オーディオとクラシック

昔からのクラシックファンが最近のオーディオに取り組んでみます。

旧CDプレーヤーで聴く  クラシック音楽CD

2021-11-26 14:47:41 | オーディオと音楽
旧CDプレーヤー で聴く  クラシック音楽CD

 最近になって音の聴き難さが強まりました。
91歳になって暫くして聞こえる音に歪みを感じるようになりました。
難聴や高音の聴力の低下はありましたが、音楽を聴くのに支障は感じませんでした。
しかし音に歪みを感じると、音の美しさが聞こえなくなります。
音楽の楽しさが減ってしまうのです。
 ヴァイオリンの音は聞こえ難くなっていましたが、加えて今まで綺麗に聞こえていた、オーケストラの合奏が綺麗に聞こえません。
 ピアノの音は何とか聞こえます。その為 ピアノの曲を聴くことが多くなりました。
ハイレゾやSACDでクラシック音楽を聴く機会も減りました。
 これも高齢のための障害でしょうから止むを得ません。若い内に充分楽しんでおくことが大事と思います。
 少しでも聞き易くなる方法は無いものか と考え、CDプレーヤーを以前使っていた器機に戻してみました。
マランツSA-12から ゴールドムンド MIMEASIS 39CD に戻します。アンプとスピーカーはそのまま、マランツPM-12 と ソナスファーベル オリンピカ・ノバⅠです。
 モーツアルトのピアノ協奏曲で第26番 K.537「戴冠式」を 内田光子のピアノ、ジェフリー・テイト指揮、イギリス室内管弦楽団 のCD で聴きました。
懐かしい音が聞こえてきました。鮮明さは劣りますが、柔らかく馴染みやすく聞き易いと感じました。歪みを感じることが少なく、綺麗な曲だったのだと聴くことが出来ました。
もう一曲の第27番K.595は、ギレリスの弾いたLPが頭に残ります。
次いでピリスのピアノでショパンのピアノ協奏曲第1番を聴きました。このCDも派手ではありませんが、しみじみと落ち着いて聴くことが出来ました。
 新しい録音で、内田光子の弾き語りで クリーヴランド管弦楽団との第24番K.491を聞いてみますと、鮮明ですが少し歪みを感じました。古い録音の方が耳に優しく思えました。
暫く この組み合わせで聞いてみたいと思っています。


演奏会・ハイレゾ・CD で聴く  ウィーンフィルハーモニー管弦楽団

2021-11-09 08:27:44 | オーディオと音楽
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 を聴く

 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 名古屋公演 の演奏会を聴くことが出来ました。コロナ感染が少し落ち着いたので10日ほど前に予約状況を見ると、まだ空席があったのでチケットを取ることが出来ました。
当日の会場は満席でした。
 指揮は リッカルド・ムーティ 、曲目は モーツアルトの交響曲第38番「ハフナー」、シューベルトの交響曲8番「グレイト」でした。
私の聴力は最近調子が悪く、音響の良さを充分に聴くことが出来ないのが残念でしたが、演奏は熱演でした。私の此の曲に持っているイメージとは異なりましたが、指揮者や楽団員の熱烈な演奏に感銘を受けました。
アンコールのヨハンシュトラウス「皇帝円舞曲」をこんなにテンポ早く勇壮に演奏するのを聴いたことはありません。
 帰宅後、翌日、モーツアルトの交響曲第38番「ハフナー」をCDで聴いてみました。
指揮者も演奏も同じ、ムーティ とウィーンフィル です。落ち着いた演奏です。
昨夜の実演は少しテンポが早かったように感じました。実演の良さは充分にあります。特に曲が進むにつれて私の心のリズムが合ってくるのを感じました。特に第4楽章は良かったと思いました。
 シューベルトの交響曲第8番はワルター指揮コロンビア交響楽団のLPを懐かしく思いだします。ゆっくりと優雅でしかも壮麗な演奏だと記憶します。
 しかし今振り返ってみると、ウィーンフィルが、そしてムーティさんが、こんなに凄い緊張感をもって演奏することがあるのだろうか と思うと、貴重な体験が出来たのだと思います。
 ハイレゾ配信で、ブルックナー交響曲第4番を聴きました。指揮はティーレマン、ザルツブルク音楽祭・祝祭大劇場での演奏、ライヴ録音です。第1・第2ヴァイオリンを左右に配する対向配置を採っています。
 【録音】2020年8月21日&22日
 flac 96kHz/24bit

 ゆっくりしたテンポで、豊かに、しかも確実に演奏が進みます。壮大という感じもありますが、厳しさというよりは、優しさを歌う感じは、ブルックナーの別の面を表現したと言えるでしょうか。
録音も良いですが、祝祭大劇場の音の響きは、ウィーン・ムジークフェラインの黄金のホールの音と比べると、響きが少し少ないかな と感じました。