「西の谷緑地公園」を美しく!

「公園都市水戸」の街造りを考える人達と協働したいと思っています。

幾千万ものシャボン玉の織りなす風景

2011年07月31日 15時06分51秒 | 水戸芸術館
水戸芸術館再開
幾千万ものシャボン玉の織りなす風景






3月11日に発生した東日本大震災で水戸芸術館も建物が損壊し休館を余儀なくされた。
全ての復旧には時間がかかるようだが、一部の修復が済み活動を再開した。
現代美術ギャラリーで「カフェ・イン・水戸 CAFE in Mito 2011― かかわりの色いろ」が2011年7月30日[土]に始まった。
10月16日[日]まで。





オープニングパフォーマンスとして大巻伸嗣の《Memorial Rebirth》が広場で開催された。
シャボン玉を発生する機械を並べ、空に放つ。
単純なことだが、量が多いと幻想的な効果を生み出す。







開催前までは、天候を危うんだが14:00~と17:30~と2回に渡り各回約45分、子供たちを含め大勢の参加者が、シャボン玉と戯れ、不思議な効果を味わった。



タワーも30日と31日は無料開放。
久し振りタワーからの風景を楽しんだ。

飛田穂洲の精神を受け継いで、

2011年07月29日 19時46分27秒 | 水戸の今と昔
飛田穂洲の精神を受け継いで、

高校野球茨城大会、代表は藤代高校に。


最近はサッカーの試合が面白いが、夏はやっぱり高校野球だ。
28日、水戸市民球場で行われ高校野球茨城大会の決勝戦、藤代が初優勝を目指した霞ケ浦を6―5で破り、6年ぶり2度目の優勝を果たした。
藤代は8月6日から阪神甲子園球場で始まる全国選手権に出場する。





たまたま、今年の三月に刊行された『熱球120年 水戸中学・水戸一校野球部の軌跡』と云う分厚い本を手にする機会が有った。
700頁に及ぶ大著だが、約60頁が『学生野球の父 飛田穂洲』関連の内容になっている。

飛田 穂洲[とびた すいしゅう、1886年(明治19年)-1965年(昭和40年)]は、東茨城郡大場村(現:水戸市)出身。
水戸中学(現・水戸一校)に入学し野球を始めた。早稲田大学に入学し野球部に入部、のちに野球部監督を務める。
大正15年、朝日新聞に入社。朝日新聞紙上に大学野球、中学野球の評論を掲載。
日本の学生野球の発展に多大な貢献をしたことから、学生野球の父と呼ばれる。

「学生野球は心の野球であり、単なる遊びごとであってはならない。野球から一つの人生をつかむ。そこに一球洗心とか一打入魂とかいう言葉が生まれる」と野球に取り組む姿勢を語り、その実践に生涯をかけた。

西洋伝来のスポーツであるベースボールを、日本発祥の武道に通じる「野球道」と捉え、試合よりも練習に取り組む姿勢を重要視し、学生野球は教育の一環であると説いた。







野球を人生修業の場とした『一球入魂』の言葉が知られている。

今の世の中、『知識は学問から、人格はスポーツから』とは言えない時代だが、学生スポーツの原点を忘れてはならないと思った。

噂のレストラン オオツ(OHTSU) @水戸市白梅1丁目5-4

2011年07月28日 23時04分43秒 | 水戸の今と昔
噂のレストラン オオツ(OHTSU) @水戸市白梅1丁目5-4

OPEN:18:00-21:00(完全予約制) 
月曜日・第3日曜  定休

噂に聞いていた「レストラン オオツ」にKさんからお招きをうけた。
何故、噂されるのか?期待を持って伺った。







確かに、入り口を入り2階に向かう階段は大理石。
登ったところが、ホテルのレセプションと云う感じ。
壁面を飾るアート作品もかなりのモノ。
しつらえは、高級レストランの雰囲気かある。




ゆったりした椅子は座り心地が良い。




冷製トウモロコシのスープ。
二層になっていて、上面は焼き、下は茹で。
焼きの部分が懐かしい味だ。




アワビのゼリー寄せ。アワビ自体から染み出たものだけらしい。




クルマエビの揚げ物、酒田産の天然もの。
中は、レアーですこぶる美味。



甘鯛のソテー。水ナスの上に添えられている。更にその上にトマトなど。



ほろほろ鳥のロースト。
各部位が乗せられていた。
焼き具合も絶妙、川はパリッと、中はレアー。





デセールは4種から選択。
カミさんはメロンのソルベ。私は桃のコンポートにエスプレッソかけ。



コーヒーはエスプレッソのダブル。
生チョコとさくらんぼが添えられている。

素材を生かした、あっさりとした味。
マダムの接客は最高。
初めての店なのに、行き付けと云う錯覚に陥った。

噂にたがわぬ店で大満足。
ゴチソウサマデシタ。

大暑 (たいしょ) から立秋に

2011年07月28日 16時26分50秒 | 西の谷緑地公園
大暑 (たいしょ) から立秋に

久し振りに西の谷に行った。
出歩いていたのと暑さにかまけて、清掃をサボってしまった。



早くも萩の花が咲き初めた。



木槿(むくげ)も盛りに咲いている。
夏の花に思えるが、季語では秋だ。

7月23日が大暑(たいしょ)で最も暑い頃という意味だが、実際はもう少し後になる。
8月8日が立秋で秋に入るということだから、夏と秋の狭間と云うことになる。





いくつもの蝉の抜け殻を見かけた。
気取っていえば空?か。
などと思って、「ウィキペディア」で調べたら次のようにあった。


空?


この世に生きている人間。
古語の「現人(うつしおみ)」が訛ったもの。
転じて、生きている人間の世界、現世。うつそみ。

セミの抜け殻、またはセミそのものを指す夏の季語。

『源氏物語』五十四帖の巻名の一つ。
第3帖。また、その帖を中心に登場する架空の女性の通称。

そうなのか!と自分の教養の無さを知らされた。
なかなか、深い意味もあるなと感心もした。

お恥ずかしい、でも、知らなかったことを知った嬉しさがある。

ペンション ロッキーInn  @岩手県八幡平市安比高原605-64

2011年07月28日 10時07分45秒 | シェ・ジャニー
ペンション ロッキーInn  @岩手県八幡平市安比高原605-64

夕食後、春田さんから「今から近所のペンションに行ってみよう」とお誘いを受けた。
今宵、そのペンションでベリーダンスのショーが開かれ、すしパーティが有ったらしい、すでに11時を過ぎている。
宴の後の訪問と云うことになる。

外に出ると、周りは霧で霞んでいた。
山の天気は平地とは全く異なる。いくらかの薄明かりを頼りに歩くこと5分足らず、かなり大きなペンションに着いた。
入り口には「ペンション ロッキーInn」とあった。





玄関を入ると大きいホールの中心には、10人は座れそうな円形になったグリル。
大きな暖炉、



半地下にはバーカウンター、その隣には厨房。
ペンションと云うよりホテルのようだ。
バブル時代の産物だろう。





安比はスキーリゾートとして開発されたから、冬が主らしい。
今はテニスの合宿など夏も利用者が増えているようだ。

安比のペンション村。
何軒あるのか分からないが、まさしく、邨社会。
オーナー同士の近所付き合いが頻繁らしい。

ここのご主人はかなり若そう。



ジャニブロに登場した際は[シェパード]の愛称で呼ばれている方のよう。

生ビールとお寿司をご馳走になった。
お腹は充分だったが、俗にいう別腹で、味見させて頂いた。

歩いて移動できるから心配はないが「ペンション・ウィング ライト」に戻ったのは午前1時を過ぎていた。

ジャニーの料理は世界一 @シェ・ジャニー

2011年07月28日 02時21分08秒 | シェジャニー
ジャニーの料理は世界一 @シェ・ジャニー

今回の安比訪問はジャニーこと春田光治さんの「ベルサイユで盆踊り」の話を聞き、かつ、パリのレストランや食材の話を伺う。

私は、食べ物の好き嫌いは無く、何でも食べられれば有難い、と思っている。
通常、三食を家庭の味、奥さんの料理である。

たまには外食の機会もあり、寿司や鰻そして蕎麦と天麩羅など。、

しかし、春田さんの料理だけは別格で、僕は世界で一番と思っている。
世界中に沢山の料理人とレストランがあろうから、その中で最高のレベル、と云う意味だ。
ジャニーの本やブログなどを見て、美味しそうだな!盛り付け、器も素晴らしいなと想像する。味ばかりでなく、香りや匂いまで連想する。
それが可能なのは、渋谷の頃から安比まで、長いあいだ、飛び飛びではあるが厨房の片隅で皆さんの作業を見ることが出来たことによる、と思っている。

実食は賄料理が主だったが、たまにはお客として食べた医と思う。

今回、その機会が巡ってきた。





料理の事に詳しくないから、当夜のメニューを簡単に紹介しておく。
ジャニブロに在った、レシピや写真や裏話なども転載した。



モロッコ風ラタトゥイユ。

夏の定番ラタトゥイユ、今では一般化した料理だが、春田さんが日本紹介した料理の一つ。
今回は「モロッコ風」ということだが、野菜を焼いて作るのでサッパリしておりコリアンダーやクミンの香りと共に、スモークの匂いもするところが特色。これは、最近ジャニブロに掲載されています。



オマール海老のビスク。

あまりに美味しく、写真を撮り損ねました。
全ての料理の頂点はスープかもしれません。
私の友人が、病んだ妻の為に2年間スープを作り続けた話を聞いたことが有ります。スープのみで命をつなぐことが出来るのですね。
オマール海老の全てが詰まっています。濃厚でありながら上品でまろやかな味。



アイナメのタルタル
これについて、ジャニブロでは

『魚のタルタル、昔は無かったですよね、
和食の影響の強い近年の(と言っても20年以上前から)フランス料理の産物でしょう、私は昔ながらの牛のタルタルが大好物なので、魚のはバカにしてましたが、生の牛肉が食べ辛くなった現在、見直してみました、

そもそもはシェパードが安売りのどうしようもない鮪を持ちこんで来ましてな、こいつが葱たっぷりと叩いて山葵どっさりと醤油で食っても食えたもんじゃぁありませんでして、こいつはしょっとしてタルタルつ~~ものが合うんじゃね~か?? ところが作ってみるとなかなか、叩きの方はさっぱり箸が進まなかった皆さん、タルタルはあっと言う間に売り切れましてな、こいつを旬のアイナメでやったらさぞかしうめ~んじゃね~かな? と言う経緯でございます、
美味しい物に感動して自分のレシピに取り入れることは当たり前ですが、凄く不味い物から・・・と言う事もあるのですね~~~

今旬のアイナメでやってみようよ!と実験、オリーヴ油、レモン汁、塩漬けアンチョヴィー、ディル、パセリ、カープル、赤ピッキー玉葱等で味付け。
美味しい~
薄切りのトーストを添えると良いですね
なお最初に(サラダと同じく)オイルでコーティングしてから味を好みで付けていくのが良いと思います。』

引用が長くなりましたが、西洋風なタタキと云うことで、絶品でした。

スペイン風牛ハチノスの煮込み

これまた、ジャニーが渋谷時代から紹介した料理だが、今では一般化した。

『胃袋、豚足、丸=華織が彼方此方の直売を駆けずり回って買い集めておいてくれたパプリカ、ピーマン、ズッキーニ等で”スペイン風牛ハチノスの煮込み”の仕込み。
材料を時間差で入れるのがミソ、
スペインの家庭では全部一緒に煮てしまいます、豚足も骨のまま、大蒜も丸ごと入れしゃぶります、
スペイン人の家族がいつもこの料理の時だけ、「日本のご飯下さい~~~」何で?と思ってましたが、この料理はタイ米より和米が合います。』

この料理、大好きです。
今回久し振りに食べられて幸せでした。


中振りのココットで提供されますが、普通なら2人前ですね、



しばらく食べてしまってから写真撮りましので、少なく見えますが。



パンナ・コッタ:苺のソース

コーヒー

と云うメニューでした。

食事はコンサートと同じ。
食材と香辛料の織り成すハーモニー。
次々と現れる料理は楽章と同じ。
次々と出てくる皿が一体となる。

されど、音楽と同様に時間と共に消滅する。
しかしながら、その記憶はかなりの期間永続する。

有難うございました。
この体験は、私にとって宝物です。

スペインバル・マルカドール(marcador)開店@水戸市南町

2011年07月27日 21時41分56秒 | 水戸の今と昔
スペインバル・マルカドール(marcador)開店@水戸市南町



大震災以降、水戸の市内は空き地が目立つようになった。
被害の大きかった建物や塀が、次々と取り壊されている。
見通しが良くなった、ともいえるが寂しい感じだ。

とはいえ、改装した店や新たに開店するところもある。
最悪の状況は脱しつつあるか?
との希望がみえる。



南町を通りがかったら今日(27日)開店の花輪が在る店が目に入った。
スペイン料理の店らしい。
BAL(バル)と呼ばれるスペインの居酒屋らしい。

昨年の6月スペインに旅した。
街角に沢山のバルがある。
高級店から庶民的な安食堂まで、或いは生ハム専門店。
ハモンイ・ベリコと云われる生ハム・突出しのオリーブ・ワイン。
美味し、安いのに驚いた。
これだけの為にスペインに旅する価値は有った。
と思ったほどだ、

時間はかかるが、多くの種類のパエリャもある。

東京、特に銀座にはバルが多いようだが一度も入ったことが無い。
水戸では駅南に「ガンチャ」と云うバルが在り、入ったことが有る。

今回、身近な場所に出来た。
誰かを誘って、出かけてみたい。


浄法寺の周辺は @岩手県二戸市浄法寺町

2011年07月27日 14時50分57秒 | シェジャニー
浄法寺の周辺は @岩手県二戸市浄法寺町

東北自動車道路安代JCTから八戸自動車道路になる。
この辺りは茨城県の北部、旧水府村や里美の風景に似ている。



葉タバコの畑が広がる。



蕎麦の畑も多く、蕎麦の花が満開だ。
牧場も多いし、林業も多い。
高原地帯で規模は大きく、風景は雄大だ。



稲庭岳(1078m)の麓には岩手県営の稲庭高原風力発電所がある。
出力660KWの風車が3基設置されているそうだが、下からは見えなかった。
茨城県も是非見習ってほしい。

風力発電所に向う途中に「天台の湯」が在った。
公立の日帰り温泉と休憩施設。
立ち寄り湯が在れば、いつでも入れるようタオルの準備はしてある。
入場料は500円、沸かし湯らしいが、肌つるつるの泉質だった。



売店で地ビールの「アッパビール」を販売していた。
車だから、飲むわけにいかないが、ラベルのデザインは横尾忠則とのこと。
かなりユニークなデザイン。

天台の湯のネーミングは天台寺の住職の瀬戸内寂聴さんというから、寂聴さんの繋がりか?

天台寺 @岩手県二戸市浄法寺町

2011年07月26日 16時24分47秒 | 文化遺産
天台寺 @岩手県二戸市浄法寺町



安比高原から車で約30分、青森県との境目に二戸市浄法寺町がある。
浄法寺は漆器の産地として古くから知られ、特に、浄法寺椀は有名
瀬戸内寂聴さんが住職を務めていた北辺の古刹、天台寺も在る。

平泉の中尊寺に先立つことおよそ1世紀前の奈良時代中期に創建された。
しかし、明治時代の廃仏毀釈により多くの堂宇や仏像を失った。

昭和62年5月、瀬戸内寂聴さんが住職に就任。
分かりやすい言葉で仏法を説く、寂聴さん法話の日には多くの人が集まる様になった。
遠方からの来訪者が増えて、急速に復興しつつある。



瀬戸内寂聴天台寺名誉住職、法話の日には多くの人で賑わう。

私は、寂聴さんのファンだ。
88歳を迎えた今も、各地での法話や講演、さらに、社会的な活動を精力的に進めている。
僧侶が社会とのかかわりを持つのは本来のありようにしても。
東日本大震災以降は原発廃止に積極的に動いている。

以前、浄法寺までは来たが、天台寺には参らなかった。
今回は是非にと思い訪ねた。
想像以上に奥深い所で、かなりの石段を登る。
古刹とはいえ、こんなところの住職をよくも引き受けたと思った。






本堂の裏側に収蔵庫があり、聖観音像・十一面観音像は国指定の重要文化財などが安置されていた。

この日も参詣人が絶えなかった。
入山料三百円だが、寺域・堂宇の再建は未だ途半ば。
奈良や京都の様な佇まいには、何十年も要すると感じたが、北辺の古刹として蘇る日が訪れることだろう。



途中の農家の庭先には桔梗の花が、

ペンション・ウィング ライト @岩手県八幡平市細野165-10

2011年07月26日 09時06分04秒 | シェジャニー
ペンション・ウィング ライト @岩手県八幡平市細野165-10 TEL0195-73-5226



今回の安比訪問で春田さんが紹介してくれたのが、ペンション・ウィング ライト、シェ.ジャニーから歩いて5分足らずの所だ。

オーナーの石坂勇さんご夫妻は青森県の出身。
安比高原のリゾート開発が始まったのを機に日本航空を退社、地元に近い安比でペンション経営を始めた。
以来26年安比高原の自然を守り、旬の素材を生かした手作り料理でお客様をもてなしてきたとのことだ。

安比はスキーリゾートとして開発されたので、冬のスキーやスノーボードで人気があるが、夏はテニスやブナ林や高原の花を巡るトレッキングも魅力。



安比高原を花の街にする運動にも関わっているから、ウィング ライト周りはミニ公園、樹木と花々に囲まれている。





作り過ぎず自然のままに見えるイングリッシュガーデンを見ると、言葉に出さずとも、維持する苦労が偲ばれる。

話し上手で明るい奥様とお嫁に行ったお嬢様と息子さんの家族経営。
ペンションを素晴らしい出会いの場としたい、との願い通りの雰囲気が有る。

ハンブルグ風ステーキ  @シェ.ジャニー

2011年07月23日 17時28分15秒 | シェジャニー
ハンブルグ風ステーキ  @シェ・ジャニー



朝・昼食を兼ねた賄は、昨夜に仕込んだハンブルグ風ステーキを試食。
提供するものを賄として食し、最終のチェックをするのだ。



ハンバーグと云えばそれまでだが、レシピを見れば並みのモノとは全く異なるのがお分かり頂けるだろう。
昨夜、仕込を見ていたが、随分手間をかけるのだな、と思った。
レシピを見ながら、入念にチェックする。
作るごとに、レシピを変更してゆくのだ。

付け合せ、盛り付けるお皿も試す。
今風な、白い皿に盛り合わせるなどと云うのはまずしないだろう。

出来上がった一皿のハンバーグ。
絶品としか言いようがなかった。

これまた、ゴチソウサマデシタ。


アンチョビ入りの野菜サラダと牛アキレス腱の煮込み。

2011年07月23日 17時28分10秒 | シェ・ジャニー
アンチョビ入りの野菜サラダと牛アキレス腱の煮込み。

レストラン「シェ・ジャニー」が渋谷に在った頃、営業が終了する時間帯になると、外部の人が訪れてくる。
そうちょいちょいではなかったが、僕もその中の一人であった。

洗い物や片付けを手伝う。
という大義名分だが、作業の段階で洗いも片づけも順次進んでいるから,さほどのことはない。

「賄に、あり付こう」と云う算段だ。
賄と云っても、次なるメニューの試作やジャニーの得意な中華やベトナム料理など。
通常考える賄料理とはかなり異なり、店で出す料理と同等或いはそれ以上。

この伝で、訪れた日の夜の賄に有りついた。



きりりと冷えた『立山』の純米酒で乾杯。
大根の糠漬け。糠漬けは渋谷時代からで、酒は「菊正」の樽酒だった。



底にオイル浸けのアンチョビが潜んだ野菜サラダ。
アンチョビは大きく身が締まって、滅茶苦茶に旨い。



赤ワイン。



アキレス腱の煮込み、パスタ添え。

作り方は聞き洩らしたが、長時間煮込んだのであろう。
プルプルでねっとりとした食感は、コラーゲンの塊。
当然のことながら、居酒屋のスジ煮込みとは全く異なる。
初めての体験。

ご馳走様でした。

レストラン「シェジャニー」 @岩手県八幡平市安比高原605-18

2011年07月23日 17時28分03秒 | シェ・ジャニー
レストラン「シェジャニー」 @岩手県八幡平市安比高原605-18
℡ 0195-73-5076



6月30日から7月8日までのフランスを旅した。
旅の記録が途中のままだが、早めにまとめたいと思っている。

今回の旅に参加した理由は、短い期間ではあるが南仏の各地を巡れること。
気候風土を肌で感じ、大好きな南仏料理を味わうことが出来る、と思ったからだ。

南仏、特にプロバンサル地方に興味を抱いたのは、春田光治さんが1969年渋谷に開いたレストラン「シェ.ジャニー」に始まる。
フランスの家庭料理を提供する店として東京の料理界に新風を吹き込んだ。
牛胃袋の煮込み・ラタトイユ等、今では普通の料理だが、春田さんが日本に紹介した地中海沿岸の料理の数々。

私は客としてではなく、たまたま友人が働いていた縁で店に出入りするようになった。時には食事をする機会もあったが、とにかく独特の味と香りに魅了された。オリーブオイル・にんにく・トマトや香辛料の入り交ざった香りと味。
何とも表現しようがない魅力だ。

ブームを呼んで、予約で満席だった店をあっさりとやめて、安比高原に移住したのは26年前のことだ。
料理の世界を離れたわけではなく、岩手の大自然に囲まれた極上の素材を自分と家族そして友人の為に毎日の三食を調理した。

殆どは、スキー・渓流釣り・狩猟・トレッキング・ジャズのレコードを聴く等々の趣味に明け暮れる毎日を送っていた。





昔からのお客さんの要望もあって、1997年自宅の離れを改装して「シェ.ジャニー」を再開した。





変則的な営業で、5日前までの予約のお客様に好みなどを伺い、メニューを構成する仕組み。

帰国後、旅の締めくくりとしてシェ・ジャニー で食事をしたかった。
安比湖威厳まで水戸から約600㎞、そう簡単ではない。
何とか、21日から2泊3日の訪問が実現した。
全てが大満足であった。
もう一日を仙台か福島の温泉で。
とも考えたが、これ以上は欲張りと云うものだ。


「ブラッスリー・ジョルジュ」(Brasserie GEORGES)

2011年07月21日 23時06分44秒 | 
美食の街として知られるリヨン。

中心街のメルシェール通りにレストランが集中しているようだ。

宿泊したホテルは、リヨンのペラーシュ(Perrache)駅から徒歩10分位の住宅地で、中心街から離れている。



ガイドブックに、ペラーシュ駅の近くに1836年に創業した「ブラッスリー・ジョルジュ」は自家製ビールとアルザス料理とあったので、この日の夜食はここに決めた。



1836年にアルザス人ジョルジュ・ホーファーが創業した老舗のブラッスリーで、2階まで吹き抜けの店内はアール・デコ風で、体育館の様な広さだ。





銀座のライオンビヤホールの1階の感じ。