オーディオとクラシック

昔からのクラシックファンが最近のオーディオに取り組んでみます。

ハイレゾ配信で聴く  フルニエ   バッハ 無伴奏チェロ組曲

2016-11-28 09:32:07 | オーディオと音楽
 ハイレゾ配信で聴く  フルニエ  バッハ 無伴奏チェロ組曲
 
 ピエール・フルニエ の弾いた バッハの無伴奏チェロ組曲もあったので聞きました。
 e-onkyo
 flac 192kHz/24bit

 端正に弾いていますが、滋味ある良い演奏です。
 音も良く響いています。倍音もチェロらしく聞こえます。只、ハイレゾでなければならないか というとどうでしょうか。私にとっては疑問も湧いてきます。単独の楽器ではハイレゾの得意とする臨場感、会場の音の広がりはあまり問題にならないと思います。

 何時も好んで聴く、CDのミシャ・マイスキーの新録音の音とあまり違いは感じません。むしろマイスキーの方が良く響いているように思いました。
 演奏はフルニエに比べるとマイスキーは弾き過ぎか と思える点もありますが、私はマイスキーの演奏が好きです。
 レコード芸術誌が2000年に発行した「リーダーズ・チョイス 読者が選ぶ名曲名盤100」
に私の投稿が採用されていますので、紹介しておきます。
 「暖かく歌うように美しいバッハ。心を和ませてくれる演奏だ。新盤は旧盤より一層充実していて、録音も良い。( 70歳 ) 」
当時の順位は ロストロポーヴィチ、カザルス、マイスキー、フルニエ、シュタルケル の順でした。
 ( それから15年以上経ちました。今も最新の録音でクラシックを楽しめているのは幸運だと思っています。最新の録音の素晴らしさも分かります。一方で古い音に親しみを感じているのは止むを得ないことでしょうか )

 ハイレゾ配信で集めた録音は、場所を取らないのも一つ良い点でしょうか。新しい良い演奏が、安い値段で配信されるようになると良いと思います。
 解説が日本語で読めるようになると良いと思います。


ハイレゾ配信で聴く  リヒター指揮  バッハ 管弦楽組曲

2016-11-24 19:28:09 | オーディオと音楽
 ハイレゾ配信で聴く  リヒター指揮 バッハ 管弦楽組曲

 e-onkyo からグラモフォンの名盤が100枚 セールで出ていました。新しい録音もありますが、古い名盤もあります。
 CDで持っていますが、カール・リヒター指揮の管弦楽組曲がありましたので、ダウンロードして聞いてみました。ミュンヘン バッハ管弦楽団、オーレル・ニコレのフルート、懐かしい演奏です。
 flac 192kHz/24bit 
 foobar2000 使用、USBメモリーに録音し、OPPO105 で聞きました。
 音域が拡がり、音場も拡がったように聞こえますが、CDとの有意差はあるかどうか、高齢の私には良く分かりませんでした。
 CDはゴールドムンドMIMEISIS39 CD で聞きました。新しいSA10はSACDを聞くのには威力を発揮しますが、CDでは聴き慣れたゴールドムンドの方が親しみやすいですので。
中音域が良く聞こえます。
 新しいSACD機は、どこの高級機もデジタル・デジタルという音が聞こえますね。澄んで美しく歌うというよりも、一音一音正確に刻むという感じが聞こえるように思えます。
ということで新鋭機種は私のシステム、私のイメージとは異なる音を演じるようでSACDを聞く時以外は外れることになりそうです。
 OPPO105で聞く、ハイレゾ配信は意外に楽しく聞けるのです。
 このリヒター指揮の管弦楽組曲も楽しく聴くことが出来ました。オーレル・ニコレのフルートも美しく聴こえました。
CDで聞いても矢張り良い演奏ですね。比較すると中音部が少し強く聞こえるように思えますが、十分のようにも思えました。
 高音域の聞こえない高齢者の思いですので、ご容赦下さい。
 若い方の聞こえ方とは異なるか とも思っています。


ハイレゾ配信で聴く   再び聴く  新しい機器導入

2016-11-15 09:52:43 | オーディオと音楽
  ハイレゾ配信で聴く  再聴  新しい機器導入

 前回のブログで、オイストラフ弾くブラームス ヴァイオリン協奏曲が素晴らしかったと書きました。が、何時も同様に聴けるとは限りません。新しい機器SA10はエージング中ですし、本来SACDプレイヤーです。ハイレゾ配信をUSBメモリーで聞くのは付け足しのような物かもしれません。事実、ブラームスの二重協奏曲でフルニエのチェロが、OPPO で艶のある美音を聞かせたのに対し、SA10では美しく聞こえませんでした。
 OPPO105は音場の広がりを良く聞かせてくれます。良い録音では、音質も良く、かなり好感のもてる再生をしてくれます。テレビを必要としますが、選曲も楽に出来ます。
 新しいSA10では、音は鮮明で美しく再生しますが、中心に集まり、ハイレゾ配信で大事にされる音場の広がりが十分に出ないようです。CDを良い音で聞いているような感じになります。又USBメモリーから、どの曲を選ぶかという選曲が難しいのです。取り敢えずハイレゾ配信で集めた録音を小分けして聞いてみています。専用機器ならiPadなどで楽に選曲出来るようですが、このSA10では出来ないようです。工夫が必要のようです。

 今までにダウンロードした曲の中から、良いと思った録音を再び聴いてみています。
R・シュトラウスの「ドン・キホーテ」ミシャ・マイスキー のチェロが鮮やか。
ブラームス ピアノ協奏曲第2番 グリモー ウィーンフィル 落ち着いた美しいピアノとオーケストラ
プロコフィエフ ピアノ協奏曲第3番 ラン・ラン ベルリン・フィル 颯爽としたピアノとオーケストラ
モーツァルト ピアノ協奏曲第25番 内田光子 クリーヴランド管  堂々と落ち着いたピアノ
 など

 OPPO105で聞くハイレゾ配信は、回転系を通らないためか、意外に良い音が聞けています。音場が拡がり楽器の配置も聞き取れます。
 SA10では音は鮮明で倍音も聞き取れますが、音は中心に集まり、音場の再現は不十分と感じています。SACDの再生は良好です。

  高齢者の残り少ない時間をどう聞くか という試みの感想です。





ハイレゾ配信で聴く 再聴  オイストラフ   ブラームス ヴァイオリン協奏曲

2016-11-06 15:41:15 | オーディオと音楽
 ハイレゾ配信で聴く  再聴 オイストラフ  ブラームス ヴァイオリン協奏曲

 最近SACDを良い音で聞いてみたくて、新しいSACDプレイヤーを購入しました。中々私の装置に合う・私の好みに合うプレイヤーに出会えなくて、試聴を重ねてきましたが、ようやくこれはと思う機器が出ました。今後何年も聞けるとは思えない高齢ですが、聞けるうちに聞いておきたいと思った訳です。
 ベートーヴェンの田園交響曲のワルター指揮のSACD盤、拙宅のOPPOでは聞くに耐えません。今度発売の高級機がまずまずの音を聞かせてくれたので、導入してみました。このSACDプレイヤーはUSBメモリーからの入力が出来るのも魅力でした。
 未だ慣らし運転中なので、これから音は変わって行くと思いますが、オイストラフの弾いたブラームスが素晴らしい音を聞かせてくれたので書き留めておきます。

 以前OPPO105で聴いた時の印象はそんなに良くはありませんでした。以下のように書いています。
「オイストラフの弾くこの曲、セル指揮、クリーヴランド管弦楽団の録音は名演奏として定評のある録音です。CDでも持っていましたが、e-onkyoからハイレゾで配信されたので聴いてみました。flac 96KHz/24bit です。
 演奏は落ち着きのある堂々として立派です。
期待した音はCDよりは良いと思います。ヴァイオリンもオーケストラも細密でクリアに聞こえます。倍音も聞こえますが、生々しさは少し足りないように思いました。中音部の艶が聞こえると好みの音になりますが、それは現在のオーディオシステムとは違う方向かもしれません。私のシステムではこの位まで聞こえれば良しとすべきでしょうか」

新しいプレイヤーのUSB A端子に、この曲を入力したUSBメモリーを差し込み、メディアモードを切り替えて再生します。
 オイストラフのヴァイオリンの音が素晴らしい、力強くも美しい音色で聴こえました。中音部の艶も倍音も綺麗でした。
 オイストラフの音色というと、どちらかと言えば力強いというイメージでしたが、艶やかで美しい音色が聴こえました。
オイストラフが名人と讃えられるのは、この音色があるためと感じ入りました。ブラームスの世界に引き込まれて、聞き通しました。
名曲、名演奏とはこのことと自分にとって最高の時間を過ごすことが出来ました。

 音楽の印象を表現することは困難ですが、オイストラフのヴァイオリンの音色がこんなに美しかったか、と改めて感じ入りました。
 自分の体調と、SACDプレイヤーの状態が丁度マッチした一瞬のチャンスだったのかもしれません。又同じような音を聴く体験は無いかもしれませんが、自宅でも良い体験を味わえる可能性はあると自覚しました。
これからも楽しんでいきたいと思います。
 新しいSACDプレイヤーは マランツ SA-10 です。