オーディオとクラシック

昔からのクラシックファンが最近のオーディオに取り組んでみます。

新システムで聴く CD ベートーヴェン ピアノソナタ

2020-12-29 08:44:10 | オーディオと音楽
 新オーディオ・システムで聴く CD ベートーヴェンのピアノソナタ

 続いてベートーヴェンのピアノソナタを聴いています。
システムは新しい ソナス・ファーベルの オリンピカ・ノバ Ⅰ とマランツ SA12+PM12 の組み合わせ。益々音が馴染んできて、楽しく聞ける時間が多くなりました。
 年末が近くなり気温も下がって来たので野外に出る時間が少なくなり、音楽を聴く時間も多くなってきました。
 モーツァルトに続いて、ベートーヴェンのピアノソナタを バックハウス演奏の全曲CDを聴きます。ステレオ録音ですが、第29番「ハンマークラフィア」はモノ録音のままです。始めに初期、中期のソナタから。
SA12で聞くピアノの音は鮮明に聞こえるようになりました。バックハウスの演奏は。些かそっけないと思っていましたが、改めて聞いてみると、確実ですが滋味溢れる演奏だと思います。初期のソナタからベートーヴェンらしさが聞こえ、しかも若々しい美しさも感じます。音が鮮やかに聞こえると演奏も良くなったように思えるのも不思議です。。
以前使っていた ゴールドムンドの ミメイシス39CD で聴いてみると、中高音が抑えられ、中低音が伸びて懐かしい音が聞こえました。
 昔、若い頃、バックハウスが来日した時に日比谷公会堂の3階天井桟敷で ベートーヴェンのピアノソナタを聴いたのを思い出します。その時は地味に弾いていると思い、大家の良さが分かりませんでした。CDの演奏の素晴らしさは別にして、その時に聞いた音を思い出す感じです。
 SA12に戻し中期のソナタを聴きます。「ワルドシュタイン」 も 「熱情」 も素晴らしいです。録音も充分鮮明で、雰囲気も感じられます。しかし1959年の録音なので、現在の録音に比べると、やや物足りなさも感じられます。
 エミール・ギレリスが演奏した 第15番「田園」と第17番「テンペスト」のCDも好ましいと思っています。曲目は違いますが来日公演を聴いて感激し、東京まで後追い聴きに行ったことを思い出します。
 ハイレゾ配信では、ポリーニ演奏の初期のソナタを聴くことが出来ます。こちらも入念に弾かれ、若い頃のベートーヴェンらしさを感じ取ることが出来ます。
録音は勿論良いです。鮮明ですし、音に膨らみを感じるように思います。

 今年は新型コロナが流行したため、多くの演奏会が中止になりました。私が楽しみにして、早々とチケットを入手していた 内田光子さんの弾くモーツアルトのピアノ協奏曲も、とうとう中止になりました。

 来年は良い年になりますよう祈念いたします。
 皆様 良いお年をお迎えください。





新システムで聴く  CD モーツァルト ピアノ・ソナタ

2020-12-24 09:27:52 | オーディオと音楽
新オーディオシステムで聴く  CD モーツアルト ピアノ・ソナタ

 スピーカーを ソナス・ファーベル オリンピカ・ノバ Ⅰ に変更して1ヶ月が過ぎました。
購入前にオーディオ・ショップで Ⅲを聞いてみましたが、中低音が膨らむ感じに聞こえ、拙宅では小型のⅠの方が合うのではないかと考え、Ⅰを導入することになりました。
オリンピカ・ノバ Ⅴ の評価が高いようですが、拙宅には大き過ぎるように思えました。価格の問題もありますが。
アンプやプレイヤーをどうするか と考えましたが、新発売の機種も基本的な構成は同じと思われるので、そのままマランツSA-12とPM-12 を使っています。
 中低音が引き締まり、中高音が綺麗に伸びて、定位も良く、楽しく聞こえるようになってきました。
スピーカーの更新は成功したと思っています。
 ハイレゾに限らずCDも聞いています。SA12はCDも綺麗に美しく聴かせてくれます。
モーツアルトのピアノ・ソナタを聴きました。
サントリーホールの完成記念演奏会で聴いて、ファンになった内田光子さん演奏のCD、殆ど全曲があります。久しぶりに聴きました。
初期のソナタから、随分色々な旋律があるのだな と改めて多彩な曲に感銘しました。
若い頃の内田さんの演奏は、落ち着いて気張らなく、美しく流れます。レコード会社が全曲録音に内田さんを選んだ理由も分かるような気がします。
ピリス演奏のK.331トルコ行進曲付き も素敵です。
ブレンデル演奏のK.281,282,576 は比較的あたらしい録音で、音も良く、しっかりと丁寧に演奏されています。
 次はベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲 バックハウス演奏 を聴きましょう。
ハイレゾではポリーニ演奏のソナタもありました。


ハイレゾ配信で聴く アシュケナージ(P 指揮) モーツアルト ピアノ協奏曲

2020-12-20 09:01:07 | オーディオと音楽
 再びモーツアルトです。
アシュケナージのピアノと指揮、NHK交響楽団との弾き語り を聴きました。
 モーツァルト:
ピアノ協奏曲 第9番 変ホ長調 K.271 「ジュノム」
ピアノ協奏曲 第27番 変ロ長調 K.595
【演奏】
ウラディーミル・アシュケナージ(ピアノ・指揮)
 NHK交響楽団
【録音】
  2004年10月26-27日 東京音楽大学J館スタジオ

  DSF 2.8MHz/1bit
  flac 192kHz/24bit もありますが、DSDをダウンロードしました。

 良い演奏、良い録音だと聴きました。
第9番K.271 は若々しく、爽やかで颯爽と弾かれます。NHK交響楽団も良く着けて美しい演奏だと思います。
第27番K.595 は落ち着いた雰囲気の中に味わいを込めた、充実した演奏が聞かれます。確実に堅実に、そして美しく響き、流れます。
オーケストラも精緻に美しく、NHK交響楽団の上手さを示しています。

 録音も鮮明で、音場感も充分。
弦楽器が美しく広がる中に、管楽器が浮かび上がります。
そしてピアノが鮮やかに鳴ります。
DSDの良さもあるか と感じました。

 モーツアルトのピアノ協奏曲は好きな演奏が幾つもありますが、素敵な演奏がもう一つ加わりました。



ハイレゾ配信で聴く  モーツァルト 協奏協奏曲  レ・ヴァン・フランセ

2020-12-10 08:38:12 | オーディオと音楽
 ハイレゾ配信で聴く モーツァルト 協奏交響曲 K.298B

 12月の日曜日の午後、 メンバーの全員がパリの超一流の管楽器奏者5人による 
レ・ヴァン・フランセ の演奏による モーツァルトの協奏交響曲K.297B を聴きました。 鮮やかな管の響きがテンポ良く続きます。

  レ・ヴァン・フランセ
  ミュンヘン チャンバー・オーケストラ

 2017年4月17日~21日、ミュンヘンのバイエルン放送協会(BR)のスタジオ1で録音。
   flac 96kHz/24bit

 綺麗な音がスピーカーの間前面いっぱいに拡がり、それぞれの管の分離良く、歪み無く、気持ち良い時間が流れました。
 演奏は素晴らしいテクニックで明瞭でどんどんと前に進み、美しい音が続きます。
モーツァルトの演奏にしては明るすぎるかとも思いましたが、とにかく心地良く、こういう明るく気持ちよい演奏もあり だなと聴き惚れました。
ウィーン風の陰影を求めると少し違うかもしれませんが、とにかく美しい、楽しい時間でした。
 実は始めて此の演奏を聴いた時、明るすぎる、軽すぎる、先へ先へと早く進みすぎると、むしろ否定的な印象を持ちました。音の良さは認めながらもです。
この時、スピーカーは以前の ソネットⅢ で聴いていました。
それが好印象に変わった原因は何でしょうか。

 スピーカーは新しくした ソナス・ファーベル オリンピカ・ノバ Ⅰ で聴いています。
この日は、スピーカーも馴染んで来つつあり、安定した美しい音が出始めました。体調も良かったのかもしれません。
歪みなく聴けたのは、管楽器の音域が、自分の聴力の音域にマッチした為の様に思われました。



再びスピーカーを換えました

2020-12-04 10:00:03 | オーディオと音楽
 再びスピーカーを換えました

 約1年前オーディオシステムを換えました。
最近のシステムで一応満足して聞いていましたが、最近また音楽に集中出来ない時間が増えてきました。体調も聴力の衰えも関係するでしょうし、電源の具合の良し悪しもあるでしょう。
中音部の聞こえが、もう少し引き締まって欲しいと思う時間が多くなりました。
 そこへ登場したのが、使用中のメーカーから新しく登場したスピーカーでした。
オーディオ雑誌はともかく、音楽雑誌にも良い評価だったので聞いてみることにしました。
今まではトールボーイ型の ソナス・ファーベル ソネットⅢ を使っていましたが、今回は同じ ソナス・ファーベルですが、製品的に一クラス上で、ブックシェルフ型の オリンピカ・ノバⅠ です。以前使っていたスピーカー アンサンブル もブックシェルフ型だったので、元に戻った感じでした。
作りは随分しっかりと作り込まれていると感じました。ハイエンドに一歩近づいた作りだと思います。
アンプはそのままマランツPM12 です。
 暫く鳴らしてみた感じですが、意外に低音が良く鳴ります。超低音は無理ですが、普通に聞ける低音は分離良く聞こえます。オーケストラの低音の動きが良く分かります。
中高音は以前から定評のある所ですが、しっかりと鮮明に聞こえます。
 ハイレゾ配信の曲を聴いてみます。
チェロの音がいいですね。フルニエのバッハ無伴奏チェロ組曲が以前より一層鮮やかに聞こえました。
ロストロポーヴィチとブリテン演奏のアルペジオーネソナタも素敵ですね。マイスキーとベルリンフィルの弾くドボルザークのチェロ協奏曲のチェロの響きが今少しと聞こえたのが残念な感じです。。
 ピアノの音も鮮明ですがしっかりと落ち着いた響きです。ピアノ協奏曲を聞くとオーケストラの音がしっかりと聞こえるようになりました。内田(P)とベルリンフィルのベートーヴェン ピアノ協奏曲が鮮やかに聞こえるようになりました。
しかし、前回述べた リパッティの弾いたグリーグとシューマンのピアノ協奏曲の印象は変わりませんでした。
オーケストラを聞いても全体の音を響かせながら、各パーツの音も聞こえる、良い感じで聞きました。
総じて、気持ちよく聞こえる感じになってきました。
 当日の自分のコンディションや、電源の状態などが安定しない時など、満足出来ない時もありますが、もう暫く鳴らしこんで聴きたいと思っています。

 90歳記念 チョウ写真展 絶滅危惧種を主に
を開催しました。興味のある方は ブログ「蝶 旅の友」をご覧頂ければ幸いです。

 小さなフレームで栽培している カトレアが咲きました。
  レリオカトレア ラ・セルバ 「コンチェルト」 HCC/Tos です。
35年前 苗から育てました。丈夫で今でも咲いてくれます。