オーディオとクラシック

昔からのクラシックファンが最近のオーディオに取り組んでみます。

ハイレゾ配信で聴く  内田光子・レシュマン  「女の愛と生涯」

2017-04-05 08:35:38 | オーディオと音楽
 シューマン:《リーダークライス》《女の愛と生涯》/ベルク:初期の7つの歌

 ドロテア・レシュマン ( ソプラノ ), 内田光子( ピアノ )

 グラミー賞受賞で話題になった シューマンの歌曲を聴かないわけにはいきません。
  
 内田光子、2度目のグラミー賞受賞!との評判です。
第59回グラミー賞「最優秀クラシック・ヴォーカル・アルバム(ソロ)」を受賞。
 

 flac 96kHz/24bit

 「女の愛と生涯」はシュワルツコフの名盤もあり、この演奏は優しさと厳しさを兼ね揃えた歌唱でしたが、もっと優しさを歌った別の歌手による歌唱もあり、私は優しさが好きでした。
 「リーダークライス」はそれに比べると厳しさが出ます。

 この二人の今度の演奏は優しさよりも厳しさを感じさせました。
「女の愛と生涯」は落ち着いた声と歌唱、それに劣らぬピアノ、人生を知り尽くしてからの回想を感じさせます。未来を見た明るさよりも。
 レシュマンの声は落ち着いて軽さはありません。深みのあるソプラノの歌声です。
 内田光子のピアノも歌っていますが、重めです。

 解説や歌詞が読めるようにして欲しいですね。

( 内田光子最新アルバムは現代最高のソプラノ、ドロテア・レシュマンとの歌曲アルバム。2015年5月にウィグモアホールで行われたコンサートをライヴ収録したもので、シューマンとベルクの「愛」を題材にした3曲が歌われています。
ドロテア・レシュマンは各地の歌劇場からオファーの絶えないドイツの名ソプラノで、とりわけドイツ・リートでは高い評価を得ています。)

録音年:2015年5月2日、5日
録音場所:ロンドン、ウィグモアホール
録音方式:ライヴ収録
演奏者:内田光子(ピアノ)、ドロテア・レシュマン(ソプラノ)




ハイレゾ配信で聴く   ゲルギエフ指揮 ウィーンフィル 「悲愴」

2017-04-01 09:25:29 | オーディオと音楽
 チャイコフスキー:交響曲第6番《悲愴》[ハイレゾ配信用]

 ワレリー・ゲルギエフ指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 。
 flac 96kHz/24bit

 チャイコフスキーの交響曲「悲愴」。ウィーンフィルが弾くと、どんな音が聞こえるだろうかと興味深々で聴きました。指揮はゲルギエフ。
この組み合わせは更に興味をそそります。激しく厳しい演奏でしょうか。

 第一印象は、矢張り厳しいと感じました。ゲルギエフの演奏はどれを聞いても厳しくて、私には聴き疲れを感じます。
 ウィーンフィルも現代に沿って新しい演奏を求めているのでしょうか。
二回目に聴いた時、厳しい中にウィーンフィルの美しさを認めました。
 音は中高音部の鮮明さが少し強めかな、中低音の響きが少し少なめかな、ホール感が少し少ないかなという印象でした。
 好みという点からいうと、私はプレトニョフ(ミハイル)指揮,ロシア・ナショナル管弦楽団、 の演奏が好きです。CDなるが故に高音部の伸びと鮮明さに劣りますが。

 追加 Sonica DAC は中高音部が細密ですが、強めに再生する傾向があり、録音によっては中高音部が派手に強調されて聞こえることがあるようです。又ホール全体の大きさ、響きの感じが聞こえ難いように思える場合があるようです。
 又ダイナミックレンジが広いため、小さい音を聞こうとすると、音量をあげる必要があり、そうするとフォルテで大音量が鳴り、びっくりすることになります。良いオーディオ・システムと良い耳が必要のようです。