「西の谷緑地公園」を美しく!

「公園都市水戸」の街造りを考える人達と協働したいと思っています。

旧芝離宮恩賜庭園@東京都港区海岸

2023年12月11日 18時13分20秒 | 庭園
旧芝離宮恩賜庭園@東京都港区海岸



浜松町からスカイデッキを歩いてウォーターズ竹芝あたりの新しい景色を眺めた帰途、旧芝離宮恩賜庭園に立ち寄った。





2008年に訪問してから15年を経過しての再訪で当時の記憶があいまいだが、周囲にビルが林立し、さらに増えそうな気配だ。
大久保忠朝上屋敷の庭園楽寿園が始まりで、宮内庁管理の離宮を経て、大正13年(1924年)東京市に下賜され、旧芝離宮恩賜庭園として公開された。





江戸初期の典型的な回遊式泉水庭園で、池を中心とした庭園の区画や石の配置は非常に優れており、国の名勝指定を受けている。
作庭当時は海の水を引き込んでいたが、周辺の埋め立てが進み、現在では淡水の池となっている。





浙江省にある西湖の蘇堤を模した西湖の堤をはじめ、池の中央にある中島には中国で仙人が住むといわれた蓬莱山を模した蓬莱石組みもある。



大きな石柱が4本。
この石柱は、小田原北条家に仕えた戦国武将の旧邸から運ばれた。
ここが小田原藩(大久保家)の上屋敷であった当初、茶室として使われていたといわれる。



古い灯篭に紅葉が映える。



「根府川石」の山
根府川石は神奈川県小田原市根府川で産出される、単斜輝石斜方輝石安山岩。
山と積まれているが、園内にはこの石がふんだんに使用されている。


「つるばらガーデン」@カーサ・ブランカ:水戸市青柳町4268-2

2018年05月18日 19時54分22秒 | 庭園
「つるばらガーデン」@カーサ・ブランカ:水戸市青柳町4268-2
5月18日(金)~2㏦(日)






水戸市青柳町4268-2のギャラリー・カーサブランカで恒例の「つるばらガーデン」が5月27日(月)まで開催されている。



今年は桜の開花が早かったが、薔薇も同様で開会初日なのに、既に満開の状態だった。
今月末までは持たない感じ、早めに行かれることをお勧めする。

手前のトレーラハウス内では絵画展。






佐々木怜子・笹嶋成子・鈴木美智子・林 成枝・山本啓子。
4人の女流画家の展示販売。



ウッドデッキ周りに多様なバラが咲き誇っている。



気まぐれ工房の婦人服・アクセサリーなどの展示販売も。



海外小物・人形。服飾の展示コーナーも有る。



バラ以外の花も美しい。



庭の先に広がる田植え前・後の水田の風景も素晴らしい。

5月27日(日)午後1時から、
バンド演奏やフラメンコダンスも開催される(雨天中止)

新宿御苑

2017年09月19日 09時11分41秒 | 庭園
新宿御苑



久し振りに「新宿御苑」に




江戸時代は信濃高遠藩内藤家の下屋敷で交通の要地。
1879年(明治12年)に新宿植物御苑が開設され、宮内省(現在の宮内庁)の管理する牧場でもあった。
第二次世界大戦後は一般に公開されたが、広大な敷地だ。




旧洋館御休所、
天皇や皇族の休憩所として1896年(明治29年)に建てられた洋風木造建築で、国の重要文化財に指定。
19世紀アメリカで流行したスティックスタイルがベースで増築を繰り返している。昭和24年から平成6年までは管理事務所として使われたが、平成13年には元の姿(大正13年当時)に戻され一般公開。
とは言え、何時でも内部に入れるとは限らない。




芝生の広場からはドコモの高いビル・電波塔?が望める。




大温室。
前回来た時は無かった、と思ったら、2012年(平成24年)11月20日にリニューアルオープン。



温室内部。




大温室建設時に発見された明時代の温室の遺構。




明冶時代の温室の写真。
ロンドンのキューガーデンを意識したのか?とも感じた。




「玉藻池」を中心とする回遊式日本庭園。
内藤家下屋敷の庭園『玉川園』の遺構。玉川上水を引き入れた。




旧御涼亭(台湾閣) 皇太子(後の昭和天皇)の御成婚記念として1927年(昭和2年)に建てられた中国風木造建築。



「つるばらガーデン」@カーサ・ブランカ:水戸市青柳町4268-2

2017年05月23日 08時42分40秒 | 庭園
「つるばらガーデン」@カーサ・ブランカ:水戸市青柳町4268-2
5月20日~29日






水戸市青柳町、田植えされた水面が鏡のごとく光っている5月下旬は薔薇の季節でもある。

水戸市青柳町4268-2のギャラリーギャラリー・カーサブランカで恒例の「つるばらガーデン」が5月29日(月)まで開催されている。




庭のバラの花の鑑賞が主だが、絵画展やアクセサリー・雑貨・洋服の販売もあるオープンガーデン。







ギャラリーの絵画展は石川智恵・佐々木玲子・笹嶋成子・鈴木美智子。



特別出品の(故)鈴木俊行。





雑貨・洋服の販売ブース。






5月28日(日)13:00~
カサ・デ・アルテ研究生一同のフラメンコダンスの公演が予定されている。
(雨天中止)


浅草寺伝法院庭園の特別公開

2017年03月25日 07時21分30秒 | 庭園
浅草寺伝法院庭園の特別公開
2017年3月10日~ 5月8日








観光客でごった返す浅草仲見世の西側、改修中の五重塔のたもとに「伝法院」が在る。浅草寺の僧侶が住む「本坊」で、安永6年(1777)建築の客殿と玄関、明治4年(1871)築の大書院、浅草寺貫首(かんす)大僧正の居間などがあり、「伝法院」とはその総称。

伝法院の特徴と言えば、400年の歴史を持つ日本庭園で江戸初期の茶人、作庭家・小堀遠州の作とされる。

ふだんは立入禁止の日本庭園が特別公開されている。
正式名称:「国指定名勝伝法院庭園特別拝観と大絵馬寺宝展」

入場口を入ると「絵馬堂」で浅草寺が所属する大絵馬を展示。
かつては本堂(観音堂)に飾られ参拝者が観覧できたが、文化財でもあり、現在は「絵馬堂」にまとめられた。


写真撮影が出来ないが、鈴木其一歌川国芳などの流行絵師たちによる大絵馬が数多く展示されている。

回遊式の日本庭園は都会の中の静寂の別世界。



浅草とは思えないが、スカイツリーも望める。



大きな池には鯉も泳いでいる。



紅白のボケの花。



オオヤマザクラは既に満開。



枝垂桜が咲き初めていたが、見頃は間もなく。



天明年間に表千家の「不審庵」を模して建てられた茶室。



出口の前の通りには大衆演劇の「木馬館」
1度は入場してみたいと思っているが、


ロックの通りを過ぎて「寿司屋通り」の裏路裏に「蛇骨湯」




江戸時代の古地図に「蛇骨長屋」と記載されている場所だ。
13:00には開くが、間もなくに入っても既にかなりの人数が入っていた。
地下水を汲みあげて加熱しているが、「メタけい酸」及び「重炭酸ソーダ」の天然温泉です褐色をしているので「黒湯」と呼ばれ、ミネラル分が多い。
浅草散策の後の「ひとっ風呂」は気分爽快。



水戸徳川家の蘭 @水戸市植物公園

2017年01月18日 22時10分15秒 | 庭園
限りなく白い花を目指して
水戸徳川家の蘭 @水戸市植物公園    
1月7日(土)~22日(日)




句友のNさんは山登りが好きで野草山草の愛好家。
偕楽園や弘道館の歴史案内ボランテアもされている。

活動の一部を紹介するブログが「顎鬚仙人残日録」。
植物に関する気の利いた文章と自作の俳句が楽しい。

『蘭 パフィオペディルム (水戸徳川家の蘭)』
と言う記事で「白い蘭」の写真は気品があって奥深い。
早速、現物を拝見に水戸市植物園に。





水戸徳川家の14代、徳川圀斉氏(1912-1986)は蘭、とりわけパフィオペディルム(通称パフィオ)の白花の美しさに魅了され、新種を輸入し、交配を行い,歳月をかけて新しい品種を次々と作り出し,ラン栽培をライフワークとされた。

新たな品種には旧水戸藩に所縁の名前を付けた。



「スワンゴールド」
新種には英国王立園芸協会に新生登録するが、タッチの差で登録されず英語名もある。



「マユミ」
常陸太田市の真弓山で白い大理石が採れ、当時は藩の御用石。



「サクラガワ」
偕楽園下を流れる桜川は、光圀公が磯部(桜川市)の桜を移植して命名されたと言われる。現在、桜川沿いにヤマザクラ中心の当時の景観を復元する「水戸桜川千本桜プロジェクト」が始まった。



「ヤミゾ」・「カシマナダ」

「顎鬚仙人」さんの様な、魅力的な白い花の写真が撮れなかった。

植物公園の関係者にお願いしたいのは、



素晴らしい蘭の花なのに、新春の飾りの多くの花々など混ぜおきの展示。
展示会の様に一鉢ごとに無背景の中で展示すべきと思った。

更には、「水戸の梅祭り」が始まる。
既に開花している品種も有る。
梅は咲き初めを愛でるから、全てが咲かなくとも問題ない。

既に多くのお客様が水戸を訪れている。
素晴らしい「水戸市植物公園」知ってもらう絶好の機会。
おもてなしの心が感じられない運営は心残りだ。

懐徳館庭園(懐徳園)@東京大学・本郷キャンパス

2016年12月03日 16時50分08秒 | 庭園
懐徳館庭園(懐徳園)@東京大学・本郷キャンパス






東京大学の本郷キャンパスは加賀前田藩の上屋敷だったことは良く知られているし、大名庭園・育徳園の池は通称「三四郎池」として、これまた著名だ。

明治になり、その敷地の大半は東京大学となるも、前田家は本郷キャンパスの南西隅に広大な邸宅を構えていたとは知らなかった。

明治38年に和館、明治40年に洋館を竣工し、明治43年の明治天皇の行幸を前に日本庭園を整備した。



竣工時の西洋館と日本庭園。



現在のこの角度からに近い。

大正15年前田邸と代々木演習林の交換により前田邸は駒場に移転し敷地と建物は昭和3年に東京大学に寄贈され「懐徳館」と命名され、迎賓館として使用された。

しかし、懐徳館は昭和20年の東京大空襲によって焼失。
東京大空襲では懐徳館以外の本郷キャンパスの建物は被害を免れた、と云うのは奇跡的かもしれない。



現在の和風の建物は昭和26年に再建された。




懐徳館庭園は芝庭と石を多用した池泉と築山で構成されている。
現在はポンプを使用した人工の滝は使われず、涸れ池と大きな石組が残る。





総合研究博物館増築時に出土したという西洋館の基礎が、総合研究博物館の近くに保存されている。


総合研究博物館には2度ほど訪ねた。
入場無料で多岐に渡る資料が展示されていた。
総合研究博物館の辺りが前田侯爵邸(懐徳館)の西洋館が建っていたらしい。

東京大学埋蔵文化財調査室助手の原祐一先生が主宰する史跡見学会「加賀藩・富山藩コース」に参加したので懐徳館の庭園を見る機会を得た。



普段も公開されているのかどうかは分からなかったが、この日(10月15日)はホームカミングデーで、公開講座やシンポジュームなどが開催されていた。



懐徳門、現在通行は出来ない。
総合研究博物館の裏側で目立たない場所だ。
邸宅の全ては空襲で焼失したがこの門とレンガ塀は貴重な遺構。


育徳園の池(三四郎池)@東京大学

2016年12月02日 19時10分34秒 | 庭園
育徳園の池(三四郎池)@東京大学




第13回千本桜ミーティング(10月8日開催)の講話は東京大学埋蔵文化財調査室助手の原祐一先生が「水戸藩駒込邸(中屋敷)の景観と水戸の景観」について実際に観察された話なので“なるほど”と納得する点が多かった。

原先生の主宰する史跡見学会「加賀藩・富山藩コース」が10月15日(土)に開催されることを知って参加することに。



集合時間は10:00に東京大学本郷キャンパスの赤門前。
赤門は東大の別称と云えるが、加賀前田藩・前田斉泰の正室として十一代将軍徳川家斉の二十一女の溶姫を正室として迎える為に立てられた。



参加者は約20名。
1時頃に散会の予定だが、都合によっては途中に退出も可能だとのこと。



名所の銀杏並木、この時点ではまだ青かった。
黄葉の頃は素晴らしい事でしょう。



育徳園の池(三四郎池)は掘り上げて池を造成したので、その土を利用して築山を造り、見晴らし台から眺める様になっている。



御傘亭。
石製の大きな机と椅子が。置かれている。
建設時は池を見渡し、その先まで見えたらしいが、現在は樹木が繁殖し過ぎて見えない。
現在は原さんを含めた検討会が組織され、創建時の姿に戻すと同時に安全性を確保しながら眺望景観・歴史景観を顕在化しようと調査と工事が進行中。

倒木の整理や後に生えた樹木の伐採・剪定工事などが始まった。



ここからの眺めが一般的だが、ここの大きな石はもう少し水の中に浮いて見えるのが当初の姿で、現在は水位が下がってしまった。
改修に際しては湧水を増やすか、ポンプによる流量を多くすることが必要らしい、現在の水は滞留しているせいか、透明度が失われている。



この奥の、東の空から登る月が見所なのだが、樹木に覆われてしまって見えない。原さんの話によれば、日本の庭園は月の動きと、湖畔に移る姿が重要で方向や角度が計算されているとのことだ。

夜間の足元の照明が必要で大切になる。



南の奥から眺めると小さな石橋。
この辺りはカキツバタを植え、八橋のように見せた場所とか。
今は泥がかなり堆積してしまった。

何年後の完成かは分からないが、竣工した際には現在とは大幅に異なる景観になりそうだ。



この後、懐徳館庭園~富山藩神屋敷跡~双ヶ岡~不忍池~富山藩中屋敷跡~鷗外邸跡~平櫛田中邸などを訪ねた見取り図。


つるばらガーデン@水戸市青柳町 ギャラリー「カーサ・ブランカ」

2016年05月17日 22時44分45秒 | 庭園
つるばらガーデン@水戸市青柳町 ギャラリー「カーサ・ブランカ」
5月15日(日)~24日(火)







牡丹と並んで花の女王だと云える薔薇の季節が到来した。
水戸市青柳町4268-2のギャラリー「カーサ・ブランカ」で5月24日(火)までオープンガーデンが開催されている。

庭のバラの花の鑑賞が主だが、絵画展や雑貨・洋服の販売も。



ギャラリーでの洋画展。



ウッドデッキのブーゲンビリアの花。
一見、花に見える赤は葉で、黄色の小さいのが花。






インド雑貨「アブクラ」
洋服・アクセサリーなどインド製品がお手軽価格で。


「きまぐれ工房」のレディースファッション。




ヤマボウシの花も咲いています。

美味しいコーヒーが200円で戴けます。

5月22日(日)13:00~フラメンコダンスの公演が予定されている。

つるばらガーデン@カーサ・ブランカ

2016年05月13日 23時12分59秒 | 庭園
つるばらガーデン@カーサ・ブランカ
5月15日(日)~24日(火)








水戸市青柳町4268-2のギャラリー「カーサ・ブランカ」で薔薇の花の時期に恒例となった、オープンガーデンが5月15日(日)~24日(火)に開催される。


一足早く会場に行ってみた。



会期前なので、一部の花は咲いていたが、これからが見頃だ。





オーナーの笹嶋成子さんが丹精をこめたワイルドフラワーは花盛りだった。



「栃の花」と思われる大きく赤い花。





会期中は
☆インド雑貨 「アブクラ」の洋服・バック・アクセサリー
☆「きまぐれ工房」のレィデースファッション
☆「カサ・デ・アルデア」研究生のフラメンコダンス
 5月22日(日)13:00~
等のイベントが準備されている。

この時期、各地でオープンガーデンが開催される。
「カーサ・ブランカ」の「つるばらガーデン」も連日活況を呈している。

三溪園@横浜市中区本牧三之谷

2015年10月03日 20時34分04秒 | 庭園
三溪園@横浜市中区本牧三之谷


(大池と旧燈明寺三重塔)

「三溪園」は生糸貿易により財を成した実業家・原三溪(1868~1939)によって、明治39年(1906年)に公開された日本庭園。
東京湾を望む横浜の東南部、本牧に広がる敷地に約20年をかけ完成したもので、18万平方mという広大な園内には、京都や鎌倉などから移築された歴史的価値の高い建造物(重要文化財含む)が数多く配置されている。
三溪が存命中は新進芸術家の育成と支援の場ともなり、近代日本画を代表する多くの作品が園内で生まれている。

広大な敷地に約20年をかけて造成したという、熱意と構想の大きさ。
明治の人ならではの気宇壮大を感じる。

歴史的価値の高い建造物(重要文化財含む)が数多く配置されているが、開園時の建造物で第二次大戦で焼失した建物もかなりある。
全てが失われていない姿を想像すれば見事なものだ。
それだけの財力は生糸貿易によるから、生糸は明治時代に一大産業でそれによって日本の発展がなされたことを知る。





旧燈明寺三重塔【重要文化財】1457年(康正3年)。
園内のほぼ全域から、その姿を見ることができる三重塔は三溪園を象徴する建物。 三溪園には、1914年(大正3年)に移築された。





旧東慶寺仏殿【重要文化財】江戸時代初期
鎌倉の東慶寺にあった仏殿で1907年(明治40年)に移築された。
禅宗様の特色を色濃く残す数少ない建物。







旧矢箆原家住宅【重要文化財】1750年頃(宝暦年間)。
大きな茅葺屋根が印象的な合掌造の民家。
岐阜県大野郡荘川村岩瀬(白川郷)にあったが、ダム建設により三溪園に寄贈されることになり、1960年(昭和35年)に移築された。

萱葺き屋根と木材の保護のため一年中火を絶やさない。
煙が防虫の役目を果たす。

室内の花を活ける・囲炉裏の碑を絶やさない・清掃・案内などの作業はボランテア活動によってなされているとのことだ。

大池と旧燈明寺三重塔





鶴翔閣(旧原家住宅) 
1902年(明治35年)三溪が建て、三溪園造成の足がかりとした。
広さ290坪に及ぶこの住宅は、主に、楽室棟、茶の間棟、客間棟から構成される。



臨春閣 【重要文化財指定】 1649年(慶安2年)



松風閣
海側の小高い丘に建つ展望台。
戦前は洋風の別荘の様な建築が在ったが戦災で焼失。
現在は、近くに展望台がある。
ここから風景、今や石油タンクが林立するが、当時は素晴らしい海岸線を望めたであろう。

紹介した建物は全体の半分位。
何度かに分けて観て丁度と云う感じだ。
四季折々楽しめる庭園だ。

つるばらガーデン@カーサブランカ

2015年05月25日 16時08分31秒 | 庭園
つるばらガーデン@カーサブランカ
5月24日~6月2日







水戸市青柳町のギャラリー「カーサブランカ」で薔薇の花の時期に恒例となった、オープンガーデンが開催されている。

今年は5月になって異常な高温が続いたので、開花が早かったのと、高温による障害で、花の美しさもイマイチらしい。

とは言え、オーナーの笹嶋成子さんが丹精をこめた薔薇の香りが満ちている。



薄いピンクの花を付けた蔓バラ、名前は失念したが、ムスクの妖艶な香りは普通の薔薇とは異なり耽美の世界。





ギャラリーでは石井勤さんはじめ7人の作家の作品が展示販売されている。
お手軽な価格だが、作品のレベルは高い。



婦人のドレスや小物も販売されているが、これまたご婦人方には大人気。
花より団子ならぬ、花よりドレスの様相。
5月31日(日)13:00~フラメンコダンスも披露される。

アート植木鉢の展示販売もあり、多彩な内容。



例年より早めの開花で、第一陣は咲きそろった。
早めに出かたほうが、良さそうだ。

ドリプレ・ローズガーデン@君津市

2015年04月30日 07時05分12秒 | 庭園
ドリプレ・ローズガーデン@君津市



房総半島の君津市の山の中に泊まって、朝のバイキングの朝食。
普段の朝食は簡単だが、食い意地が出て、何かと食べてしまう。

さて、朝食も終わって、何処に行く?
フロントに在ったパンフレットを検討し、ホテルの近辺、或いは「アクアライン」の方面から探すことに。
ホテルから間もない所に「イングリッシュローズガーデン」が在るようなのでそこを目指す。

山を削って山砂や砂利を採取しているところへのダンプが多い道だ。
植木栽培の農園も多い。
程なく、それらしいところに着いたが,閉まっている。
中に係員が見えたので声をかけた。

10時開園で、準備中。
約1時間近くあるので、中を観るのは諦めて周辺を散策。
どちらにしても、薔薇の季節には早過ぎで、未だ咲いてはいない。

外から見ると、まるで「イギリス」。
西の谷の「ワイルド・フラワー・ガーデンも」歩み出したので参考にしたい気持ちもあった。
戻ってから、調べた結果では、、
イングリッシュローズとオールドローズを中心に7年をかけて作られたガーデン。園内の建物や風景もすべて英国調で統一されている。



看板の「デビッド オースチンのイングリッシュ ローズガーデン」
「デビッド オースチン」は英国の有名なバラの専門業者、其処の品種もありますよ。と云う意味のようだ。




英国アンティーク雑貨のお店と、カフェやワーク ショップも。
四季の花が咲く個人邸、森の中の手作りローズガーデン。

随分前の話だがコッツウォルズ訪ね、感激したことを思い出した。



特にウィリアム・モリスのマナーハウスとバイブリー村。

「イングランドで最も美しい」と称えた村、ここのオーナーもそのようなところを再現したいと望んでいるように思えた。



短時間、外を観ただけではあったが、充分感激に浸れた。


オープンガーデン@水戸市青柳町 カーサ・ブランカ

2014年06月12日 00時04分33秒 | 庭園

オープンガーデン@水戸市青柳町 カーサ・ブランカ


5月25日~6月13日まで。


 


関東地方は6月5日に梅雨入りした、と報道された。


それ以降は典型的な梅雨空で、時にはかなりの大雨。


この様な天候がしばらく続きそうだ。


 


 


 



 




梅雨入り前の5月25日から水戸市青柳町の「カーサ・ブランカ」で絵画展とオープンガーデンが開催されている。


「オープンガーデン」は近頃の園芸ブームを反映した花好きの出会いと交流の場として、個人の庭を期間限定で公開すること。


 


「カーサ・ブランカ」は白のトレーラーハウス2台をウッドデッキで繋ぎあわせたユニークなギャラリーで、不定期であるが絵画展などが開かれる。


薔薇の時期に限って、オーナーが丹精込めた庭園が開放され多くの人が訪れる。期間中は服や雑貨のお店が開店し、フラメンコダンスの発表会等も開催される。ウッドデッキでコーヒーを飲むことも可能だ。


 


札幌から戻り翌日に上京する間の5月27日の爽やかな五月晴れ。


ギャラリーのデッキや取り囲む庭には、真紅や白の薔薇が咲きそろい香りが庭中に満ちている。


 


6月は薔薇の季節、とりわけ有名なのがブルガリアで、鑑賞ではなく香水の原料として栽培され、世界の7割を占めるとのこと。


昨年7月、念願であったブルガリア・ルーマニアを旅した。


バラの谷と呼ばれるカザンラクも訪ねたが、6月の収穫期を過ぎていたので、満開の花を見ることは叶わなかったが、畑や博物館を見てきた。


発展途上の国と云うのが幸いして、中世の町並みが至る所に残っていたのを思い出す。


 


 


薔薇ばかりではなく、テッセンも。


園芸種はクレマチスと呼ばれるが、


 


 


小さな池には睡蓮も咲いている。


 


水戸市逆川緑地公園

2014年04月11日 13時07分37秒 | 庭園
名残の花

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千波大橋の下あたりで、逆川は桜川と合流する。
逆川は新県庁舎近くの六番池が源流だったが、現在は埋め立てられた。
従って、那珂川から渡里用水を導入している。
合流地点に近い本郷橋の上流から笠原水源にかけた両岸が「逆川緑地」として整備されて25年以上は経とう。


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連なる斜面林を含め、湧水や流域の魚や昆虫など四季折々楽しめる。
この時期は、斜面に自生した山桜と雑木の芽吹きの対比が誠に素晴らしい。
流れに沿った遊歩道に植栽された桜も咲くが、両斜面の自然林と立体感のある風景が楽しめる。

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崖下の水溜りが池状になり、落下した花びらが花筏になっている。


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駅南方面を望んでも佳し。

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上流の笠原水源方面は水生植物公園や遊戯施設があり、メディカルセンター辺りまで続く。

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窪地ではあるが、両岸の斜面との距離が丁度いいから、散歩やポタリングには最適だ。春の野山を見ながら己を顧みるにも宜しい。

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1984年4月11日、彫刻家・後藤清一さんが91歳で亡くなられた。
あの年は寒さが厳しく4月10日を過ぎて椿や桜を始め花々が一斉に咲いた。
後藤さんを見送るため、咲く時期を遅らせたかのようだった。
あれから30年、後藤さんのように生きたい。と思いながら怠惰な生活を送っているのは我ながら情けなく思う。