オーディオとクラシック

昔からのクラシックファンが最近のオーディオに取り組んでみます。

ハイレゾ配信で聴く  ブルックナー交響曲第4番「ロマンティック」

2021-12-13 15:19:37 | オーディオと音楽
 ハイレゾで聴く  ブルックナー交響曲第4番「ロマンティック」

 ブルックナーの交響曲を聞き出したのは高齢になってからでした。
ハイレゾを 聞き出してからも、沢山の曲をダウロードしています。特に第4番「ロマンティック」は4曲もありました。 何時の間にか増えていてびっくりしました。
 ハイティンク指揮がロンドン交響楽団とのライヴです。
ハイティンク指揮は、ウィーンフィル演奏のCDもあり愛聴しています。
 ロイヤル・コンツェルトヘボウをヤンソンスが指揮したハイレゾがあります。
昔から敬愛している ブルノ・ワルターが指揮しているこの曲も配信されたので、早速購入しました。
大事な録音がもう一つ、ティーレマン指揮、ウィーンフィルの 演奏です。
 聞き比べてみました。

 ハイレゾを聞き始めた頃に聞いたのは、ロンドン交響楽団演奏のハイティンク指揮がありました。演奏は比較的穏やかで、CDで聴いたウィーンフィルの演奏のテンポ・リズムに近い感じで進みます。どちらかと言えば堅実な演奏と感じました。録音は固い感じ、臨場感はありますが狭く広さを感じられませんでした。
 ヤンソンスがロイヤル・コンツェルトヘボウを指揮した演奏は派手でなく、落ち着いて、確実に演奏されています。明るく華麗な面も含みます。オーケストラの音も良く響いて明るい演奏と聞きました。録音は良好です。
 ブルノ・ワルターが指揮コロンビア交響楽団を指揮したレコードは、発売当時定番とされた録音です。LPがある筈だと探しましたが、見つかりませんでした。
ハイレゾ配信はDSDなのでアナログの要素をかなり聞かせてくれるかと思いました。
演奏は思いの外、早めに進むと感じました。優雅よりも確実さ・堅実さを感じ、昔思っていたよりも優しくないのだな と思い知らされました。
オーケストラは確実に鳴っていますが、厚みが少し足りない感じで奥深さが欲しい感じです。
 ティーレマン指揮ウィーンフィルの録音は優しく美しいです。ゆっくりしたテンポで、豊かに、しかも確実に演奏が進みます。壮大という感じもありますが、厳しさというよりは、優しさを歌う感じは、ブルックナーの別の面を表現したと言えるでしょうか。第二楽章など、こんなに綺麗に聞こえるのかと感心して聴いた時間がありました。
録音も良いですが、祝祭大劇場の音の響きは、ウィーン・ムジークフェラインの黄金のホールの音と比べると、響きが少し少ないかな と感じました。
ザルツブルク音楽祭・祝祭大劇場での演奏、ライヴ録音です。
 追加、ブルーレイオーディオ・ディスクで、ケント・ナガノ指揮、バイエルン国立歌劇場管弦楽団 演奏の録音もありました。
演奏は極めてゆっくりと丁寧に演奏されています。一音一音、一フレーズ・一フレーズと実に荘重に演奏されます。このゆっくりしたテンポに一糸乱れず演奏するオーケストラも凄いが、それを受け止めて聴く聴衆の音楽性にも感心させられます。その聴衆あってこその演奏なのでしょう。
録音は鮮明でコンサートホールを想像させる響きですが、ダイナミックレンジが広いので、演奏会場でのフォルテシモを想定すると、弱音部を聞こえるようにする音量の設定が難しいと感じました。
 人それぞれの聴き方、受け止め方があると思います。
これは、91歳を超えた高齢クラシック音楽愛好家の 独り言 です。












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2 コメント

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Bruckner Symphony 4 (corkboy)
2022-07-10 05:59:32
初めして、「ハイレゾ配信で聴く」を楽しく読ませていただいております。
少し前のブルックナー4番のところ(12/13/21)ですがシモーネ・ヤングの演奏はいかがでしょうか?
彼女の演奏を2年ほど前に知りそれからすっかりファンになってしまいました。
ブルックナー4番は第一稿を用いた演奏のようですがよく寝られたそしてブルックナーらしさを維持しながらも軽快な演奏のように思いました。
16bit/44.1kHzと比べて24bit/96kHzは僅かに解像力が上がり音の濁りが減少しています。既にお聴き及びの場合は本コメントは捨て置きください。
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オーディオとクラシック (Unknown)
2022-07-10 08:46:28
拙文をお読みくださってありがとうございます。シモーネ・ヤング指揮の演奏は聴いておりません。
機会がありましたら聴いてみたいと思います。
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