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 オーディオとクラシック

昔からのクラシックファンが最近のオーディオに取り組んでみます。

ハイレゾ配信で聴く  ジャクリーヌ・デュ・プレ  続

2023-03-08 15:16:36 | オーディオと音楽
 ハイレゾ配信で聴く  ジャクリーヌ・デュ・プレ(チェロ) 続

 ジャクリーヌ・デュ・プレの演奏は、ベートーヴェンのチェロ・ソナタだけでなく、
チェロ三重奏曲も録音しています。バレンボイムのピアノに加え、ピンカス・ズーカーマンのヴァイオリンを加えたトリオです。
ド・ペイエ(クラリネット)が参加の「街の歌」も収録、1969-1970年録音。
オリジナル・マスターテープより2022年リマスター音源使用とのことです。

 ベートーヴェン:
ピアノ三重奏曲第1番 変ホ長調 Op.1-1
ピアノ三重奏曲第2番 ト長調 Op.1-2
ピアノ三重奏曲第3番 ハ短調 Op.1-3
ピアノ三重奏曲第4番 (クラリネット三重奏曲)変ロ長調 Op.11「街の歌」*
ピアノ三重奏曲第5番 ニ長調 Op.70「幽霊」
ピアノ三重奏曲第6番 変ホ長調 Op.70-2
ピアノ三重奏曲第7番 変ロ長調 Op.97「大公」
ピアノ三重奏曲 変ホ長調 WoO.38
ピアノ三重奏曲 変ホ長調 Op.44「創作主題による14の変奏曲」
ピアノ三重奏曲第11番 ト長調 Op.121a「カカドゥ変奏曲」
ピアノ三重奏のためのアレグレット 変ロ長調 WoO.39
ピアノ三重奏のためのアレグレット 変ホ長調 Hess 48

 【演奏】
ジャクリーヌ・デュ・プレ(チェロ)
ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン)
ジェルヴァース・ドゥ・ペイエ(クラリネット*)

【録音】
1969 - 1970, Abbey Road Studios, London 

flac 96kHz/24bit  e-onkyo から

演奏は定評どうり素敵です。
ピアノ三重奏曲第1番は、作品1の若書きですが、それらしく颯爽として重くなく演奏されています。
有名な「大公トリオ」作品97 も重厚さを持ちつつ、暗くならずに明るさを感じさせます。
最近の録音・演奏は聴いていませんが、三人の息の合った演奏は、今でも十分評価されると思います。
録音は最近の録音と比べると、やや鮮明度が低いかな と感じました。雰囲気は十分に感じられます。


ハイレゾ配信で聴く  ジャクリーヌ・デュ・プレ ( チェロ )

2023-02-23 09:15:24 | オーディオと音楽
ハイレゾ配信で聴く  ジャクリーヌ・デュ・プレ(チェロ) 1

 最近ハイレゾ配信のカタログを見ると、LP時代の名演奏、名録音が多く見られます。
CDになってからの録音はハイレゾ化出来ないのに対し、LPはテープの保存状態か良ければ 96kHz/24bit や 192KHz/24bit に変換出来ますし、演奏料金がかからなくて安くて済むのも一因でしょうか。
 筆者も若い頃から親しんできた名演奏を再び聴いてみたくなります。
何人かを聴いてみました。
 先ず ジャクリーヌ・デュ・プレ のチェロで ベートーヴェンのチェロ・ソナタを。
彼女は天才と歌われた名チェロ奏者ですが、若くして亡くなりました。その絶頂期に、
ダニエル・バレンボイム( ピアノ )と共演した録音です。
 ベートーヴェン:
チェロ・ソナタ第1番 ヘ長調 Op.5-1
チェロ・ソナタ第2番 ト短調 Op.5-2
チェロ・ソナタ第3番 イ長調 Op.69
チェロ・ソナタ第4番 ハ長調 Op. 102-1
チェロ・ソナタ第5番 ニ長調 Op. 102-2
ヘンデルの「マカベウスのユダ」の主題による12の変奏曲WoO.45
モーツァルトの「魔笛」の主題による7つの変奏曲 WoO.46
モーツァルトの「魔笛」の主題による12の変奏曲 Op.66

 [演奏]ジャクリーヌ・デュ・プレ(チェロ)
     ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
 [録音]live: 25-26.VIII.1970, Usher Hall, Edinburgh
    flac 96kHz/24bit   e-onkyo から 

 演奏は颯爽として華美にならず、美しく進みます。
若々しさを感じますが、聞き手を十分に納得させる演奏です。第3番作品69も「魔笛の主題による変奏曲」も素敵ですね。
 録音は今でも通用しますが、やや鮮明度が不足でしょうか。
LPレコード盤をプレーヤーにセットして、カートリッジを降ろすという手間が省けるのが、
ハイレゾ鑑賞の利点でしょうか。
筆者の感じでは、音の質はLPの方が好ましいと思いますが、手軽さの故にハイレゾ配信を
聴くことが多いです。


ハイレゾ配信で聴く  ウィーン室内合奏団 モーツアルト ディヴェルティメント

2023-02-06 15:01:12 | オーディオと音楽
ハイレゾ配信で聴く  モーツアルト ディヴェルティメント 第17番K.334
                  ディヴェルティメント第1番K.113

 ウィーン室内合奏団の演奏によるモーツアルトのディヴェルティメントの録音は名演奏、名録音とされ、CDで発売されていました。
筆者はディヴェルティメント第15番K.287と「音楽の冗談」のCD(1992年録音)を所持していますが、今回ディヴェルティメント第17番K.334がハイレゾで発売されました。
「44.1kHz、16bit」のオリジナルマスター音源を、日本コロムビアが独自に開発した”ORTマスタリング”技術を用いてリマスタリングし、「96kHz、24bit」音源で配信したとのことです。
 聴いてみると、音域はCDよりも広がっていると感じました。その分中音域が薄くなったように感じられます。音場感はあります。
演奏は流石に優れています。美しく流麗です。




 ハイレゾ配信・LPで聴く ギーゼキング(P)  カラヤン指揮 ピアノ協奏曲

2023-01-18 14:18:13 | オーディオと音楽
  LPとハイレゾ配信で聴く ギーゼキング(P) カラヤン指揮 ピアノ協奏曲
 
 1951年に録音された ワルター・ギーゼキング(P) と カラヤン指揮 フィルハーモニア管弦楽団の グリーグのピアノ協奏曲が ハイレゾ配信で発売されました。
モノラル録音です。昔録音されたモノラル録音がどんな音で聞けるのか、興味があったので購入してみました。
 
グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調 Op.16
フランク:交響的変奏曲 FWV.46

【演奏】
ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団

【録音】
6 & 11 ,7 , VI.1951, Kingsway Hall, London ∙ MONO
オリジナル・マスターテープより2022年リマスター音源使用
 flac 96kHz/24bit

 手元には、曲目は違いますが、同じギーゼキングのピアノ、カラヤン指揮フィルハーモニア管弦楽団の10インチLPがあるので聴き比べて見ました。モーツアルトのピアノ協奏曲第24番K491 です。
 始めにハイレゾの グリーグのピアノ協奏曲 から聴きました。ギーゼキングは当時ロマンチックな演奏ではなく即物的な演奏をすると言われていたように記憶しますが、今聞いてみると、ゆっくりと どちらかと言えば穏やかに始まります。そして丁寧に確実に演奏が続きます。第2楽章も綺麗です。第3楽章も華麗ですが落ち着いています。いい演奏だと聴きました。
録音は昔のモノラルで良くはありません。ピアノもオーケストラも鮮明さに欠けます。
真ん中に定位するのはモノラルの良さでしょうか、聴きやすいです。
 次にLPを聴いてみました。古いLPの10インチ盤です。表裏でモーツアルトのピアノ協奏曲第24番K491 の1曲が収録されています。
プレーヤーはビクターQLV1、カートリッジはベンツマイクロ リファレンス です。
繊細で綺麗な音が聴けました。今聴いても良い音だと思いました。オーケストラは良いですが、ピアノは少し弱いかな という感じです。
演奏は素敵です。良い演奏だと聴きました。
 ハイレゾ配信よりも、LPにより多くの良さを感じました。







ニューイア・コンサート 2023年を聴く

2023-01-03 14:59:31 | オーディオと音楽
  明けましておめでとうございます

ニューイア・コンサート 2023年
 今年もウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のニューイア・コンサートを聴きました。
例年の如く録画しておいてBDディスクに移し、OPPO105Dで再生、マランツPM12、ソナス・ファーベル オリンピカ ノバ1 で聴きました。テレビは小型、卓上に置き音消とします。
 今年の指揮者は フランツ・ウェルザー・メスト。
曲目が殆ど今までに演奏されていない曲というのが少し不安でしたが、どの曲もウィーンで書かれた曲で耳に優しく楽しく聴くことが出来ました。
メストの指揮の下、ウィーン・フィルのメンバーが楽しそうに演奏しているのが印象的でした。ワルツやボルカのリズムやテンポはウィーン・フィルならではの良さでしょう。
ウィーン少年合唱団、ウィーン少女合唱団の歌声が爽やかで素敵でした。
 昨年、一昨年と続けて名古屋で演奏会が開かれ、コンサートホールに響き渡る美しく柔らかいウィーン・フィルの音響を聴いたので、耳に残る音色を思い出しながら聴きました。
録音が良くても自宅のオーディオシステムではホールで聴ける音の広がりは再生出来ないと痛感しました。
他に気が付いたのは、聴衆がマスクをしていないこと。
日本ではサントリーホールでのボストン交響楽団 演奏会も、名古屋でのパリ管弦楽団の演奏会もマスク着用が決まりですね。