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 オーディオとクラシック

昔からのクラシックファンが最近のオーディオに取り組んでみます。

ハイレゾ配信で聴く  五嶋みどり  ベートーヴェン ヴァイオリン協奏曲

2023-06-15 13:46:48 | オーディオと音楽
ハイレゾ配信で聴く  五嶋みどり  ベートーヴェン ヴァイオリン協奏曲 作品61

 五嶋みどりさんが弾いた最新録音がありました。
 コンサートで聴いた演奏が良かったので聴きなおしてみました。
 
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品61
ロマンス(ヴァイオリンと管弦楽のための)ト長調作品40 
ロマンス(ヴァイオリンと管弦楽のための)ヘ長調作品50

   五嶋みどり(ヴァイオリン)
ルツェルン祝祭弦楽合奏団
ダニエル・ドッズ(リーダー)

録音 2020年3月  スイス
flac 96kHz/24bit   e-onkyo  から

ルツェルン祝祭弦楽合奏団と共演した本録音は、新型コロナの流行によって、公演と世界ツアーがキャンセルを余儀なくされた直後2020年3月にスイスで行われたという。
厳粛で引き締まった演奏です。美しくはありますが、歌うという感じではありません。
オーケストラも落ち着いて良く就いています。
 録音は良好、鮮明であり、且つ立体感も感じられます。広がりは大きくはありません。
大会場で快演すると言うのと全くは反対のイメージで、厳粛に演奏されている感じが良く出ていると思いました。
 コンサートで聴いたシューマンの協奏曲は指揮者アントルモンとの共演のためか、かなりロマンチックに演奏されたという印象でしたが、この演奏は厳粛、荘重にという印象でした。


補聴器の使用経験 高音域で聞く

2023-05-30 14:57:18 | オーディオと音楽
補聴器 使用経験記

 難聴 が続きました。 
92歳の頃の状況
普通の会話には不自由を感じません。
 テレビの会話は聞き取り難く、必要に応じてテレビ用肩掛け型集音器を使います。

 クラシック音楽を楽しく聴きたいと思います。
  可能でしょうか。

 88歳 ヴァイオリンの音が聞こえ難くなる。(以前からですが著明になった。)
 90歳 ヴァイオリンの音 殆ど聞こえない。ピアノの音は聞こえる。
 92歳 前半 音が濁って聞こえる。弦楽合奏が整然と聞こえず、ざわざわと聞こえる。
     後半 音の濁りはかなり軽快。少し聴き難いくらい。
     全体としては安心して音楽に聴き入る状態にはならない。

 ヴァイオリンの音が聞こえるようになるのが可能かどうか。
耳鼻科のドクターに相談してみました。聴力検査を受け、補聴器の使用を試してみるように勧められました。一般に補聴器は会話が可能になるように用いられます。その音域の増幅が目的ですが、一部の機種では7000ヘルツ位まで増幅が可能となります。増幅の周波数帯を高音域に合わせた機種を試すことになりました。
調整の専門の人がいる店を紹介して頂き、先ず1週間試してみることになりました。
 CDを聞いてみます。ヴァイオリン・ソナタやヴァイオリン協奏曲を聴くとヴァイオリンの音が何とか聞こえました。オーケストラの第一ヴァイオリンや第二ヴァイオリンの合奏が聞こえて交響曲がそれらしく聞こえました。十分に美しくとまでは至りませんが、聞こえることは有難いです。音色や響きの美しさとか倍音を聞くのは無理ですが、曲の良さは聴くことが出来ると感じています。
高価ですがオーディオシステムの一部と考えて両耳用を購入することにしました。右用、左用と専用の機種が整っています。調整を続けてもらいます。ヴァイオリンの音域を強めたり、少し弱めたり、数回調整してもらいました。
93歳になりました。
コンサートホールへ。愛知県芸術劇場コンサートホールの2階席で、シューマンのヴァイオリン協奏曲を五嶋みどりさんの独奏で聴きました。良く聴こえて良かったです。演奏も良かったです。
アンコールのバッハの無伴奏も何とか聴こえました。
シューマンの曲は聞きなれない曲なので、ユーチューブの動画で聴いて予習をしました。この時の独奏者は現代と古典を得意とするヴァイオリニストだったので、現代風の演奏でした。
五嶋みどりさんはシューマンらしく、ややロマンチックに弾いたと感じました。指揮者のアントルモンはこの曲もブラームスの第四交響曲も盛大に歌わせたと感じました。その違いを感じ取ることが出来たのが筆者にとって何よりのメリットとだったと思います。
ヴァイオリン群の音が聞こえ、オーケストラの音がオーケストラらしく聞こえて嬉しく聴きました。
補聴器の有難みを感じたコンサートでした。
もう一度コンサートが聞けました。ラフマニノフのピアノ協奏曲第三番、辻井伸行のピアノ、熱演でした。
補聴器、ミュージックのポジションでピアノの音に濁りを感じたので、ノーマルポジションにしたら落ち着いた艶のある響きになりました。その時々の状況で対応することもありかな と感じました。
チャイコフスキーの交響曲第六番「悲壮」、指揮者ペトレンコは華麗に壮大に鳴らします。曲目は違いますが、70年前に聴いたレニングラード・フィルの演奏を懐かしく思いながら、その違いを感じることが出来ました。
 今のところ自宅のオーディオシステムで聞く時よりも、コンサートホールで聞く時の方が有効のように感じています。
ホールトーンの効果でしょうか、可視化の影響でしょうか。


ハイレゾ配信で聴く  パーヴォ・ヤルヴィ指揮 NHK交響楽団  バルトーク

2023-05-07 08:39:29 | オーディオと音楽
ハイレゾ配信で聴く  パーヴォ・ヤルヴィ指揮 NHK交響楽団  バルトーク三部作

 指揮   パーヴォ・ヤルヴィ 
 演奏   NHK交響楽団

 バルトーク作曲
 「弦楽器・打楽器とチェレスタのための音楽」 
 「弦楽のためのディヴェルティメント」
 「舞踏組曲」

  DSF 2.8MHz/1bit   e-onkyo  から

 バルトークの傑作3曲をNHK交響楽団の首席指揮者のパーヴォ・ヤルヴィが指揮した録音を聴きました。
 NHK交響楽団の演奏、堅実で壮大と言えるほど充実した演奏を聞かせてくれるようになりました。
パーヴォ・ヤルヴィの指揮も的確です。バルトークの音楽に聴き入れるように演奏が続きます。リズム感もいいですね。
 録音も最新で、鮮明且つ重厚。DSD録音らしく立体感もいいです。



ハイレゾ配信で聴く  ティーレマン指揮 ウィーン・フィル   ブルックナー交響曲第9番

2023-04-14 09:38:56 | オーディオと音楽
ハイレゾ配信で聴く  ティーレマン指揮ウィーン・フィル  ブルックナー交響曲第9番

 ブルックナー 交響曲第9番
 【演奏】
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  指揮: クリスティアン・ティーレマン

 【録音】
  2022年7月28日&30日
  ザルツブルク、祝祭大劇場
  ライヴ・レコーディング

 flac 96kHz/24bit   e-onkyo  から

 古い録音を続けて聴きましたので、新しい録音を聴きました。
ティーレマン指揮ウィーン・フィルのブルックナー交響曲第9番です。
この曲は2000年11月東京で聴いたギュンター・ヴァントの指揮、北ドイツ放送交響楽団の実演が心に残っています。厳粛な演奏で聴衆と一体となった緊張感に溢れた演奏でした。
 ティーレマン指揮ウィーン・フィルの演奏は名古屋でブルックナー交響曲第7番を聴きました。豊麗と言える ゆったりとした演奏で、美しいウィーン・フィルの音を十分に聞かせてくれました。後期のブルックナーの交響曲と言えば厳粛な演奏と思っていた筆者には意外と感じたのですが、ブルックナー交響曲の一面を聞かせてくれたと思いました。
 今回の第9番も厳粛というよりは、ウィーン・フィルの美しさを生かした豊麗な演奏になっていると聴きました。
録音も良く、ホールの響きも感じられます。
 筆者にとっては、ブルックナー交響曲の新しい一面を聞かせてくれた演奏・録音と思って聴いています。



ハイレゾ配信で聴く  ムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィル

2023-03-19 08:59:01 | オーディオと音楽
ハイレゾ配信で聴く  チャイコフスキー交響曲  レニングラード・フィル

  チャイコフスキー
 交響曲第4番
 交響曲第5番
 交響曲第6番「悲壮」

 エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮
 レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団

  flac 96kHz/24bit   e-onkyo から

 又 昔の録音をハイレゾで聴くことになりました。
 ムラヴィンスキー指揮、レニングラード管弦楽団 演奏の、チャイコフスキー交響曲第4,5,6番です。LP時代に定評のある名演奏ですが、ハイレゾで発売されました。
 レニングラード管弦楽団が初来日した時、チャイコフスキー交響曲第4番を東京・日比谷公会堂で聴きました。学生時代でしたので3階の天井桟敷で聴きました。指揮はガウクでした。ムラヴィンスキーでなくて残念という声も聞かれましたが、凄い演奏を聞かせてくれました。出だしの金管の合奏が天井桟敷まで大きく大きく響き渡り、度肝を抜かれました。
そのCDも発売されていますが、印象の大きさを大切に聴かずじまいです。
 今回は1960年にヨーロッパで録音された、ムラヴィンスキー指揮の4番、5番、6番です。
演奏はどの曲も定評どうり良いと思います。精緻にして且つ豪壮な面を兼ね備えています。高齢になった筆者にとっては厳しすぎるかな と思われました。
 録音は古さも若干感じ、鮮明度に欠ける面がありますが、豪快な曲想は充分に発揮しています。ハイレゾならではの利点でしょうか。

 筆者の音楽体験は、日比谷公会堂の天井桟敷とSPレコードが原点にありますので、音の精密さや定位の正確さよりも、漠然とした音の広がりに重点がありそうです。
 高齢による聴力障害も出てきています。時により悪化したり軽快したりしています。
文章も意思を十分にお伝え出来ない面も出てきています。
その点をお含みおきをいただきたく存じます。
 それでも92歳の今でもクラシック音楽を楽しめるのは嬉しいです。