オーディオとクラシック

昔からのクラシックファンが最近のオーディオに取り組んでみます。

ハイレゾ配信で聴く  ジャニーヌ・ヤンセン  プロコフィエフ ヴァイオリン協奏曲第2番 ヴァイオリンソナタ第1番 他

2017-02-24 16:01:44 | オーディオと音楽
ハイレゾ配信で聴く  ジャニーヌ・ヤンセン(V) プロコフィエフ ヴァイオリン協奏曲 第2番、ヴァイオリンソナタ第1番、他

ジャニーヌ・ヤンセン >, ボリス・ブロフツィン >, イタマール・ゴラン >, ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 >, ヴラディーミル・ユロフスキ >
 
 1~3  ヴァイオリン協奏曲 第2番
 4~7  2つのヴァイオリンのためのソナタ
 8~11 ヴァイオリンソナタ第1番
 12~12 3つのオレンジの恋
 13 5つのメロディ

 e-onkyo からダウンロード、flac 96kHz/24bit
 
 若手の女流ヴァイオリニストとして活躍している ジャクリーヌ・ヤンセンがプロコフィエフの作品を録音しました。
 ヴァイオリン協奏曲第2番は指揮ヴラディーミル・ユロフスキ、 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団との共演。
華麗なオーケストラの音響の中から、綺麗なヴァイオリンの音が浮かび上がります。第2楽章は特に美しい響きです。
 録音も良く、オーケストラの音は鮮明、定位も良く音場感もあります。低音も綺麗に響きます。
 ヴァイオリンの倍音も綺麗に響きます。
 続いて 2つのヴァイオリンのためのソナタ 作品56、ボリス・ブロヴィツィンのヴァイオリンが加わります。始めて聴く曲ですが、二つの対話が面白い。物憂げな感じも聞き取れます。
 ヴァイオリンソナタ第1番は ピアノのイタマール・ゴランとの共演です。
 演奏は誠実で厳しさを感じさせます。もっと優しく美しい曲だと思っていましたが、内面性を重んじた演奏で、この曲の持つ一面を気付かせてくれました。ショスタコーヴィッチに通ずる面を感じました。
録音も良いです。ピアノの重い響き、ヴァイオリンの微妙な変化を良く聴き分けられます。
CDよりも一段と鮮明さを増していると思います。ハイレゾ配信の良さを感じます。
 ソナタの後に「三つのオレンジの恋」を配し一息つけるのも心憎い。しかしこの曲も実直に弾いています。軽やかだけではありませんでした。




ハイレゾ配信で聴く   ネルソンス指揮 ボストン響  ショスタコーヴィチ 第8

2017-02-17 15:52:35 | オーディオと音楽
ハイレゾ配信で聴く   ネルソンス指揮 ボストン響  ショスタコーヴィチ 交響曲第8番

 以前にネルソンス指揮、ボストン交響楽団で、ショスタコーヴィチの交響曲第9番と
第5番を聴きました。
 派手でなく内面的な表現をしながら、聴衆に良く訴える演奏で喝采を浴びていました。
録音も非常に良くハイレゾ配信の良さを出していると聴きました。
 今度第8番も聴いてみました。
ショスタコーヴィチの曲は好きで、ハイティンク指揮と
バルシャイ指揮の全曲を持っていますが、聴くことがあるのは、第1,5,7,9,10番でしょうか。
第8番をきちんと聴くのは久しぶりです。
 この曲も聴いて理解するのは難しい曲だと思います。
演奏は立派。端整で正確な演奏です。
華やかな面を強調して演奏することも可能でしょうが、ショスタコーヴィチの内面の苦悩
を感じさせる演奏になっています。
 録音は素晴らしい。第5番などの翌年2016年の録音とのこと。
 鮮明な楽器の音、大音響でも濁りません。定位もハッキリしていながら、空間の表現も
確かです。打楽器の強打も凄い。
管楽器も気持ち良く聞こえます。
 ダイナミックレンジが広いので、難聴気味の場合には、弱音が聞き難いと思います。