オーディオとクラシック

昔からのクラシックファンが最近のオーディオに取り組んでみます。

ハイレゾ配信で聴く  Sonica DAC  と OPPO BDP105D

2017-12-31 08:35:33 | オーディオと音楽
ハイレゾ配信で聴く  Sonica DAC と OPPO BDP-105D

過日12月半ばに突然インターネットが繋がらなくなりました。各会社と電話で連絡し回復を試みましたが、繋がらず。機器の異常も考えられるとのことで、コンピューターの点検もやってもらいましたが回復せず。15年使っていたルーターも安全のためもあって更新しましたが、矢張り繋がらず。サーバー元から操作してもらって、ようやく繋がりました。
PCにfoobar2000を再びダウンロードしました。
Wi-Fiの環境は整いましたが、今度はiPadとSonica DACが認識不能になっていました。オーディオの専門家に来てもらい、有線で接続する方が安定しますよ、とのことで解決しました。
Wi-Fiの環境が無かった間は、以前使っていた OPPO BDP-105D を使ってハイレゾ音源を聞いていました。
Sonica DAC が使えるようになったので、早速聞いてみました。私のハイレゾ音源に唯一ある 松田聖子さんの「赤いスイートピー」。
音が出るとオーディオ屋さんが、こんなに綺麗な声の「赤いスイートピー」を聞いたのは始めてです、と褒めてくれました。「天上のオルガン」を聞きます。澄んだ音が響きわたります。一般のオーディオマニアなら満足するでしょうが、昔からのクラシックファンの私には、教会の雰囲気が無いのが不満です。
修理が終わって ブルックナー の交響曲第4番を聞きました。鮮明な音が全面いっばいに拡がります。金管の響きも強烈です。良く響きわたるのですが、会場の雰囲気、空気感は少し足りないかな と感じました。
OPPO のブルーレイプレイヤー 105D と音の鮮明さを比べると、Sonica DAC の方がかなり良いように思われました。当分 Sonica DAC を使うことになると思います。

修理が終わって気が付くと、大晦日になっていました。
皆様 良いお年をお迎えください。


ハイレゾ配信で聴く ラヴェル 「クープランの墓」  チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団

2017-12-02 10:47:26 | オーディオと音楽
 ハイレゾ配信で聴く  ラヴェル 「クープランの墓」  リオネル・ブランギエ指揮 
       チューリッヒ・トーンハレ 管弦楽団

 リオネル・ブランギエ は1986年 フランスのニース生まれ、若くして チューリッヒ・トーンハレ 管弦楽団 の首席指揮者・音楽監督に指名され、2014/15シーズンより着任しました。
 ラヴェルの管弦楽作品とピアノ協奏曲が録音されたので聴いてみました。
 録音年 2014年11月、2015年1,4, 9-11月〈ライヴ〉
 録音場所 チューリヒ、トーンハレ
   flac 96kHz/24bit

 始めに聞いたのは「クープランの墓」です。ピアノが原曲ですが、作曲者自身により4曲が管弦楽作品に編曲されました。
LP時代、ピエール・ブーレーズ指揮、ニューヨーク・フィルハーモニックの演奏で、この曲を良く聴きました。大好きな演奏でした。特に第3曲のメヌエットが好きでした。25年以上前に自費出版した「魂の印象派 木村忠太」の後半に音楽について書いた中にある一節を紹介すると、
「指揮者のブーレーズは現代作曲家として有名で、理知的に、むしろ冷たい位にきちんと演奏する。ラヴェルのこの曲も、細かい音の動きが微妙に表現されていて美しいとおもう。特に第三曲のメヌエットの出だしなど何とも言えず美しい。最新のデュトワ指揮のCDでは聴こえてこない、絶妙のニュアンスを聴くことが出来る。」
 今もLPを取り出して聴いてみましたが、加齢による衰えで、昔のような微妙な高音は聞こえませんが、それでも尚微妙なニュアンス、美しさを感じることが出来ます。

 リオネル・ブランギエ指揮 チューリッヒ・トーンハレ 管弦楽団 による、この曲は、音は鮮明、明快ですが、微妙なニュアンス、美しさという点では、ブーレーズ指揮のLPには及ばぬように聴きました。
私の思い込みもあるかもしれませんね。
 
 ボレロ や マ・メールロワ や スペイン狂詩曲 高雅で感傷的なワルツ などと、ツィガーヌ やピアノ協奏曲を含む管弦楽作品全曲 が聴けるこの録音は、現代風にすっきりと明快な感じで、音も良く楽しんで聞けています。
 その他の曲については後程に