オーディオとクラシック

昔からのクラシックファンが最近のオーディオに取り組んでみます。

ハイレゾ配信で聴く  ジャクリーヌ・デュ・プレ ( チェロ )

2023-02-23 09:15:24 | オーディオと音楽
ハイレゾ配信で聴く  ジャクリーヌ・デュ・プレ(チェロ) 1

 最近ハイレゾ配信のカタログを見ると、LP時代の名演奏、名録音が多く見られます。
CDになってからの録音はハイレゾ化出来ないのに対し、LPはテープの保存状態か良ければ 96kHz/24bit や 192KHz/24bit に変換出来ますし、演奏料金がかからなくて安くて済むのも一因でしょうか。
 筆者も若い頃から親しんできた名演奏を再び聴いてみたくなります。
何人かを聴いてみました。
 先ず ジャクリーヌ・デュ・プレ のチェロで ベートーヴェンのチェロ・ソナタを。
彼女は天才と歌われた名チェロ奏者ですが、若くして亡くなりました。その絶頂期に、
ダニエル・バレンボイム( ピアノ )と共演した録音です。
 ベートーヴェン:
チェロ・ソナタ第1番 ヘ長調 Op.5-1
チェロ・ソナタ第2番 ト短調 Op.5-2
チェロ・ソナタ第3番 イ長調 Op.69
チェロ・ソナタ第4番 ハ長調 Op. 102-1
チェロ・ソナタ第5番 ニ長調 Op. 102-2
ヘンデルの「マカベウスのユダ」の主題による12の変奏曲WoO.45
モーツァルトの「魔笛」の主題による7つの変奏曲 WoO.46
モーツァルトの「魔笛」の主題による12の変奏曲 Op.66

 [演奏]ジャクリーヌ・デュ・プレ(チェロ)
     ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
 [録音]live: 25-26.VIII.1970, Usher Hall, Edinburgh
    flac 96kHz/24bit   e-onkyo から 

 演奏は颯爽として華美にならず、美しく進みます。
若々しさを感じますが、聞き手を十分に納得させる演奏です。第3番作品69も「魔笛の主題による変奏曲」も素敵ですね。
 録音は今でも通用しますが、やや鮮明度が不足でしょうか。
LPレコード盤をプレーヤーにセットして、カートリッジを降ろすという手間が省けるのが、
ハイレゾ鑑賞の利点でしょうか。
筆者の感じでは、音の質はLPの方が好ましいと思いますが、手軽さの故にハイレゾ配信を
聴くことが多いです。


ハイレゾ配信で聴く  ウィーン室内合奏団 モーツアルト ディヴェルティメント

2023-02-06 15:01:12 | オーディオと音楽
ハイレゾ配信で聴く  モーツアルト ディヴェルティメント 第17番K.334
                  ディヴェルティメント第1番K.113

 ウィーン室内合奏団の演奏によるモーツアルトのディヴェルティメントの録音は名演奏、名録音とされ、CDで発売されていました。
筆者はディヴェルティメント第15番K.287と「音楽の冗談」のCD(1992年録音)を所持していますが、今回ディヴェルティメント第17番K.334がハイレゾで発売されました。
「44.1kHz、16bit」のオリジナルマスター音源を、日本コロムビアが独自に開発した”ORTマスタリング”技術を用いてリマスタリングし、「96kHz、24bit」音源で配信したとのことです。
 聴いてみると、音域はCDよりも広がっていると感じました。その分中音域が薄くなったように感じられます。音場感はあります。
演奏は流石に優れています。美しく流麗です。