オーディオとクラシック

昔からのクラシックファンが最近のオーディオに取り組んでみます。

ハイレゾ配信で聴く   庄司紗矢香 ベートーヴェン ヴァイオリン・ソナタ 「春」

2016-07-27 16:52:29 | オーディオと音楽
  庄司紗矢香のヴァイオリン、 ジャンルカ・カシオーリのピアノ。 ベートーヴェン ヴァイオリン・ソナタ
   第5番「春」、第6番、第10番

 この二人の演奏は第9番「クロイツェル」のCDで聴いています。
 第5,6,10番も録音されました。CDでは発売中です。
 録音年:2011年9月(4-7)( 第5番「春」)、2014年7月(1-3,8-11)
録音場所:ハンブルク
 e-onkyo からハイレゾ配信でセールがありましたので聴いてみました。2000円でした。この位の価格ですとハイレゾ配信でも購入する気持ちになれますが・・・

 CDで聴く第9番「クロイツェル」は、端正な演奏で強よく弾く感じは無かったと記憶します。ヴァイオリンの音もピアノの音も強調されること無く美しく響いていると思います。
 CDの音としては合格点でしょうか。演奏はもう少しドラマチックな面が出る方が好きかなと思います。

 この傾向の演奏なら、第5番「春」にピッタリかなと思いましたが、端正というよりは、意外に熱のこもった暖かい「春」の表現と聴きました。
 私はスッキリと爽やかな「春」が好みですが、人それぞれでしょう。
第10番は曲に良く似合った演奏かと感じました。

 音はCDよりも良いと思います。ヴァイオリンもピアノも歪み無く綺麗です。空間の感じも出ています。
 ハイレゾ配信 価格によっては購入したいと思います。



ハイレゾ配信で聴く   ハーン バッハ ヴァイオリン協奏曲

2016-07-13 16:13:03 | オーディオと音楽
  
  ハイレゾ配信で聴く   ヒラリー・ハーン   バッハ ヴァイオリン協奏曲集

 ヒラリー・ハーンが弾いた バッハのヴァイオリン協奏曲は既にSACDで発売されており、手元にもあって時々聴いています。
 この度 e-onkyo からハイレゾ配信で特売があったので、重なりますが購入して聴いてみました。
  flac 192kHz/24bit です。
 アンプ・スピーカー は同じ。ハイレゾ再生は OPPO105、CD はゴールドムンドmimesis 39CD、SACD はOPPO105 で聞いてみます。
 演奏は美しい良い演奏と思います。
 神経質にならず、優雅とも言えるか と思います。

 ハイレゾ配信がどうか、という事ですが、美しくヴァイオリンが引き立って聞こえます。ハーンのヴァイオリンの音の美しさが聞こえます。
 オーボエとの二重協奏曲でのオーボエとヴァイオリンの掛け合い うっとりとするような美しさです。
 エルガーのヴァイオリン協奏曲をCDで聴いた時の鋭い透明感は薄らいで、気持ち良く聴くことが出来ました。これが良いかどうか考えるところです。
 モーツァルトのヴァイオリン協奏曲では、ヴァイオリンの音が小さく、私には聞き難かったのですが、この録音では良く聞こえました。
 SACDはOPPO105 では良さを引き出すことは困難で、もう一段高級機が必要と思われました。
 CDをお持ちの方に、ハイレゾ配信をお薦めするのはどうか ?
 ハイレゾの高級機をお持ちの方にはお薦めしましょう。

 わざわざ比較するのは自分でもどうか と思いましたが、オーディオにも一応興味を持っていると聞いてみたいと思ってしまいました。

 ( ダウンロードした後、始めからの第2楽章で 音の揺れ、音の途切れ、が3ヶ所出ました。ダウンロードをやり直しています。一度削除してからやり直しです。こんなこともあるのですね。要注意です。)


ハイレゾ配信で聴く   エルガー チェロ協奏曲   デュ・プレ

2016-07-03 20:56:50 | オーディオと音楽
 ハイレゾ配信で聴く   エルガー チェロ協奏曲  デュ・プレ  
                   バルビローリ指揮 ロンドン交響楽団

 デュ・プレ の弾くエルガーのチェロ協奏曲は、LPの名盤として名高い。
 私もハイドンのチェロ協奏曲とのLP 2枚組を聞いています。CDが出てからもLPのままでした。カートリッジはベンツ・マイクロのリファレンスを使用。
 ハイドンの方は音も良く、気持ち良く聴いていますが、エルガーの方は、チェロの音の聞こえ具合が良くなくて、オーケストラの合奏の中に埋もれていて、上手く聴くことが出来なくています。
 1965年録音のこのシリーズが、今回「アビィ・ロード・リマスター・シリーズ」として再発売されることになりました。それに伴いハイレゾ配信でも発売されたので、聞いてみることにしました。
 flac 96KHz/24bit での配信です。何時ものように foobar2000 使用、USBメモリを介してOPPO105 で聴きます。

 デュ・プレ のチェロが鮮やかに聞こえてきました。LPの音とは全く違って良く聞こえました。
 オーケストラの合奏音の上に、美しいチェロが歌っています。倍音も聞こえる感じ。オーケストラの広がり、臨場感も出ています。
これならチェロ協奏曲の名盤として立派に通用するな・と改めて聴き入りました。
 バルビローリ指揮 ロンドン交響楽団の共演です。オーケストラの音は弱音部も美しく、強音部も迫力充分に聞こえました。
 ジャネット・ベイカーの歌う「海の絵」も美しく格調高く聞こえました。

 LP時代の録音は状態が良ければ、CDリマスターも効くでしょうし、SACDでも効果が望めるでしょう。
ハイレゾ配信でも有効だと改めて感じました。特にLPの録音で、もう少し良い音で聞きたいな と思う盤がある場合には、聞いてみる価値がありそうです。