オーディオとクラシック

昔からのクラシックファンが最近のオーディオに取り組んでみます。

老人ホーム 個室でのクラシック音楽鑑賞 Ⅱ

2024-09-15 09:43:12 | オーディオと音楽
 最近 体調はやや落ち着いて来つつあります。
しかし 以前のようにクラシック音楽を楽しむ境地には至りません。
難聴が進んだ影響もあるでしょう。
高音部を補正するうに作ってもらった補聴器、使ってみましたがデジタルの感じが強まるように感じられて、使うのをためらっています。
( コンサートホールでの使用はとても良いと感じていました。)
オーディオシステムは DELA に保存したハイレゾを iPad で見て選曲して聴くことが多くなりました。CDははお沢山けないので。
 個室に設置した オーディオシステムは 使う時間が多くなるにつれ、安定しつつあるように感じます。
しかし、狭いし、両方の壁がコンクリートなので響きが弱く、木の壁のようには響きません。
イタリア製のスピーカーの特徴の 歌うような滑らかさ は再現出来ないのが残念ではありますが、致し方ありません。

老人ホーム 個室での クラシック音楽鑑賞

2024-08-21 21:53:22 | オーディオと音楽
本年2月(93歳)下旬のこと、突然両足に力が入らくなり、歩くのが困難、ベッドで寝るための登り降りも出来なくなりました。一人暮らしは困難のため、介護付き個室の老人ホームに入居しました。原因は不明、検査で血液中のK値が極端な異常上昇が見られたため、下肢の何処かで出血したのではないか、と言われています。
 入居後、両下肢に大量の浮腫が出現、その対策に苦労しています。幸い現在はかなり減少、歩くのも楽になりつつあります。
 暫くの間はテレビを見るのみ、プロ野球が楽しみでした。
約半年が過ぎ、歩行困難や下肢浮腫の症状が軽快してきて、好きだったクラシック音楽を聴いてみようかな と思う感じが戻ってきました。
自宅2階のオーディオ・システムをホーム個室に移すことにしました。慣れた何時もの業者に頼んで移してみると、スピーカーが高級機種ではあるものの、小型のソナスファーベル、オリンピカ・ノバ1 ですので、個室のテレビ両端にぴったりと収まりました。
 ブルノ・ワルター指揮コロンビア交響楽団演奏のベートーヴェン交響曲第6番 「田園」をSACD盤で聴きました。始めてなので耳ならしの感じで聴きましたが、まずまず良いかという印象。左右スピーカーの前にオーケストラの音が歪みなく出現しました。聴きなれた演奏を安心して聴くことが出来ました。
 次に聴いたのが、ヒラリー・ハーン演奏のバッハ「「ヴァイオリン協奏曲集」SACD盤、
集中して聴くことが出来ました。
良い曲、良い演奏だなという没我の時間を暫し感じることがありました。
 良かったなと実感する時間は暫くぶり、嬉しい時間でした。


名ピアニスト ポリーニ さん逝く

2024-04-03 01:58:34 | オーディオと音楽
ポリーニ さん  逝く
 名ピアニストの マウリツィオ・ポリーニ さん が亡くなりました。
此処のところ 世界に名を轟かせた有名音楽家の死を聞くことが多くなりました。
筆者が長く生きている( 生きすぎている?)ためかもしれません。
 小澤征爾さんの時と同じく、最近聴く機会が無かったので、以前に記した文を再認して、追悼の記とします。
 ポリーニは1975年からベートーヴェンのビアノソナタの録音を始めましたが、それから37年を費やしてこの録音、この後最後の録音を弾いて全曲を完成しました。(最後の録音 第16~20番については以前に書きました。)
曲目は 
 2012年録音で曲目は、第4番作品7、9番作品14の1、10番作品14の2、11番作品22。
  flac 96kHz/24bit
演奏は丁寧に弾いています。初期のソナタという感じでなく、荘重にゆっくりとしたテンポで演奏されています。ベートーヴェンは初期から、私たちの抱くベートーヴェンのイメージに近い心に響く曲を作曲していたのだと思い知らせる演奏だと思います。
 録音はポリーニの演奏では鮮明で、ピアノのタッチも明瞭で、臨場感もあり、ハイレゾ配信で聴くとCDよりも明らかに進歩しています。





小澤征爾さん 逝く

2024-02-15 09:38:09 | オーディオと音楽
小澤征爾さん 逝く

世界的な名指揮者 小澤征爾が亡くなりました。

謹んでご冥福をお祈りいたします。

最近の演奏を聴いていないので、以前書いた感想を再碌いたします。

 ハイレゾ配信で聴く 小澤征爾 指揮 「幻想交響曲」
素晴らしい ベルリオーズ・幻想交響曲の演奏です。
 小澤の指揮は情熱に溢れています。それをオーケストラがきっちりと受け止め、一糸乱れない熱演で応えています。
 第一楽章から弦が美しく響きます。管も劣らず歌っています。テーマが意味深長に聞こえてきます。第二・第三楽章も美しく続きます。第四・五楽章は強烈な響きが圧倒的な量感をもって鳴り轟きます。鐘の音も混濁感なく鳴ります。情熱を感じさせる演奏と感じます。終わりに聴衆の熱狂的な拍手が聞こえます。
 
 録音が又素晴らしい。
小澤の幻想は昔から定評があり、ボストン交響楽団との来日公演でも実演ならではの良さを感じましたが、このニューヨーク公演はその時を上回る小澤の充実ぶり、サイトウキネンオーケストラの優秀さを示していると思います。ハイレゾ配信ではそれを良く伝えてくれていると感じました。




ウィーン・フィル ニューイアコンサート  2024年

2024-02-03 13:40:16 | オーディオと音楽
 ウィーン・フィル ニューイアコンサート 2024年

 能登半島地震 災害 お見舞い申し上げます。
 毎年新年に聴く ウィーン・フィル ニューイアコンサート 一週間遅れで
再放送を録画。
 1月半ばになってから視聴しました。
ニューイアコンサートの会場は豪華ですね、何時もと変わりません。
今年の指揮者は クリスティアン・ティーレマン
ブルックナー交響曲の全曲録音を ウィーン・フィルと完成したばかりです。
 颯爽とした素敵な演奏でした。
30年~40年前から聴いている筆者には、最近の此のコンサートの演奏は斬新な曲、演奏が多いように感じられます。聞きなれた有名なワルツが少ないのも一因でしょうか。
以前は演奏者も楽しみながら演奏している様子が見えましたが、最近は新しい曲を真剣に演奏していると見えます。
 ティーレマンも楽団員も真剣に演奏していました。
ウィーン・フィルならではのリズムを確実に演奏しながら。
穏やかにというよりは正確さを重んじるようでした。
 早々と録音も発売されているようです。