オーディオとクラシック

昔からのクラシックファンが最近のオーディオに取り組んでみます。

ハイレゾ配信で聴く 再聴  ヘンデル  ベルリン古楽アカデミー

2021-01-29 09:30:19 | オーディオと音楽
 ハイレゾ配信で聴く  ヘンデル 再聴 ベルリン古楽アカデミー

 スピーカーシステムを新しくしてから、ヘンデルの合奏協奏曲を聴き直してみました。
ベルリン古楽アカデミー演奏のハイレゾを。
 弦楽合奏の音を聞いた時、艶やかで倍音に飛んだ美しい音が聞こえて驚きました。
古楽器がこんなに豊かで美しい響きを出すとは思っていませんでした。
 始めて聞いた時の印象は、2020年10月2日の記事に記したとおり、私にとって芳しい印象ではありませんでした。   しかし今回スピーカーを変えてから、再び聞いてみると、全く変わりました。
美しく鮮やかな響きです。鮮明で颯爽と歌っています。いい曲だな、いい演奏だな、と聞き惚れました。第5番第5楽章など、活発で美しく鮮やか と印象に残りました。
 録音も良く鮮明で音場感も充分に聞こえます。

ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759):合奏協奏曲(コンチェルト・グロッソ)Op.6より第1番~第6番
 ベルリン古楽アカデミー、ベルンハルト・フォルク(ヴァイオリン/コンサートマスター)
 録音:2018年9月、2019年2月/ニコデマス教会(ベルリン)
  flac 96kHz/24bit

 オルガン協奏曲も再聴しました。こちらも豊麗な音でした。
奥にオルガンの響きが鮮やかに美しく、定位良く拡がります。合奏も鮮明で鮮やかです。
 録音は鮮明です。オルガンもオーケストラも一体となって、歪みなく聞こえます。
音場感もあり、前面一ぱいに音が鳴り渡ります。

ロタール・ザイファルト 指揮
J.E.ケラー オルガン
シュターツカペレ・ワイマール
 録音:1975年、1976年
 ライプツィヒ・ゲルハルト教会

  flac 192kHz/24bit  e-onkyo から

 スピーカーの違いで、これ程印象が変わるものでしょうか。
聴き慣れてきた為でしょうか。








新スピーカーシステムで聴く  モーツアルトのピアノ協奏曲 Ⅲ

2021-01-24 09:40:21 | オーディオと音楽
新スピーカー・システムで聴く  モーツアルトのピアノ協奏曲 Ⅲ

 最近 再聴している モーツアルトのピアノ協奏曲 次は、
マウリツィオ・ポリーニ です。
 始めにCDで、ポリーニ演奏の弾き語りです。
オーケストラは ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団。
録音 2005年5月、2007年6月。 ライヴ。 ウィーン。
第17番K.453と第21番K.467、第12番K.414と第24番K.491 の2枚をCDで聴きました。
 ウィーン・フィルの穏やかながら颯爽とした序奏に続き、確かな響きをもってポリーニのピアノが入ってきます。整然としながら美しい演奏が続きます。
録音も良く、鮮明で、流麗なウィーン・フィルの豊かな響きを聴くことが出来ました。

 ハイレゾでは若い頃の録音で、ベーム指揮、ウィーン・フィル との協演で、第23K.488、第19番K.459を聴くことが出来ます。美しい演奏です。
若いポリーニのピアノはベーム指揮の演奏にピッタリと就けています。                                     
少し緊張感も感じられますが、綺麗に流れています。
 録音もハイレゾ flac 96kHz/24bit に変換されていて、現代の録音に匹敵します。

新しく使い始めたスピーカー ソナス・ファーベル オリンピカ・ノバⅠ の音は馴染につれ、美しく鳴るようになってきました。
 モーツアルトのピアノ協奏曲を聴くのには、私にとって最適の音になりつつあります。








新スピーカーシステムで聴く モーツアルトのピアノ協奏曲 Ⅱ

2021-01-19 09:42:54 | オーディオと音楽
新スピーカー・システム で聴く  ハイレゾ・CD モーツアルトのピアノ協奏曲 Ⅱ

 次に聴くのは ブレンデル(P) 演奏のモーツアルトのピアノ協奏曲です。
以前から ネヴィル・マリナー指揮、アカデミー室内管弦楽団 との共演のCDを全集で求め、よく聴いていました。今聴いても良い演奏が揃い、録音も先ず先ず良く、良い全曲集だと思います。
 CDになる以前にLPで発売されていました。第23番K.488 のLPがあり、気に入って残していたのを思い出し聴いてみました。
プレーヤーは ビクターQL-V1、カートリッジは ベンツマイクロのリファレンス、フォノアンプは シェルター216 で昔のままです。
 レコードを載せ、針を下ろして音が出ると、とても微細な緻密な美しい音に驚きました。弦も管も非常に繊細な美音を聴かせます、ピアノの音はやや弱いかな、全体とすると細やかな美しい音に溢れています。針音は殆ど気になりません。
手間がかかるのが難点でしょうか。
 同曲をCDでも聴きました。CDの音は安定している感じがします。
スピーカーをオリンピカ・ノバⅠ に変えてから、どのCDも、このスピーカーの美音によって似たような音が聞こえるような感じがしてきました。美しく楽しく聞こえるのは良いのですが、もう少しモニター的な要素が加われば申し分ないなどと思っています。それはエージングが進むと解決されるかもしれないとも思います。

 ブレンデルの演奏 ハイレゾでは第9番K.271 を聴くことが出来ます。
チャールス・マッケラス指揮、スコティッシュ室内管弦楽団の演奏です。
正確で確かな演奏です。CDに比べると ブレンデルはより自由に弾いているように感じられます。録音もより鮮明で立体感も感じられます。


新スピーカー・システムで聴く  モーツアルトのピアノ協奏曲

2021-01-16 09:26:10 | オーディオと音楽
 新スピーカー・システム で聴く  ハイレゾ・CD モーツアルトのピアノ協奏曲 Ⅰ

 スピーカーをソナス・ファーベル オリンピカ・ノバⅠ に変えてから、再びモーツアルトのピアノ協奏曲を聴き直しています。
プリメイン・アンプはPM-12、SACDプレーヤーはSA-12 です。
 スピーカーを変えてから、CDの音が一段と良くなって聞こえるようになりました。

 始めに、内田光子さんのピアノ、クリーヴランド管弦楽団の録音。指揮も内田さんで弾き語りです。
 第20番K466から聴きました。気持ちのこもった充実した演奏です。カデンツァを長めに弾いているのは内田さんの気持ちの入れ具合の大きさでしょうか。
グラミー賞受賞の第24番K491も聴きました。少しゆっくり目で丁寧に弾かれ、美しいピアノの音色、タッチが良く聞こえます。
第23番K488 も綺麗な演奏です。
録音も良く、鮮明で綺麗な音が聞かれます。
 私はサントリーホールの開館記念演奏会を聴いてからのファンなので、贔屓目に聴く傾向はあります。ご了承ください。
 ハイレゾ配信で第18.19番を聴きます。有名な曲ではありませんが、綺麗で素敵な曲です。演奏も録音も素敵です。
CDよりもより鮮明で、臨場感、音場感が拡がり、しかも柔らかさを感じました。
96K/24bit k の利点でしょうか。
 CDの音にかなり満足して聴いていましたが、聴き比べるとハイレゾ配信の方が一段音の拡がり、柔らかさがあるのかな、と感じました。
しかしCDも音楽を楽しむには充分な音が聞こえていると思います。
 内田光子さん演奏のCDには、以前に録音したシリーズがあります。
テイト指揮、イギリス室内管弦楽団との共演です。このシリーズからもK.466を聴きました。新しい演奏と比べると、若い頃の内田さんの演奏は素直で自然な感じがします。
1991年に書いた拙著の中で、「心に残る1枚のレコード」の1枚に選んでいます。
「私が今までこの曲に持っていた悲壮感や劇的な性格はあまり感じられず、その代わり、ゆったりとした美しさと陰影に富んだ表情が感じられる」と書いています。録音も綺麗です。新しい録音に比べると鮮明度がやや落ちますが、今でも十分鑑賞に堪えられると思いました。 





ハイレゾ配信で聴く  若い頃のベートーヴェンの曲

2021-01-07 09:00:41 | オーディオと音楽
 ハイレゾ配信で聴く 初期のベートーヴェン

 正月には、若い頃はベートーヴェンの交響曲第5番「運命」を良く聴いていました。
最近では、モーツアルトのピアノ協奏曲を聴くことが多くなっていました。
 今年はベートーヴェンですが、若い頃の作品を、ハイレゾ配信でダウンロードして聴きました。
  flac 96kHz/24bit   e-onkyo から

 ベートーヴェン 「フルートのための作品集 第1集」

パトリック・ガロワ(フルート), 瀬尾和紀(フルート), 児玉光生(バスーン)

 ベートーヴェン 3つの二重奏曲
もともとはクラリネットとファゴットのために書かれていますが、様々な楽器に置き換えられることも多く、このアルバムではフルートとファゴットが実にのどかな世界を描き出しています。
 セレナード ニ長調 Op. 25 –
フルートとヴァイオリン、ヴィオラという珍しい編成による7楽章からなる作品

「日本を代表するフルーティスト瀬尾は演奏だけでなく、編曲も行い、作品の魅力を丁寧に伝えています。」とコメントされています。
 
 最初の作品は出始め、モーツァルトの曲だと思うように始まりますが、第二楽章になるとベートーヴェンらしさが加わります。そしてモーツァルトらしさが薄れ、ベートーヴェンの曲だと思うようになってきます。明るく綺麗な調べ、フルートとファゴットが絡みあい、楽しく聴くことが出来ます。
 セレナード作品25 は若い頃のベートーヴェンの曲そのもの、ピアノソナタをも思い出させる綺麗な曲で、演奏も溌剌と鮮やかです。
 両曲とも録音 良好。
鮮明でフルートもファゴットも美しく鮮やかです。セレナードの弦楽も綺麗です。
 楽しく聴くことが出来ました。