オーディオとクラシック

昔からのクラシックファンが最近のオーディオに取り組んでみます。

ハイレゾ配信で聴く  ムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィル

2023-03-19 08:59:01 | オーディオと音楽
ハイレゾ配信で聴く  チャイコフスキー交響曲  レニングラード・フィル

  チャイコフスキー
 交響曲第4番
 交響曲第5番
 交響曲第6番「悲壮」

 エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮
 レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団

  flac 96kHz/24bit   e-onkyo から

 又 昔の録音をハイレゾで聴くことになりました。
 ムラヴィンスキー指揮、レニングラード管弦楽団 演奏の、チャイコフスキー交響曲第4,5,6番です。LP時代に定評のある名演奏ですが、ハイレゾで発売されました。
 レニングラード管弦楽団が初来日した時、チャイコフスキー交響曲第4番を東京・日比谷公会堂で聴きました。学生時代でしたので3階の天井桟敷で聴きました。指揮はガウクでした。ムラヴィンスキーでなくて残念という声も聞かれましたが、凄い演奏を聞かせてくれました。出だしの金管の合奏が天井桟敷まで大きく大きく響き渡り、度肝を抜かれました。
そのCDも発売されていますが、印象の大きさを大切に聴かずじまいです。
 今回は1960年にヨーロッパで録音された、ムラヴィンスキー指揮の4番、5番、6番です。
演奏はどの曲も定評どうり良いと思います。精緻にして且つ豪壮な面を兼ね備えています。高齢になった筆者にとっては厳しすぎるかな と思われました。
 録音は古さも若干感じ、鮮明度に欠ける面がありますが、豪快な曲想は充分に発揮しています。ハイレゾならではの利点でしょうか。

 筆者の音楽体験は、日比谷公会堂の天井桟敷とSPレコードが原点にありますので、音の精密さや定位の正確さよりも、漠然とした音の広がりに重点がありそうです。
 高齢による聴力障害も出てきています。時により悪化したり軽快したりしています。
文章も意思を十分にお伝え出来ない面も出てきています。
その点をお含みおきをいただきたく存じます。
 それでも92歳の今でもクラシック音楽を楽しめるのは嬉しいです。


ハイレゾ配信で聴く  ジャクリーヌ・デュ・プレ  続

2023-03-08 15:16:36 | オーディオと音楽
 ハイレゾ配信で聴く  ジャクリーヌ・デュ・プレ(チェロ) 続

 ジャクリーヌ・デュ・プレの演奏は、ベートーヴェンのチェロ・ソナタだけでなく、
チェロ三重奏曲も録音しています。バレンボイムのピアノに加え、ピンカス・ズーカーマンのヴァイオリンを加えたトリオです。
ド・ペイエ(クラリネット)が参加の「街の歌」も収録、1969-1970年録音。
オリジナル・マスターテープより2022年リマスター音源使用とのことです。

 ベートーヴェン:
ピアノ三重奏曲第1番 変ホ長調 Op.1-1
ピアノ三重奏曲第2番 ト長調 Op.1-2
ピアノ三重奏曲第3番 ハ短調 Op.1-3
ピアノ三重奏曲第4番 (クラリネット三重奏曲)変ロ長調 Op.11「街の歌」*
ピアノ三重奏曲第5番 ニ長調 Op.70「幽霊」
ピアノ三重奏曲第6番 変ホ長調 Op.70-2
ピアノ三重奏曲第7番 変ロ長調 Op.97「大公」
ピアノ三重奏曲 変ホ長調 WoO.38
ピアノ三重奏曲 変ホ長調 Op.44「創作主題による14の変奏曲」
ピアノ三重奏曲第11番 ト長調 Op.121a「カカドゥ変奏曲」
ピアノ三重奏のためのアレグレット 変ロ長調 WoO.39
ピアノ三重奏のためのアレグレット 変ホ長調 Hess 48

 【演奏】
ジャクリーヌ・デュ・プレ(チェロ)
ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン)
ジェルヴァース・ドゥ・ペイエ(クラリネット*)

【録音】
1969 - 1970, Abbey Road Studios, London 

flac 96kHz/24bit  e-onkyo から

演奏は定評どうり素敵です。
ピアノ三重奏曲第1番は、作品1の若書きですが、それらしく颯爽として重くなく演奏されています。
有名な「大公トリオ」作品97 も重厚さを持ちつつ、暗くならずに明るさを感じさせます。
最近の録音・演奏は聴いていませんが、三人の息の合った演奏は、今でも十分評価されると思います。
録音は最近の録音と比べると、やや鮮明度が低いかな と感じました。雰囲気は十分に感じられます。