オーディオとクラシック

昔からのクラシックファンが最近のオーディオに取り組んでみます。

ハイレゾ配信とCDで聴く  内田光子(P) モーツアルト ピアノ協奏曲

2020-02-07 16:02:00 | オーディオと音楽
 ハイレゾ配信、CDで聴く  内田光子(P)  モーツアルト ピアノ協奏曲第18.19番、
第20.21.23.24番

 新しいオーディオ・システムになって、内田光子さんのピアノ、クリーヴランド管弦楽団の録音を聴き直しています。指揮も内田さんで弾き語りです。
 CDの音が非常に良くなって聞こえるので、グラミー賞受賞の第24番K491から聴きました。少しゆっくり目で丁寧に弾かれ、美しいピアノの音色、タッチが良く聞こえます。弦の音も良く聞こえますが、少し鋭く感じられました。カデンツァを長めに弾いているのは内田さんの気持ちの入れ具合の大きさでしょうか。
第23番K488 も綺麗な演奏です。この後に第20番、21番が録音されました。どちらも気持ちのこもった充実した演奏で、録音も良いです。
内田さんがモーツアルトの協奏曲の再録音をされたのには、前回の録音から、ご自身の解釈にかなりの進歩を感じられたからでしょう。録音も進歩していますし。
私はサントリーホールの開館記念演奏会を聴いてからのファンなので、贔屓目に聴く傾向はあります。ご了承ください。
 ハイレゾ配信では第18.19番があります。有名な曲ではありませんが、綺麗で素敵な曲です。演奏も録音も素敵です。CDよりもより鮮明で、臨場感、音場感が拡がり、しかも柔らかさを感じました。96K/24bit k の利点でしょうか。
新しいシステムのCDの音にかなり満足して聴いていましたが、聴き比べるとハイレゾ配信の方が一段音の拡がり、柔らかさがあるのかな、と感じました。
しかし音楽を楽しむには充分な音が聞こえていると思います。

 CD



ハイレゾ配信





アナログ LPレコードで聴く  モーツアルト、ブラームス、ラヴェル

2020-02-01 08:26:33 | オーディオと音楽
 アナログLPで聴く  モーツァルト、ブラームス、ラヴェル

 新システムでアナログ、LPレコードを聴いてみました。
アナログ・システムは今までと同じ、カートリッジはベンツマイクロ リファレンス、プレーヤーはビクターQL-V1、フォノイコライザーはシェルター216  です。
 始めに モーツアルトのピアノ協奏曲 第27番K.595 を。エミール・ギレリスのピアノ、ベーム指揮ウィーン・フィル で聴きました。とても繊細な音が出てきてビックリしました。中音部が弱い感じもしますが鮮明です。綺麗すぎる感じですが、いいですね。
ギレリスのタッチが素晴らしい。ベームの指揮もウィーン・フィルも良く歌っています。
 次にブラームスのヴァイオリン協奏曲、アイザック・スターンのヴァイオリン、ロストロポーヴィチ指揮、ナショナル交響楽団 で聴きました。こちらも繊細な音が聞こえました。スターンのヴァイオリンにしては繊細に過ぎるかな、もう少し豪快な面が出ると良いな という印象でした。
 次の日、ラヴェルのクープランの墓・管弦楽版を、ピエール・ブーレーズ指揮、ニューヨーク・フィル のLP で聴きました。この日は繊細に過ぎることなく、綺麗な音で聴けました。私の好きな演奏で細かなニュアンスを聴くことが出来ます。CDでは出難いニュアンスのように思えます。
 次にモノーラルのLPを聴いてみました。ステレオになる前の好きなLPです。モーツァルトのクラリネット五重奏曲K.581 クラリネットをエチエンヌ、ヴェーグ四重奏団の演奏( ハイドン協会)で録音は古く鮮明さは少し劣りますが、曲を楽しむには充分な音が聴けました。モノーラルのためか安定感がありました。
もう一曲、モーツァルトのヴァイオリン・ソナタK.378 を リリー・クラウスのピアノ、ヴァイオリンはウィリー・ボスコフスキー (ハイドン協会) で聴きます。これも充分に美しく、楽しく聴くことが出来ました。
この二枚、外国製ですが、私がモーツアルトを好きになった元のレコードで懐かしく聴きました。