観音の里の祈りとくらし展Ⅱ-びわ湖・長浜のホトケたち-
@東京藝術大学大学美術館
会期: 2016年7月5日(火)- 8月7日(日)
滋賀県長浜市の山間部で古くから伝えられてきた仏像を紹介する企画展「観音の里の祈りとくらし展2」が、東京・上野の東京芸術大学大学美術館で開かれている。
2014年にも18体を集め「観音の里の祈りとくらし展Ⅰ」が催されたことは知らなかった。今回は約40体画展示されることで、大きく報じられた。
この辺り、現在は「奥琵琶湖」と呼ぶらしいが白洲正子の『十一面観音巡礼』(昭和50(1975年)で「湖北の旅」で渡岸寺観音堂(向源寺)が紹介された記事から友人3人と湖北から小浜へ辿る旅をした。
最もこの観音像は聖林寺と共に著名だから、この時知ったわけではないにしても、このルートには国宝や重文の仏像が点在している宝庫である。
何れも地域の住民が自ら守ってきた仏像だ
今回の展覧会では仏像の展示と並び、それぞれの地域でどう管理されているかが分かる説明文と写真を添えられている。
会場の入り口で長浜市を中心とした観光案内のパンフレットが配布され、仏像の所在地などが明記され、幾つかを辿るモデルコースもある。
仏像自体は美術館の照明により、全ての方向から詳しく観ることが出来るが、信仰の対象としての仏様は、現地の薄暗い御堂、人里離れた山あいの小さな御堂で観るからこそ、でも
その点では、会場内に長浜市の観光課の職員も在住しており、訪ねる際の相談にも乗ってくれる。
この展覧会を観て「青春18切符」で近江八幡~長浜~木ノ本、更には秘境と言われる菅浦を旅したいと思った。
重要文化財《十一面観音立像》平安時代 医王寺蔵(木之本町大見)
重要文化財《伝千手観音立像》平安時代 観音寺蔵(木之本町黒田)
重要文化財《菅浦与大浦下庄堺絵図》 鎌倉時代後期~南北朝時代 須賀神社蔵(西浅井町菅浦)
会場の様子のYouTubeは
https://youtu.be/2kc41QtwYTY
https://www.youtube.com/watch?v=7rC8VPFICVo
[びわ湖長浜 KANNON HOUSE]
不忍池の近くに長浜市が開設した御堂、是非行きたいと思います。