オーディオとクラシック

昔からのクラシックファンが最近のオーディオに取り組んでみます。

ハイレゾ配信で聴く  ネルソンス指揮 ボストン響  ショスタコーヴィチ 第5

2016-06-21 15:52:54 | オーディオと音楽
 ハイレゾ配信で聴く   ネルソンス指揮 ボストン交響楽団 
ショスタコーヴィチ  交響曲第5,8,9番 序曲「ハムレット」

 アンドリス・ネルソンス がボストン交響楽団を指揮した ショスタコーヴィチ の交響曲 第5,8,9番 が新録音で発売されました。
 CDでの発売のようですが、ハイレゾ配信でも、e-onkyo から発売されました。
 flac 96kHz/24bit です。
 CDでも録音が良いとのコメントがありましたが、ハイレゾ配信で聞きますと、とても鮮明で鮮やかです。音場も広く各楽器の位置が分かります。
録音はとても良いと思います。
 ダイナミックレンジが広いので普通の音量で聞くと、小さい音がより小さくて聞き難いかもしれません。その小さな音に合わせるとフォルテが凄まじい大音量になる可能性があります。その点ではCDの方が聞きやすいかもしれないと感じました。

 このアルバムの目玉は第5交響曲でしょう。
 バーンスタイン、ニューヨーク・フィルの実演を聴いたことのある私は、あの時の熱気と迫力を思い出しますが、最近はこの曲に秘められた悲壮感や悲哀を表に出す演奏が増えているかと思います。
 このネルソンス指揮の新録音でも、楽譜に忠実に堅実に確実に演奏されていると思います。派手ではありませんが曲の持つ迫力は発揮されています。私としては、第1、2楽章まで普通に聴きましたが、第3,4楽章には多少の違和感を持って聴きました。熱気が途切れる感じがするのです。冷静のままの熱気も続いて感じたいと思いました。
 今の若い人には受け入れられる好演でしょう。
 演奏後盛大な拍手が聞こえます。

 第9番は、東京交響楽団・上田仁指揮で日本初演を聴いたので、親しみを感じている曲ですが、この曲の演奏は良い、好きだ、と聴きました。端整で正確、且つ諧謔性も感じられる綺麗な演奏と聴きました。
 第8番はこれから聴きます。聴きつつあります。歪みの無い綺麗な音が聞こえています。迫力も十二分にあります。
 他に組曲「ハムレット」も入っています。良い音です。

 どの曲も素晴らしい音が聞こえると思います。



ハイレゾ配信で聴く  ペーター・レーゼル ビアノ協奏曲「戴冠式」

2016-06-11 10:17:10 | オーディオと音楽
 ハイレゾ配信で聴く   ペーター・レーゼル(P)  モーツァルト ピアノ協奏曲 第26番 
             「戴冠式」

モーツァルトのピアノ協奏曲 K.537「戴冠式」は自分の中で、充分気に入った録音に出会えていません。その中で最近録音のペーター・レーゼルのピアノに依るこの曲の評判が良いのを聞きました。ハイレゾ配信でも発売されているので聴いてみました。
発売の謳い文句は次の如くです。
「伝説のルカ教会におけるセッション・レコーディングを最高の音で!
ドレスデン国立歌劇場管弦楽団のピックアップメンバーとともに、音響の良さで伝説になっているドレスデン、ルカ教会における新録音。
2013年より3年をかけて録音を続けてきたモーツァルトのピアノ協奏曲新録音シリーズの最終回。ここにモーツァルトのピアノ協奏曲の伝説が完結。」

   flac 192kHz/24bit でfoobar2000使用、OPPO105DJP で聴いてみます。

良い演奏、良い録音 でした。
 美しく軽やかな序奏で始まります。ピアノの音色も美しい。鮮明な音で重苦しくなく、戴冠式の名の如く荘重な面を持ちながら、華麗に過ぎず、端正に演奏され、綺麗に曲が流れていきます。
この曲には重さや深みは似合わないと思うので、この演奏は的を得ていると思われました。
録音も素晴らしい。
会場の雰囲気も出て、オーケストラが前面一杯に広がります。鮮明な音の分離がありながら美しい音です。
 他に出ている曲も聴いて見ようかと思いました。
 もう一曲入っている ピアノ協奏曲 第17番 K.453 も美しい良い演奏、良い録音でした。

 値段は少し高価ですが、SACD盤と同じくらいです。