「西の谷緑地公園」を美しく!

「公園都市水戸」の街造りを考える人達と協働したいと思っています。

豊受大神宮(外宮)「お伊勢参り」其の4

2018年03月28日 08時00分52秒 | 
豊受大神宮(外宮)「お伊勢参り」其の4



食物・穀物を司る神である外宮(豊受大御神)。
内宮創建から500年後に伊勢の山田原にご鎮座された。



旅館に予約した「伊勢河崎商人館」の貸自転車は1日300円と格安。
この自転車で外宮~内宮~二見浦~鳥羽まで、日帰りのポタリング。
往復で40~50キロくらいか。



旅館から伊勢市駅を経由し、外宮への参道には、お土産屋や宿泊設備・食堂など。



由緒ありそうな、木造3階建ての旅館。



昨夜の「ボンヴィヴァン」朝の姿。
赤い瓦と白壁・フランス料理の殿堂ですね。



鉄製の扉は特注品とか。



外宮境内に「神宮奉納大相撲」の上り旗、4月1日に開催。



外宮略図。



手水舎を含め、すべてが清らかです。



表参道の日除橋を渡った鳥居。
鳥居や建物に必ず榊が添えられている。
その数は大変なものだ。



玉砂利を踏んで「正宮」に、写真はここまで。



どの宮も隣接地に遷宮の用地が。



土宮(つちのみや)



風宮(かぜのみや)



多賀宮(たかのみや)
約100段の石段を上った檜尾山(ひのきおやま)上にあり、脇は崖。
社殿の邪魔になるのでは思うほどに巨木が多い。
太古から手を加えなかったからであろうか・



月夜見宮(つきよみのみや)
天照大御神(あまてらすおおみかみ)の弟神である月夜見尊(つきよみのみこと)をお祀りする。
外宮の北御門(裏参道入口)から北へ神路通りを300m程の所に御鎮座。
境内はかなり広い、自転車での移動はすごく便利。

フランス料理 ボンヴィヴァン @三重県伊勢市本町20-24 

2018年03月27日 20時08分33秒 | シェジャニー
フランス料理 ボンヴィヴァン @三重県伊勢市本町20-24 
「お伊勢参り」其の3




伊勢神宮外宮前、逓信省の山田郵便局電話分室として大正12年に建造されたという、2階建てを平屋にしたかの洋風建造物は文化財だ。



ヨーロッパの風に中庭を囲み、コの字に配列された建屋。



豊受大神宮(外宮)の多きなお札。
豊受大御神は、食物・穀物を司る神さま。



河瀬シェフの初エッセイ集「人生を愉しむレストラン」(月兎社・刊)



本日のお席は一番奥の部屋、宴会用の個室を1人で貸し切り。
旅の前に都合の良い日を問い合わせ、時間が取れるということで、この日に。



料理が始まります。



アミューズ。
伊勢産の山海の珍味が、少しずつ姿を変えて。
サービスのお嬢さんが、ひとつずつ説明してくれたが、細かくは憶えていない。
どれもが素晴らしい味だった。

シェジャニーの時と同様、料理人が交代でホールのサービスを担当。
料理のことも分かるし、お客の反応も感じられるから。



志摩沖の巨大ヒラマサのレモン風味マリネとリエットソース伊勢野菜添え。



伊勢マグロの瞬間燻製とフルーツを加えたタルタル。



玉城豚バラ肉のプレゼとミンチ肉のトッピング、りんごのピュレソース。



シマスのポワレわさび菜ソース。



壁面にかかっていた版画が、シェジャニーと同じ。
師匠から贈られたものと思ったら、自分が好きで買い求めたもの、とか。
好みが似るものと感心した。



かぶのポタージュ、



松坂牛のハチノスのヴィオニエ煮込みとイチぼ肉のロースト。



デザート盛り合わせ、エスプレッソ。

伊勢の山海の珍味を十二分に味わうことが出来た。
料理に詳しくないので「どれも美味しかった」という以外に言葉は無い。
メニューは帰りしなに頂いたプリントを元にしているが、間違いが在ったらゴメンナサイだ。

「ボンヴィヴァン」の河瀬毅さんは「シェジャニー」春田光治さんの渋谷区神南の時のお弟子さんだ。
僕が良く行っていた頃からは少し後なので面識はなかった。
2010年7月に田園調布で開催された上野万梨子さんが主宰するギャラリーリブレ「シェ・ジャニー」春田光治さんの「つかの間のレストラン」でお会いした。
その後、FBで友達になったのでお会いした回数以上に親しく感じている。



短い時間ではあったが、食後にシェフの河瀬毅さんと暫しの歓談が出来た。
ジャニーこと春田光治さんの偉大さに、感心することしきりの時間であった。



マダムも交えて3人で記念撮影。

伊勢は観光地ではあるが、訪問時にフランス料理店に行く参詣者が多いとは思えない。

地方都市でこれだけの素晴らしい店を継続させるのは至難の業、ご夫妻のご尽力に敬意を表したい。

星出館 @伊勢市河崎2-15-2「お伊勢参り」其の2 

2018年03月27日 00時42分50秒 | 
星出館 @伊勢市河崎2-15-2「お伊勢参り」其の2 



伊勢への旅は伊勢神宮の参拝とともに、外宮前のフランス料理店「ボンヴィヴァン」での夕食も主な目的、従って宿は外宮の近くが便利だ。

ネットで検索したら《ジャパニーズ・イン・グループ(小規模旅館が日本の生活様式の体験と廉価なため外国人の宿泊が多いが、日本人もOK)》加盟の「星出館」があった。
奈良で加盟の「静観荘」が木造建築と見事な庭だった、のを思い起こし、迷わず申し込んだ。

近鉄伊勢市駅から500m、JR伊勢駅からは遠回りになるが、両駅間は通行が可能。



1920年代の木造建物の玄関は桃山時代風。



玄関内の柱時計も時代を感じさせる。



「河崎」の暖簾。

河崎は江戸時代から、勢田川の水運を利用した問屋街として発展した。
「伊勢の台所」とも呼ばれ、伊勢神宮への参拝客をもてなすまちとして賑わっていた。
陸運が発達した現在は、役目が終わったが、勢田川沿い約1kmには当時の面影が偲ばれる町並みが続く,
古い蔵を利用したカフェやショップなどがオープンし、昔と今が融合した伊勢の新たな観光名所。



建物に囲まれた中庭。



2階の部屋をつなぐ廊下にかかる橋は赤く塗られているのは、外人向けか。



水を落とすと、地下に埋めた甕が反響する「水琴窟」が在った。



畳の和室には昔ながらの床の間。
障子や欄間など、時代を感じさせる確かな造り。



小さな卓袱台に急須のお茶セット。
以前は普通だが、最近は少なくなってしまった。



建物や造作は時代を感じさせるが、共同のトイレやふろ場は今風に改造されているから清潔だ。
今では当たり前の、無線ランのWi-Fiが完備。
ということで、ひと風呂浴びて「ボンヴィヴァン」に。

「お伊勢参り」其のⅠ 

2018年03月26日 07時54分34秒 | 
「お伊勢参り」其のⅠ 



青春18きっぷ春の陣は「お伊勢参り」。

中世以来『せめて一生に一度は』と言われたが、30年以上前に日帰りバスの旅で内宮だけだった。
伊勢神宮は外宮・内宮という2つの大きな神社と周辺の125の神社の総称だから今回は両宮とその他も訪ね、更に外宮の門前の「フランス料理 ボンヴィヴァン」で夕食、という欲張りな内容だ。
「ボンヴィヴァン」のオーナーシェフ・河瀬毅さんは盛岡の「シェ・ジャニー」の渋谷時代のお弟子さんだ。
僕はジャニーこと春田光治さんの大ファンで、その流れを汲む店を訪ね料理を味わい、お話を伺いたいと願っている。

昨年8月には、八戸の「ビストロ ポ・デタン」の三浦シェフを訪ね楽しい時間を過ごした。
三浦シェフは安比時代のお弟子さんだが、河瀬シェフは渋谷の神南の時のお弟子さんで、当時の懐かしい話も楽しみだ。

水戸から青春18切符で伊勢を訪ねるとなると普通電車で約10時間。
乗り換えが約8回位で新幹線を利用すれば6時間で若干早い。
大坂からは5日間、江戸からは15日間徒歩でかかった頃から比べたら段違い早いし、更には途中下車の愉しみもある。
水戸~名古屋、東海道線の乗り継ぎは至って便利で15分から30分で十分だ。
ひと電車遅らせ駅前散策することは可能だが、その楽しみは復路に任せ、往路は目的地を目指す。



水戸発04:33の始発で。



水戸~熱海はグリーン券。
2階建ての電車は快適だ。



旅のお供は、白洲正子のエッセイ集「陶」。



巻頭は大佛次郎。



刊行間もない、シェ・ジャニーのレシピ本。







相模湾を通過し名古屋に。





名古屋からは「快速みえ」を利用する。
名古屋〜鳥羽を結ぶ快速列車で、途中で伊勢鉄道を通るが伊勢鉄道はJRではないので、その部分だけ別運賃を払うことになる。



JRの伊勢駅に到着。

観梅着物Day@偕楽園・見晴広場

2018年03月09日 22時43分07秒 | イベント
観梅着物Day@偕楽園・見晴広場




梅酒まつりの、ほろ酔いの後で偕楽園の「観梅着物Day」に。




水戸観光コンベンション協会の企画、きもの姿で偕楽園を散策しよう、との試みだ。

着付け代込みのレンタルも可能で、多くの参加者があった。

我々、初老の3人組はこの催事を承知で参加だから自前の和服姿で。




この日は「水戸浪漫人力車」という企画もあった。
着物姿で人力車に乗車できる稀な機会でお嬢様方に大人気だった、



毎週、各流派が輪番で行う野点茶会は「表千家」が担当していた。



僕を除いたお二方は水戸石州流の宗匠だ。



僕の茶碗は絵柄は梅だった。





茶釜と茶碗と棗、



遊びに来ていた友人と遭遇。
芝生の広場でワンカップを飲りながら、昔話をひとしきり。



20℃くらいのポカポカの陽気、気分は最高。

第6回 全国梅酒まつりin水戸@「常磐神社」境内

2018年03月09日 16時57分01秒 | 水戸今と昔
第6回 全国梅酒まつりin水戸@「常磐神社」境内



今日(9日)は昨日に続いて雨模様、「水戸の梅まつり」(2018年は2月17日~3月末)の頃は季節の変わり目で雨が降ったり、時には雪だったりもあるが好天に恵まれる時もある。

3月2日(金)~4日(日)の3日間「全国梅酒まつりin水戸」が開催され最終日の4日に参加したが、気温は20℃に近い陽気で大勢のお客さんで賑わった。



会場は水戸藩第2代藩主徳川光圀公・第9代藩主徳川斉昭公を祀る偕楽園隣接の「常磐神社」境内。



会場入り口の前には、梅や椿の植木の売り場も。
入場料は前売券・700円、当日券・800円。
可なりの人が行列を作って待つ状況。



待ち時間が少なく入場出来るファストパス・チケットが1,200円。



日本全国の「梅酒」150種類以上飲み比べることが出来る。
約30分の制限時間、しかも小さなグラスによる試飲だから、酔うほどには飲めないが。

梅酒と言えば焼酎に梅を漬け込んで作ると思っていたが、多くの製法があり、味もまるで異なる。









詳しい製法はよく分からないが、
本格焼酎梅酒・醸造アルコール梅酒・にごり梅酒・ブレンド梅酒・ブランデーブレンド梅酒・日本酒梅酒 など、様々だった。



会場のテントの外だが「養命酒」の宣伝ブース。
水戸地区に「養命酒」に使用する薬草園があるらしい。

●伝説のバーテンダーと言われるデニー愛川さんが精魂込めて作り上げられたという「星子」という梅リキュールを何度か飲んだことがある。
飲み方やグラス・飲む空間など、今回の会場とは大違いなので一概に比較はできないが、奥深い微妙な味に感激した。
今回の試飲で、それを上回ると思える品には出会わなかったように思う。
梅を原料としたアルコール飲料の奥行きの深さと、可能性を併せて感じた。

清宮質文展@茨城県近代美術館

2018年03月08日 22時15分32秒 | 美術館
清宮質文展@茨城県近代美術館



木版画家・清宮質文(1917-1991)の「生誕100年 清宮質文 あの夕日の彼方へ」展が茨城県近代美術館で2月23日(金)~4月8日(日)開催されている。



木版を中心に水彩画,ガラス絵など191点が紹介されている。

随所に製作に係る木版の原板が何枚も展示されてある。
作品の展示されてある場所に近いから、作品と原版を対比することも出来るので、なるほどと納得できる。
版木は同じでも色彩の異なる作品が多いことは知っていたが、試行錯誤しながら制作の跡を読み取ることもできる。

作品は小さいものが多いので、じっくりと画面に肉薄する感じで眺めることが出来た。
何れも如何に色調に神経を使っていたのかがよく分かる。

銅版画家・駒井 哲郎(1920- 1976)との交流。
南天子画廊の創業者青木一夫との交友など、を知った。
版画愛好家では承知のことだろうが、版画に詳しくない小生にとって、新たな課題が出来た。

更にの話で、と言えるだろうが、清宮は水戸藩の支藩である守山藩士の末裔で,母の実家があった水戸を繰り返し訪れているばかりでなく,水戸市松本町の共有墓地に本人が埋葬されていることを初めて知った。

独特の色調と、時間が静止したような詩情を感じる作品に漠然たる好感を持って観ていたが、一堂に会した今回の展覧会を見て理解が深まった。
再度、訪れて拝見したいし、多くの方々に郷里に縁のある作家の作品を知ってほしいと思った。

旧約聖書を所蔵していたが、クリスチャンであったのか?
或いは、聖書の言葉にひかれていたのか?



「孤独な魂」1956年 照沼毅陽氏蔵



「さまよう蝶(何処へ―夢の中)」1963年 茨城県近代美術館 照沼コレクション



「深夜の蠟燭」1974年 茨城県近代美術館 照沼コレクション



「夕日と猫」1979年 茨城県近代美術館 照沼コレクション



「山上の湖」1981年 茨城県近代美術館 照沼コレクション



「窓辺の燭台」制作年不詳 個人蔵

(図版は近代美術館のHPから)

GARAGE Milan@那珂市中台878-6

2018年03月07日 18時03分40秒 | レストラン
GARAGE Milan@那珂市中台878-6





国道349号・水戸から常陸太田に向かう高台にあるイタリアンのカフェ・レストラン、創業30年以上の老舗だ。



玄関口の猫。



木と石と鉄を使った建築と内装は古さを感じず、ぬくもりがある。



建物を囲む樹木と、水戸の市街を覗き見る田園風景も素晴らしい。



GARAGE Milanという名前の通り、車好きのオーナーの旧車コレクションの1台「アルファロメオ」が置かれている。



薪ストーブ大好き人間にとって、薪の燃える光と臭いはたまらない。



多くの絵画作品が展示されているが、佐伯祐三を思わせる「マキヨウイチ」作のパリ風景。



アルピニスト・山岳画家「吉野満彦」作の雪渓図。



エスプレッソと洋梨のタルト。