オーディオとクラシック

昔からのクラシックファンが最近のオーディオに取り組んでみます。

ブルーレイ・オーディオで聴く  内田光子(P) ラトル指揮   ベートーヴェン ピアノ協奏曲 第1番

2018-12-29 09:48:47 | オーディオと音楽
 ブルーレイ・オーディオで聴く  内田光子(P) ラトル指揮 ベルリンフィル  ベートーヴェン 
     ピアノ協奏曲 第1番

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 サー・サイモン・ラトル (指揮)
 内田光子 (ピアノ)

 録音 2010年2月 ベートーヴェンのピアノ協奏曲ツィクルス( ライヴ )

 CD3枚、ハイレゾ音声(48kHz/24bit)が収録されたブルーレイ1枚と、演奏会映像とインタビュー映像が収録されたブルーレイ1枚、さらにハイレゾ音声がダウンロードできるコードと、デジタル・コンサート・ホールの7日間無料視聴チケットが含まれています。そして日本限定初回特典として内田光子&ラトルの生写真が封入されています。

 内田光子さんは以前からのファンです。ラトル指揮ベルリンフィルとの共演でベートーヴェンのピアノ協奏曲全集が発売されたので早速聞いてみました。ブルーレイディスクでプレイヤーはOPPO105です。

 先ずは第1番から
 序奏から静かに穏やかに始まりました。ピアノも正確に確実ですが和やかな感じと聴きました。ベルリンフィルが綺麗に美しく柔らかな音を紡いでいるのにびっくりしました。ホールの音が関係しているのでしょうか。
以前にザンデルリンク指揮と弾いたCDでは、厳しさと正確さを感じましたが、大分表情が和らいでいると感じました。
第2楽章も美しく進みます。第3楽章では活発なリズムとなり、所謂ベートーヴェンらしい表情が出て終わります。いい演奏でした。

 CDでも聞いてみました。プレイヤーはゴールドムンドの39CDです。十分良い音と思います。ブルーレイでは音場感が広がる感じですが、CDでは中音部が良く聞こえる感じです。
 ダウンロードも試みましたが、上手く解凍出来ず、再挑戦の予定です。48kHzですから、どうでしょうか。DACの音次第かもしれません。

追記
 この全集には画像のブルーレイディスクが付いており、後日見てみました。
 その結果、和やかにと感じた演奏が、実に丁寧に心を込めて演奏されていることが見てとれ、厳しさを秘めていることが分かりました。
 内田光子とラトルの息もぴったり合い、とても良い演奏だと感じました。



ハイレゾ配信で聴く  アンデルシェフスキ 指揮とピアノ モーツアルトのピアノ協奏曲

2018-12-11 09:25:27 | オーディオと音楽
 ハイレゾ配信で聴く アンデルシェフスキ(P) モーツアルト ピアノ協奏曲 第25番K.503、第27番K.595

 ピョートル・アンデルシェフスキ(ピアノ & 指揮)
   ヨーロッパ室内管弦楽団
  録音 2017年7月  バーデンバーデン フェスティバルホール
  flac 96kHz/24bit  e-onkyo からダウンロード

 アンデルシェフスキの演奏は、バッハのイギリス組曲で聴いて好演と感じましたので、
モーツアルトのピアノ協奏曲を聴いてみました。第25番と第27番の2曲です。ピアノ演奏をしながら指揮もしています。
 最近モーツアルトのピアノ協奏曲ではピアノ演奏と共に指揮もすることが多いようです。
内田光子もポリーニも弾き振りですね。ピアニストの解釈が明瞭になるのでしょう。

 アンデルシェフスキはこの演奏について「ピアノはオーケストラと常に対話を交わし、影響し合っています。…第25番は堂々として、複雑で洗練されている。…第27番はモーツァルトの最後のピアノ協奏曲で長調なのですが私には、裏側に信じられない悲しみを感じます。…その深い音楽はいつも感動を覚えます。」と語っているそうです。
 その言葉には共感を覚えますが、演奏を聴くと、一音一音丁寧に確実に弾かれ、録音も良いのではっきりと聞こえます。只私には、一音一音がそこで一度止まり、つながっていかない、流れていかないように感じました。昔からの演奏に慣れた私の好みのため少しズレを感じてしまいました。
 27番はバックハウス(P)ベーム指揮ウィーンフィルの演奏が名演奏として定評がありますが、ブラームスの第2番と組んだCDは録音が低くあまり良くありません。リッピングして聞きましたら、かなり改善されました。しかし私の好きなのは、ギレリス(P)ベーム指揮ウィーンフィルのLPです。内田光子・クリーヴランド管の新録音CDも好きです。

 一般的に考えれば、アンデルシェフスキの此の演奏は、ピアノは確実に弾かれ、オーケストラも良く付いているし、録音も良く臨場感も良いので、ハイレゾ配信で聴くのには充分に良い録音かと思います。






ハイレゾ配信で聴く クリヴィヌ指揮  ドビュッシー 「海」

2018-12-01 07:33:45 | オーディオと音楽
 ハイレゾ配信で聴く  クリヴィヌ指揮  ドビュッシー 「海」「イマージュ」

 クリヴィヌ指揮 フランス国立管弦楽曲 演奏のドビュッシーの管弦楽曲を聴きました。
  1) 『海』(1909年版)
  2) 管弦楽のための『映像』
  3) 『海』の「風と海の対話」より(初版トランペットのファンファーレ付部分)
 2017年9月からフランス国立管弦楽団の音楽監督に就任したクリヴィヌ。《海》は3度目の録音。最終トラックに、《海》初演時に演奏されたトランペットのファンファーレ入りの版による演奏が抜粋で収録されています。

 録音】2017年3月7-9日、5月27-30日、オーディトリウム・ラジオ・フランス

  flac 96kHz/24bit  e-onkyo から

「海」の演奏を聴くと、先ず新鮮な感じを受けました。
鮮明で的確な表現、鮮やかな管の響き。その奥に潜む官能的な情緒。
明るい「海」の感じです。
オーケストラも上手いです。特に管が良く鳴っています。フランスのオーケストラは管が上手いと言われますが、その通りだと思いました。
 録音もいいですね。鮮やかに鳴ります。空間一杯に拡がり、管楽器の位置もおおよそ分かります。此の感じは ハイレゾならでは でしょうか。
「管弦楽のための映像」も鮮やかに演奏されています。