オーディオとクラシック

昔からのクラシックファンが最近のオーディオに取り組んでみます。

ハイレゾ配信で聴く  リパッティ(P) グリーグ、シューマン ピアノ協奏曲

2020-11-21 09:33:16 | オーディオと音楽
 ハイレゾ配信で聴く リパッティ(P) グリーグ、シューマン ピアノ協奏曲

 ディヌ・リパッティ(P) の弾いた グリーグとシューマンのピアノ協奏曲は、昔から名盤と定評のある録音です。
指揮は若き頃のカラヤン。
私はLPを持っていませんが聞いたことはあります。
 最近、某著明オーディオ評論家がハイレゾ配信で発売されたのを、音も非常に良くなったと褒めていました。特に DSD11.2MHzでの音が素晴らしいと激賞されていました。
オリジナル録音はグリーグが1947年、シューマンが1948年。2018年にアビイロードスタジオにてオリジナルアナログマスターテープよりDSD11.2MHz化したマスターが音源とのことです。
  e-onkyo から DSF 11.2MHz/1bit を購入、ダウンロードして聴きました。
通常のflac 96kHz/24bit よりもダウンロードに時間が多くかかりました。
 拙宅の初歩的なオーディオシステムでも違いが分かるかどうか。聴力の低下もあるので微妙です。
始めて聞いた時には、グリーグのピアノ協奏曲 出だしのピアノの音は鮮やかに鮮明に聞こえましたが、少し強めの感じで音の強弱が付きすぎて、演奏が強め早めに聞こえ、リパッティはもう少し穏やかに弾いていたように記憶しており、又オーケストラも少し混濁気味に聞こえました。普通のオーディオシステムでは十分再生出来ないのかな と思いました。
 後日、もう一度聞いてみると、今度は鮮明で迫力のあるピアノですが、落ち着いたテンポで、昔聞いたリパッティの弾くグリーグのピアノ協奏曲だと思いました。
ピアノの音は少し強調気味に鮮やかに聞こえますが、オーケストラは矢張り少し混濁を感じました。
演奏は矢張り素晴らしく、録音もDSD11.2MHz の良さもあったかなと感じました。flac との差は比べていないので分かりません。
 シューマンのピアノ協奏曲も素晴らしい演奏です。第一楽章の出だしから印象的です。穏やかな第二楽章から第三楽章に入ると感情が高まり高揚して行くのが見事です。
録音は音が少し荒く感じ、DSDの良さはわかりませんでした。
 古い録音ですが、演奏は今でもトップクラスの良さだと改めて感じました。
此の録音は、「ウルトラセブン」最終回の背景に使われたそうです。

 評論家氏が褒めるほどの録音の良さは、ハイクラスのオーディオシステムでないと分からないのでしょうか。
 皆様のご感想をお聞きしたいと思います。





ハイレゾ配信で聴く  モーツァルト 協奏交響曲 K.364

2020-11-16 15:56:01 | オーディオと音楽
某オーディオ評論家の推薦による、録音が良いと言われる モーツァルトのヴァイオリン独奏を伴う協奏曲を聴いてみました。
オーケストラとヴァイオリン独奏とヴィオラ独奏を伴う 「サンフォニー・コンツェルタントK.364 」と、
2つのヴァイオリンのための「コンツェルトーネK.191」 
 演奏:
カメラータ・ド・ローザンヌ

ソリスト:
ピエール・アモイヤル(ヴァイオリン)、清水祐子アモイヤル(ヴィオラ)-Tr.1-3 K364
ピエール・アモイヤル & 尾池亜美(ヴァイオリン)、フルヴィア・マンチーニ(チェロ)、アンドレイ・チョロキアン(オーボエ)-Tr.4-6 K191

録音:
2012年4月12-15日、音楽ホール、ラ・ショー=ド=フォン、スイス
flac 88.2kHz/24bit  e-onkyo から購入

協奏交響曲 K.364 は協奏曲風な曲です。ヴィオラも重要なテーマを演奏しますが、どちらかと言えばヴァイオリンが表に出る感じ。スッキリと現代風な演奏で、早めに進みます。
ヴァイオリンとヴィラが掛け合いながら綺麗なテーマを歌う曲です。
爽やかで美しい演奏ですが、個人的には昔風な和やかな演奏が好きなので、スッキリと進みすぎるかなと感じます。
CDでは、デュメイ,ハーゲン,や  五嶋みどり,今井信子,の演奏が記憶に残ります。

 録音は新しい録音なので、流石に鮮明で透明感が高く、臨場感もあります。
始めに聴いた時は陰影に乏しく、スッキリとし過ぎのように感じましたが、再度聞くと楽器の定位も分かり良い音だと思いました。
 追加ですか゛、ラベルに蝶のキアゲハが使われています。黄色いアゲハは存在感がありますね。
蝶に興味のある方はブログ「蝶 旅の友」もご覧頂ければ幸いです。