アーノンクール 逝く
アーノンクールが亡くなりました。
このところ大指揮者の訃報が相次ぎました。
アーノンクールについては思い出もあるので、ハイレゾ配信で曲目があるか 探してみました。
無い、 少ないのですね。
e-onkyo にも mora にも無いのですね。mora には 普通の配信はあるのですが、ハイレゾはありませんでした。
しかし良く探したら、moraにベートーヴェンの交響曲第4,5番の1枚がありました。
( 再度探してみたら見つかりませんでした。SACD は出たようですが )
SACDではヘンデルの「メサイア」があります。他にもあると思います。
アーノンクールはウィーン・コンツェントス・ムジクスと古楽器の演奏でその活躍を始めました。古楽器演奏の始まりの一つでした。好評のようでレパートリーも増えましたが、私には相性が良くなくて、古楽器演奏から遠のいていました。
やがて普通のオーケストラも指揮するようになり、ウィーン・フィルやアムステルダム・コンセルトヘボウや他の有名オーケストラとの録音も多くなりました。
15年位前になりますが、30年位年下のレコード・ファンと一緒にCDを聞いたことがありました。彼は熱心なクラシック・ファンでレコードに非常に詳しく、集中して音楽を聴く人でした。その人が持ってきた アーノンクール指揮ウィーン・フィル のブルックナーの交響曲第7番を聴いて、その美しさに愕然としました。ブルックナーをこんなに美しく弾いて良いのだろうか と思わず口に出ました。早速そのCDを買い求めて聞いていますが、美しいです。厚みや情熱を求めては違うと思いますが、ブルックナーの一面を表現していると思います。アーノンクールと聞いて直ぐ思い出すのが、この一時です。
クレーメルのヴァイオリンでウィーン・フィルとモーツァルトのヴァイオリン協奏曲も聞いていますが、真摯な演奏ですが少し親しみに欠ける感じがしています。
同じクレーメルのヴァイオリンでロイヤル・コンセルトヘボウ管とのブラームスのヴァイオリン協奏曲も同じような感じを持っています。ところがクレメンス・ハーゲンのチェロを加えた二重協奏曲は情感豊かな素敵な演奏と聴こえます。不思議な感じです。
ヘンデルの「メサイア」もありました。ウィーン・コンツェントス・ムジクスとアルノルト・シェーンベルク合唱団との演奏です。普段聴き慣れた壮大な「メサイア」ではありませんが、美しい演奏です。小編成の緻密な演奏と聞いていましたが、SACDで聞くと、奥行や立体感が出てLiveの雰囲気が分かります。機器によっても音の聞こえ方が変わりますね。自家のOPPO 105では厚みが多くなり細密さが薄れる感じです。
第一部の始まりから澄んだ美しい、厚化粧の無い「メサイア」が聴こえます。第二部「ハレルヤコーラス」は純粋な祈りを聞かせます。私の好きな第三部のソプラノのアリアも素敵です。
ハイレゾ配信でアーノンクールを聞いてみたいと思います。
アーノンクール指揮 ウィーンフィル ブルックナー 交響曲第7番
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/6d/e7b9cf034c5c42c8170c72bf87724aed.jpg)
アーノンクール指揮 ウィーン・コンツェントス・ムジクス
ヘンデル 「メサイア」 SACDハイブリッド
アーノンクールが亡くなりました。
このところ大指揮者の訃報が相次ぎました。
アーノンクールについては思い出もあるので、ハイレゾ配信で曲目があるか 探してみました。
無い、 少ないのですね。
e-onkyo にも mora にも無いのですね。mora には 普通の配信はあるのですが、ハイレゾはありませんでした。
しかし良く探したら、moraにベートーヴェンの交響曲第4,5番の1枚がありました。
( 再度探してみたら見つかりませんでした。SACD は出たようですが )
SACDではヘンデルの「メサイア」があります。他にもあると思います。
アーノンクールはウィーン・コンツェントス・ムジクスと古楽器の演奏でその活躍を始めました。古楽器演奏の始まりの一つでした。好評のようでレパートリーも増えましたが、私には相性が良くなくて、古楽器演奏から遠のいていました。
やがて普通のオーケストラも指揮するようになり、ウィーン・フィルやアムステルダム・コンセルトヘボウや他の有名オーケストラとの録音も多くなりました。
15年位前になりますが、30年位年下のレコード・ファンと一緒にCDを聞いたことがありました。彼は熱心なクラシック・ファンでレコードに非常に詳しく、集中して音楽を聴く人でした。その人が持ってきた アーノンクール指揮ウィーン・フィル のブルックナーの交響曲第7番を聴いて、その美しさに愕然としました。ブルックナーをこんなに美しく弾いて良いのだろうか と思わず口に出ました。早速そのCDを買い求めて聞いていますが、美しいです。厚みや情熱を求めては違うと思いますが、ブルックナーの一面を表現していると思います。アーノンクールと聞いて直ぐ思い出すのが、この一時です。
クレーメルのヴァイオリンでウィーン・フィルとモーツァルトのヴァイオリン協奏曲も聞いていますが、真摯な演奏ですが少し親しみに欠ける感じがしています。
同じクレーメルのヴァイオリンでロイヤル・コンセルトヘボウ管とのブラームスのヴァイオリン協奏曲も同じような感じを持っています。ところがクレメンス・ハーゲンのチェロを加えた二重協奏曲は情感豊かな素敵な演奏と聴こえます。不思議な感じです。
ヘンデルの「メサイア」もありました。ウィーン・コンツェントス・ムジクスとアルノルト・シェーンベルク合唱団との演奏です。普段聴き慣れた壮大な「メサイア」ではありませんが、美しい演奏です。小編成の緻密な演奏と聞いていましたが、SACDで聞くと、奥行や立体感が出てLiveの雰囲気が分かります。機器によっても音の聞こえ方が変わりますね。自家のOPPO 105では厚みが多くなり細密さが薄れる感じです。
第一部の始まりから澄んだ美しい、厚化粧の無い「メサイア」が聴こえます。第二部「ハレルヤコーラス」は純粋な祈りを聞かせます。私の好きな第三部のソプラノのアリアも素敵です。
ハイレゾ配信でアーノンクールを聞いてみたいと思います。
アーノンクール指揮 ウィーンフィル ブルックナー 交響曲第7番
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/6d/e7b9cf034c5c42c8170c72bf87724aed.jpg)
アーノンクール指揮 ウィーン・コンツェントス・ムジクス
ヘンデル 「メサイア」 SACDハイブリッド
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/d5/55f2afe97190873d40e6494e6b00056b.jpg)