オーディオとクラシック

昔からのクラシックファンが最近のオーディオに取り組んでみます。

ハイレゾ配信で聴く ラドゥ・ルプー (P)  シューマン・グリーク ピアノ協奏曲

2019-12-30 09:24:01 | オーディオと音楽
ハイレゾ配信で聴く  ラドゥ・ルプー (P) シューマン・グリーク ピアノ協奏曲

 ラドゥ・ルプーは1945年生、ルーマニアの名ピアニストです。
 録音も数多くしています。
 私は ヴァイオリンのゴールドベルクと弾いた モーツァルトのヴァイオリン・ソナタ が印象に残っています。ヴァイオリン伴奏付きのピアノ・ソナタとされる此の曲で、ゴールドベルクのヴァイオリンを引き立てながら落ち着いた綺麗なピアノ演奏を聴かせています。
最近 新しいSACDプレーヤーでCDを聞いてみましたが、ピアノもヴァイオリンも良く聞こえ、良い演奏・良い録音だと思いました。

 ルプーが28歳の時に録音した シューマンとグリークのピアノ協奏曲が、ハイレゾ配信で発売されているので聞いてみました。
指揮はアンドレ・プレヴィン、ロンドン交響楽団との共演です。
  DSF 2.8MHz/1bit  e-onkyo からダウンロード

 シューマンのピアノ協奏曲から聴きました。
端正なピアノ演奏です。誇張の無いスッキリした、しかし語るべき所は充分に語っている演奏で好感がもてます。オーケストラも良く鳴っています。流石プレヴィン、ピアニストを盛り立てています。

 DSD のためか 録音に奥行きを感じさせ、音場感が拡がり、最近の録音と間違えそうです。

 グリークのピアノ協奏曲も同じ感じ。良い演奏と録音と思いました。







新システムの利点 イタリアの古典 ビバルディ など

2019-12-21 09:34:24 | オーディオと音楽
 新システムの利点 イタリア古典の再生

 新システムのスピーカー ソナスファーベルはイタリアのメーカー製ですから、イタリアの古典、ビバルディの曲は合うのではないかと思い聞いてみました。
 ビバルディのフルート協奏曲をオーレル・ニコレのフルート、イ・ムジチ合奏団のCDで聞きました。これが良く似合いました。フルートの音が颯爽と綺麗です。
同じイ・ムジチ合奏団で、Vivaldi: L'estro Armonico も良かったです。颯爽として鮮やかです。臨場感も聞こえます。
 イタリア古典ではありませんが、ヘンデルのオルガン協奏曲、ピーター・ハ―フォードのオルガン、アムステルダム・コンセルトヘボウ室内管弦楽団のCDも良かった。以前のシステムでは、オルガンは中央にこじんまりと再生されましたが、新システムでは前面いっぱいに拡がりオルガンらしさが聞こえました。ホールの臨場感が出ます。
 私がCDも良いかなと聴き始めた頃の、初期のCDで、ヘンデルの合奏協奏曲 作品6、イングリッシュ・コンサート、トレバー・ピノック指揮 も爽やかに聞くことが出来ました。
 バッハの管弦楽組曲を聞くには、少し明るすぎる感じです。

 いずれにしても電源環境が良いことが必要のようで、拙宅では良い音だと聞こえる時と今日は良くないと思う時があります。



新システムの弱点 弦楽四重奏の再生

2019-12-17 09:06:56 | オーディオと音楽
新システムの弱点 弦楽四重奏の再生

 新しいシステムも馴染んできたので、弦楽四重奏曲を聴いてみました。アルバンベルク四重奏団のベートーヴェン後期四重奏曲です。(1989年ライヴ)

 音が軽いです。明るくなり過ぎました。イタリアのスピーカーの明るさが裏目に出ているようです。CDプレーヤーのSA12がその音の軽さを助長しているようです。
CDプレーヤーを以前から使用のゴールドムンドCD39にして聞いてみます。大分落ち着きました。鮮明度は減少しますが、中低音部が張り出してきます。後期のベートーヴェンらしく聞こえます、アルバンベルク四重奏団のライヴらしく鋭さも聞こえました。
 曲により得手不得手があるようです。曲に応じてプレーヤーを変えてみるのも面倒ですが、楽しみでもありますね。

 数日後、SA12で聴き直してみました。鮮明ですが明るく薄い音ですね。アルバンベルク四重奏団の気迫が聞こえてきません。
ハイレゾ音源の東京カルテットで作品135を聴きます。鮮明でしかも、しっかりとした中低音で落ち着いた音色で聴けました。この曲の深さを感じさせてくれます。良い演奏・良い録音だと聞きました。

 同じDAGを使って再生している筈ですが、この違いは何から来るのでしょうか。CDとハイレゾの違いでしょうか。録音が違うので評価は出来ませんが興味を惹きます。







オーディオシステムとスピーカーケーブル

2019-12-04 09:59:24 | オーディオと音楽
 オーディオシステムとスピーカーケーブル

 オーディオシステムを新しくして10日位、音も少し馴染んできました。

 これまでスピーカーケーブルは展示用のケーブルを借りていましたが、新品のケーブルを使うことにしました。ケーブルの重要性はブログでも雑誌でも強調されているので、定評のあるケーブルを選んでもらいました。
 新しいケーブルに変えて、音を聞いてみると、期待して聞くのですが、綺麗な音が出ませんでした。鮮明さはあるようなのですが、音が繫がりません。濁りも聞こえます。初期に多くある症状なので暫くエージングをしてみようと鳴らしました。50時間位聞きましたが綺麗にならず、元の普通のケーブルに戻してもらいました。
 エージングに十分な時間をかければ良くなる可能性も考えましたが、間もなく90歳になる高齢者では時間の余裕はありません。早く綺麗な音で聴きたいのです。
 普通のオーディオ用のケーブルで聞いてみます。弦楽合奏のフォルテでも濁らず綺麗に聞こえました。難聴気味の耳にも歪みなく聞こえて安心しました。スピーカーケーブルにも相性があるようです。高級品が良いとも言えないように感じました。但し今回使ったのは通常の高級品で超高級品ではありません、念のため申し添えます。
 マランツのSA12で聞くと、CD の再生が思ったより良く聞こえるので、CDを聴きます。
 ブルーノ・ワルター指揮コロンビア交響楽団でベートーヴェンの交響曲第4番。今まで綺麗な演奏で、この曲の演奏では一番好きでした。今回聞いていると細かい動きも良く聞こえ、演奏者が熱情込めてワルターの指揮に応じていると分かりました。
 比較的新しい録音で、ピリスのピアノでショパンのピアノ協奏曲第1番、 ピリスのピアノがゆっくりと端正に弾かれています。録音も良くピアノが綺麗に響きます、オーケストラはフォルテでも歪みなく、低音もかなり豊かに鳴ります。

 新しい現代のオーディオシステムも良いですね。

 もう暫く新しい感覚でクラシック音楽を楽しめそうです。